読み終えたあと、嫌な気持ちになりました。
この作者の「しずかな日々」「十四才の水平線」は、繊細で優しい心がよく描かれていて、楽しみにして読んだのですが、この本は残念でした。
登場人物の誰にも共感できませんでした。
みんな自分勝手で、本命がいるのにそれ以外の何人とも、すぐ関係を持ってしまうような人達です。
相手が好きだというのも本能のままで、自分のことしか考えていない。
友人の不幸に涙するぐらいなら(この友人というのも、なんか浅い)、自分が傷つけた恋人のことに心を痛めてほしい。
こんなに普通じゃない人達ばかりが出てくるので、いらいらした。
最初の方は面白かったけど、同じことの繰り返しで、この半分の長さでいい小説だ。
登場人物は最後まで自分勝手で、自分の心ばかりを大切にして終わってしまいました。
肉体は大人だけど、精神年齢は中高生並な人達だと思いました。
それでも好きな作者なので、他の作品も読んでみようと思います。

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恋愛小説 単行本 – 2010/11/16
椰月 美智子
(著)
デビュー以来の鮮烈な衝撃作
好意、愛情、執着、嫉妬、秘密……、人を好きになる気持ちのすべて。あるひとりの女の、恋愛大河叙事小説。
美緒とサスケは愛し合っている。憎いほどに。殺したいほどに。
好意、愛情、執着、嫉妬、秘密……、人を好きになる気持ちのすべて。あるひとりの女の、恋愛大河叙事小説。
美緒とサスケは愛し合っている。憎いほどに。殺したいほどに。
- 本の長さ482ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/11/16
- ISBN-104062165791
- ISBN-13978-4062165792
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/11/16)
- 発売日 : 2010/11/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 482ページ
- ISBN-10 : 4062165791
- ISBN-13 : 978-4062165792
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,697,089位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語に引き込まれます。
純愛とは程遠いですが、リアルさがありありと伝わってきて一気読み出来る作品です。
今まで読んできた恋愛系小説のなかでベストです。
純愛とは程遠いですが、リアルさがありありと伝わってきて一気読み出来る作品です。
今まで読んできた恋愛系小説のなかでベストです。
2014年12月4日に日本でレビュー済み
数多の読書家は、読み進めていくうちにこう思うだろう。
「ああ、これがこうなってああなって、最終的にこうなるんでしょ」
確かに、大きなどんでん返しやスペクタクルな展開はこの本にはない。
最初の二ページが結末の全てである。
しかし重要なのは結末ではなく、魅力ある登場人物達の、その時の環境、感情、経緯であり、最後まで読み進めた人はその濃厚さに溺れた人達だと思う。私は、ちまたを駆け回っている‘浮気’や‘不倫’をなんとなく肯定しちゃえる程の怖さを感じた。二十代前半の、未熟な恋の全てが詰まっている。
ラストの「この恋にタイトルをつけるとしたら?」の回答は誰もがうねりを上げる事だろう。登場人物達と揺れ動きながら、あえてそれを口にしてくれる事で、この本のタイトルを実感し、濃厚さを感じる事ができるのだ。
それはもはや、カタルシスと言っても相違ない。
「ああ、これがこうなってああなって、最終的にこうなるんでしょ」
確かに、大きなどんでん返しやスペクタクルな展開はこの本にはない。
最初の二ページが結末の全てである。
しかし重要なのは結末ではなく、魅力ある登場人物達の、その時の環境、感情、経緯であり、最後まで読み進めた人はその濃厚さに溺れた人達だと思う。私は、ちまたを駆け回っている‘浮気’や‘不倫’をなんとなく肯定しちゃえる程の怖さを感じた。二十代前半の、未熟な恋の全てが詰まっている。
ラストの「この恋にタイトルをつけるとしたら?」の回答は誰もがうねりを上げる事だろう。登場人物達と揺れ動きながら、あえてそれを口にしてくれる事で、この本のタイトルを実感し、濃厚さを感じる事ができるのだ。
それはもはや、カタルシスと言っても相違ない。
2013年9月1日に日本でレビュー済み
誰もレビューなかったので書きます。
とても面白かったですよ。ラストがしっくりこない方もいるのかもしれませんが、現実の、本当の恋愛が生のままむき出しで書かれたような小説です。僕はこのラストすごく好きです。
タイトルずばり恋愛小説ですが、ぴったりの内容だと思いますよ。
とても面白かったですよ。ラストがしっくりこない方もいるのかもしれませんが、現実の、本当の恋愛が生のままむき出しで書かれたような小説です。僕はこのラストすごく好きです。
タイトルずばり恋愛小説ですが、ぴったりの内容だと思いますよ。
2015年2月24日に日本でレビュー済み
とても面白かった。人間の欲望が赤裸々に書かれている他にはない1冊。浮気したことがある人は読んでみるべし笑