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ツチヤ学部長の弁明 (講談社文庫) 文庫 – 2006/10/14
土屋 賢二
(著)
笑う(われる)哲学者・土屋教授、大ピンチ何の因果か学部長に任命され未曾有のピンチに立たされた哲学科土屋教授。そのお仕事としての講演会記録をはじめ、女性と教育を考えた笑いに溢れるコラムを収録。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/10/14
- ISBN-104062755343
- ISBN-13978-4062755344
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商品の説明
著者について
1944年岡山県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。お茶の水女子大学教授。元文教育学部長。数多くの面白エッセイと哲学論文集、哲学講義録を出版している。面白エッセイには『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)『哲学者かく笑えり』(講談社文庫)といった哲学パロディタイトルの他に『簡単に断れない。』『貧相ですが、何か?』(文藝春秋)という自己認識型、逆切れ型タイトルのものもある。面白さは、どちらも同じである。哲学論文集は『猫とロボットとモーツァルト』(勁草書房)で哲学講義録は『ツチヤ教授の哲学講義』(岩波書店)。著名人との交流を通じて知名度を上げる努力も怠らず、さくらももこ氏との対談集『ツチケンモモコラーゲン』(集英社文庫)、森博嗣氏との対談集『人間は考えるFになる』(講談社)のほか、石原壮一郎氏とは『哲学を疑え!笑う哲学往復書簡』(飛鳥新社)という書簡集を刊行した。ジャズを愛し、ピアノと戯れるが戯れの域を出ず、講義にはジーンズで出ている。口癖は「うー、あー」であり、その素顔は、ブラッド・ピットも真っ青になるほどである。最近ではオーランド・ブルームも顔色をなくすだろうといわれている。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/10/14)
- 発売日 : 2006/10/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 304ページ
- ISBN-10 : 4062755343
- ISBN-13 : 978-4062755344
- Amazon 売れ筋ランキング: - 685,630位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,565位講談社文庫
- - 10,750位近現代日本のエッセー・随筆
- - 59,871位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学者らしく哲学的に女性をよくよく理解して居られるようで成る程ふむふむとうなずく事が随所に。おまけに虐げられている事を訴えながらもケロッと自己アピールするうまさに思わず大笑いしてしまいます。女性をけなしているようで実は持ち上げ、持ち上げているようで自分を褒めている…でも最後まで爆笑物の一冊です。
2003年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ご存知、ツチヤ教授のひねくれエッセイ(ご存知でない方は、既に同様のエッセイ集が文庫で出ているので、まずはそちらをどうぞ)。最近、新刊が出ないので、ようやく出版社も教養と良識を取り戻したかと思っていたのですが、単に著者が学部長になって(!)多忙の日々を送っていただけだそうです。
今回は冒頭に著者写真付き講演録と学部長挨拶(お茶の水大のホームページや学報から転載したもの)などが収められており、著者のちょっと真面目な一面ものぞくことができる異色な一冊になっています。特に「学部長からのメッセージ」は新入学生に向けた真摯なメッセージであり、一読の価値があります(二読の必要はないでしょう)。いつも通りナベ敷きとしても使えます。
今回は冒頭に著者写真付き講演録と学部長挨拶(お茶の水大のホームページや学報から転載したもの)などが収められており、著者のちょっと真面目な一面ものぞくことができる異色な一冊になっています。特に「学部長からのメッセージ」は新入学生に向けた真摯なメッセージであり、一読の価値があります(二読の必要はないでしょう)。いつも通りナベ敷きとしても使えます。
2004年9月14日に日本でレビュー済み
著者の作品では、『われ笑うゆえにわれあり』の方が面白かった。
そちらに星4つをつけている都合上、星3つにせざるを得なかった。
細かく言えば、前者は4.3くらいで、本書は3.5くらいであった。
四捨五入すれば、どちらも4なのであるが、10段階評価にすると、前者は9となり、後者は7となる。この違いに同じ評価を下すことはできないと考えた。ゆえにこのレビューを御覧になった方は、この星3つは3.5なんだと思って頂きたい。
評価が下がってしまった原因の一端は冒頭が面白すぎること。「これは!」と期待が膨らんだ割りには、あとは理屈っぽさが上回る話が多かった。
私が気に入ったのは、「お茶の水女子大学はどんな人間を生み出してきたか」(冒頭)「学部長に就任して」「神経の太い男」「身勝手な美の追求」「ことわざの正しい読み方」「悩みを解消する方法」などである。
学内では恫喝され(ているらしい)、家庭では強育(変換ミスではないー強制の「強」)されている(らしい)土屋先生に、明るい明日は来るのであろうか?
合掌・・・。(別に先生がお亡くなりになった訳ではない。)
そちらに星4つをつけている都合上、星3つにせざるを得なかった。
細かく言えば、前者は4.3くらいで、本書は3.5くらいであった。
四捨五入すれば、どちらも4なのであるが、10段階評価にすると、前者は9となり、後者は7となる。この違いに同じ評価を下すことはできないと考えた。ゆえにこのレビューを御覧になった方は、この星3つは3.5なんだと思って頂きたい。
評価が下がってしまった原因の一端は冒頭が面白すぎること。「これは!」と期待が膨らんだ割りには、あとは理屈っぽさが上回る話が多かった。
私が気に入ったのは、「お茶の水女子大学はどんな人間を生み出してきたか」(冒頭)「学部長に就任して」「神経の太い男」「身勝手な美の追求」「ことわざの正しい読み方」「悩みを解消する方法」などである。
学内では恫喝され(ているらしい)、家庭では強育(変換ミスではないー強制の「強」)されている(らしい)土屋先生に、明るい明日は来るのであろうか?
合掌・・・。(別に先生がお亡くなりになった訳ではない。)
2003年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学教授である著者が、な、なんと学部長に…それだけでも
驚きだが、何よりも大学の学報にあんな内容が掲載されたとは。
世の中を斜め読みしたい人にお勧めです。
そうそうと納得して読んでいる自分がひねくれ者のような気
がするお得な?一冊です。
驚きだが、何よりも大学の学報にあんな内容が掲載されたとは。
世の中を斜め読みしたい人にお勧めです。
そうそうと納得して読んでいる自分がひねくれ者のような気
がするお得な?一冊です。
2007年6月18日に日本でレビュー済み
電車の中で読むと、彼のほかの著作と同様、人の目のはばからずニヤリ。
個人的には子どものころ、「将来は鞍馬天狗になりたかったが、
具体的な仕事内容がわからないため、なりようがない」
というくだりがお気に入り。
彼のいつもの文章だけを読んでいると、あまりのおふざけぶりに
「もしかしてこの人はほんとにクレイジーなのでは」と思ってしまうかもしれないが、
冒頭の新入生への学部長のコメントを読むと、彼らしい文章の起伏を大切にしつつも、
ターゲットを意識してそれなりに重みを持たせているのがうかがえる。
実にcleverな書き手である。
・・・ちなみに、私は数年前、彼のHPの掲示板に書き込みをして、ご本人から
レスをいただいて感激した思い出ありww
個人的には子どものころ、「将来は鞍馬天狗になりたかったが、
具体的な仕事内容がわからないため、なりようがない」
というくだりがお気に入り。
彼のいつもの文章だけを読んでいると、あまりのおふざけぶりに
「もしかしてこの人はほんとにクレイジーなのでは」と思ってしまうかもしれないが、
冒頭の新入生への学部長のコメントを読むと、彼らしい文章の起伏を大切にしつつも、
ターゲットを意識してそれなりに重みを持たせているのがうかがえる。
実にcleverな書き手である。
・・・ちなみに、私は数年前、彼のHPの掲示板に書き込みをして、ご本人から
レスをいただいて感激した思い出ありww
2008年9月27日に日本でレビュー済み
ツチヤ学部長の文章の巧みさとユーモアのセンスに驚嘆しながら通読しました。鮮やかな切り口とシニカルでありながら温かい視点を持った観察力に裏付けられた話題の展開に、読者としてどのエッセイに対しても拍手を送りたいと思います。面白かったですし、大学教授の世間のイメージとのギャップにビックリすることも多いと思っています。
筆者の土屋賢二氏はお茶の水女子大学教授で、元文教育学部長ですが、その学部長としてのメッセージもユーモア溢れるもので、学内でも評判にならないわけはないほど際どい表現がなされており、大丈夫かなと思うほどでした。それが許されるのは、日頃のツチヤ教授の実態にあるようですが、それはあえて書かれていないのもまた、ツチヤ先生の人柄でしょう。
お茶の水女子大学での教え子である漫画家の柴門ふみについても「身勝手な美の追求」で登場しています。実際、ツチヤ先生とその高名な教え子との間でそのような会話がなされたかどうかは確認しようがありませんが、とても良い雰囲気を持った師弟の会話だと思いました。勿論、ユーモアとツッコミは満載で、ある種の社会批評につながるからこそツチヤ先生のファンが多いのだと感じました。
ご自身もジャズ・ピアノを演奏し、音楽評も掲載されていますが、それらはビックリするくらい面白く、多芸ぶりが確認できました。「全員、謙虚になれ」「疑問と懺悔」での文も興味深く読みました。
哲学者としてのツチヤ先生は、「哲学をオチョクる方法」で詳しく展開されています。小学校の後輩にあたる、いしいひさいち氏の漫画も絶妙ともいえる感じで効果的に挿入されており、変化に富んだ編集がなされています。
筆者の土屋賢二氏はお茶の水女子大学教授で、元文教育学部長ですが、その学部長としてのメッセージもユーモア溢れるもので、学内でも評判にならないわけはないほど際どい表現がなされており、大丈夫かなと思うほどでした。それが許されるのは、日頃のツチヤ教授の実態にあるようですが、それはあえて書かれていないのもまた、ツチヤ先生の人柄でしょう。
お茶の水女子大学での教え子である漫画家の柴門ふみについても「身勝手な美の追求」で登場しています。実際、ツチヤ先生とその高名な教え子との間でそのような会話がなされたかどうかは確認しようがありませんが、とても良い雰囲気を持った師弟の会話だと思いました。勿論、ユーモアとツッコミは満載で、ある種の社会批評につながるからこそツチヤ先生のファンが多いのだと感じました。
ご自身もジャズ・ピアノを演奏し、音楽評も掲載されていますが、それらはビックリするくらい面白く、多芸ぶりが確認できました。「全員、謙虚になれ」「疑問と懺悔」での文も興味深く読みました。
哲学者としてのツチヤ先生は、「哲学をオチョクる方法」で詳しく展開されています。小学校の後輩にあたる、いしいひさいち氏の漫画も絶妙ともいえる感じで効果的に挿入されており、変化に富んだ編集がなされています。
2007年1月13日に日本でレビュー済み
いつもどおり、論理矛盾と論理破綻が楽しめる本です。
他の本で学部長になられたことは読んでいました。しかし大学の広報のような本にも、同じような調子の文章を掲載されているのには驚きました。しかもそれを学長が認めていることがわかって二度びっくり。
いしいひさいち氏の漫画も皮肉が利いてて面白く、電車の中で吹き出してしまったものもありました。
めでたく学部長の任期を終えられ、お疲れさまでした。
他の本で学部長になられたことは読んでいました。しかし大学の広報のような本にも、同じような調子の文章を掲載されているのには驚きました。しかもそれを学長が認めていることがわかって二度びっくり。
いしいひさいち氏の漫画も皮肉が利いてて面白く、電車の中で吹き出してしまったものもありました。
めでたく学部長の任期を終えられ、お疲れさまでした。
2007年12月29日に日本でレビュー済み
こんな学部長がいる学部なら、是非とも入学したいところです。
女子大なのが、男である私にとって非常に残念です。
女子大なのが、男である私にとって非常に残念です。