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ゴーマニズム宣言EXTRA パトリなきナショナリズム 単行本(ソフトカバー) – 2007/6/14

4.0 5つ星のうち4.0 22個の評価

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小林よしのり苦悩す――日本のナショナリズムに火をつけ戦後の言論空間に地殻変動を巻き起こした『戦争論』から9年。日本に出現したのは「危険なナショナリズム」だった。ネット右翼、ネオリベ一派の「偏狭なナショナリスト」は小林よしのりが『戦争論』によって昂揚させた「愛国心」から生まれたのか? 日本に真のナショナリズムは育ちつつあるのか? 今回はパラオ現地取材による「日本統治論」、自らの故郷・福岡から「美しい国」を描く「パトリ(故郷)とナショナリズム」、挑戦的意欲作の「国家と結婚」、など新しいテーマが満載。さらに語り下ろしと漫画による“沖縄戦スペシャル”、ギャグ漫画「ザ・樹海」なども特別収録する。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2007/6/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/6/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 274ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4093890579
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4093890571
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 22個の評価

著者について

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小林 よしのり
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大学在学中の昭和50年に『ああ 勉強一直線』を投稿。

翌年、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にてデビュー作『東大一直線』を連載開始、大ヒットとなる。

デビュー当時は福岡で執筆活動を行なっていたが、『東大一直線』の続編『東大快進撃』の連載終了後しばらくして上京。以降は東京都在住。

昭和61年、「月刊コロコロコミック」(小学館)にて連載された『おぼっちゃまくん』が大ヒット。昭和64年にはアニメ化もされ、第34回小学館漫画賞を受賞した。主人公が喋る「茶魔語」が子供たちの間で流行語となり社会現象となる。今でも根強い人気がありグッズ等の販売がされている。

平成4年、「SPA!」(扶桑社)にて、社会問題に斬り込む『ゴーマニズム宣言』を連載開始。すぐさま日本の思想状況を一変する大ヒットとなる。特に、同シリーズのスペシャル本として発表された『戦争論』『戦争論2』『戦争論3』(すべて幻冬舎)は言論界に衝撃を与え、大ベストセラーとなった。現在も「SAPIO」(小学館)にて『ゴーマニズム宣言』を鋭意連載中。

また新たな試みとして、ニコニコ動画「小林よしのりチャンネル」にて、Webマガジン『小林よしのりライジング』を毎週火曜日に配信中。同チャンネルでは、生放送や動画配信も行なっている。

[ 現在、連載中の作品 ]

●『ゴーマニズム宣言』…

月刊誌「SAPIO」(小学館)毎月10日発売

●『小林よしのりライジング』…

ニコニコ動画「小林よしのりチャンネル」

毎週火曜日配信

●「よしりんのHKT48レジェンド一直線」(HKT48メンバーとの対談)…

月刊誌『BUBKA』(白夜書房)毎月30日発売

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
22グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
直訳すれば愛国心無き国家主義といったところでしょうか。とりあえず読んでみました。
内容は、パラオや沖縄、結婚論などですが、サブタイトルの部分はあまり多くはふれていないように感じましたが、これは読み方が浅いせいかもしれません。
ギャグも満載で、面白く読めました。
むろん、すべてに同意することはできませんでしたが、なるほどと納得することもできました。
批判するのも同意するのもそれぞれだと思いますが、とりあえず一読すべきだと思います。

愛国心もしくは国粋主義を振り回すのでなく、どの様に国というものにつきあうかという考えを思うようになります。
かたい部分も有りますが、オブラートに包んだような言い回しで、小林氏の考えを伝えており、賛同するしないにかかわらず読んでおいて損はないと思います。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、平成17年から19年にかけて「わしズム」に連載された「ゴーマニズム宣言Extra」と「ザ・樹海」、平成17年に「SAPIO」に連載された「新ゴーマニズム宣言」の沖縄戦に関する章が収録されていると巻末にある。目玉はなんといっても、パラオについて書かれた「日本統治論」と「沖縄戦」である。

パラオといえば名越二荒之助氏の著書で皆さんもご存知だろうが、激戦地オレンジビーチのペリリュー島もこの国に属している。パラオの歴史、地理などひととおり簡便に紹介があり、著者たちが実際に赴いて取材した話が中心になっている。いまではスキューバダイビングの名所だ。

小林よしのり氏の著書に「沖縄論」があるが、沖縄戦については詳しく紹介していなかった。本書において姫百合学徒、対馬丸など沖縄戦について描かれているが、後日本格的に取り上げるとのこと。沖縄特有の同調圧力についても言及している。

最後に、平成17年8月14日に沖縄宜野湾市沖縄コンベンションセンターで開かれた講演会「沖縄論を語る」が活字化され収録されている。

本書に通底して流れているのは副題のとおり「パトリなきナショナリズム」である。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、「わしズム」に掲載されたパラオ取材、「ザ・樹海」3作と、SAPOI掲載の沖縄、ひめゆり関連の話題をまとめたものです。
特に後半は、続『沖縄論』的な内容で、『沖縄論』後に受けたバッシングのことなども報告されています。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年2月15日に日本でレビュー済み
今から9年も前に出版された本だが、著者が沖縄で講演会を開いていたことを初めて知った。前半のパラオ訪問の話や中盤の戦争論以後の愛国心についての記述も読ませるが、圧巻は終盤の沖縄戦編だろう。特に「自らの覚悟を問うのがわしの戦い」であるというところを読んで腑に落ちるものがあった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年6月8日に日本でレビュー済み
ではあるものの構成としては良くできた雑誌とも言える。よしりんのデビュー当時のことなども出ており、総じて自己開示的な印象を持った。ゴーマニズムが、マンガ家としては全くの下積みと言うか挫折も無く、大学生としてデビューから今に至る流れから生まれたのだろうと思わせてくれた。
2007年6月16日に日本でレビュー済み
わしズムで、ジブリの「ゲド戦記」のキャッチコピーを思い切り皮肉った「ザ・樹海」とゴー宣EXTRAが収録された。

命だけが一番大事という思想を斬り捨てる怪作は、ギャグとして、思想としての双方で面白い。

沖縄戦の章は戦争論以来のクオリティ。一気に引き込まれた。

その後の沖縄論講演会なども活字で収録。

「台湾の独立派の人は、台湾が中国に攻め込まれたら

 戻って戦うといっている。知り合いの彼らが殺されていくのは

 見るに忍びない! 命どぅ宝と言ったって何の説得力もない。」

「平和平和と言ってて、それで平和が来ますか?」

「中国があるのに、日本でだけ平和と言ってて、どういう効果があるのか、是非とも教えてほしい!」

「分かったよ。沖縄は親米反日なんだ。」

特に反戦平和、護憲の人にこそ、一度読んで欲しい。

魂のあるセリフがたくさんある。

沖縄論は本土で売れなかったらしいが、沖縄論2はいずれ読みたい。
44人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月21日に日本でレビュー済み
「命を大切にする」教育が、日本において行われたことは、過去現在を問わず一度もない。
戦前においては、戦死こそが名誉とのイかれた思想の下、人命の軽視が平然となされ、戦後においては英霊顕彰史観の下、国家への忠誠死こそが愛国心教育の究極の目的であるとの主張が平然となされる。
こうした社会の様相が、人を人とも思わない、久間の発言や柳沢の発言にこそ、如実に表れている。
もっともこうした傾向は彼らだけにとどまらない。戦争未体験の平和ボケ指向は三世議員安倍内閣において端的にその内実を見ることができる。
彼らの主張に賛同する純戦中派や、若年・中年保守とて、実際戦争になれば真っ先に逃避するタイプの人間ばかりだ。
こうした人間に本当に愛国心などあるのか。小林に愛国心などあるのか。大いに疑問である。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月5日に日本でレビュー済み
「わしズム」「SAPIO」収録のゴー宣とオリジナル漫画、及び書き下ろし
にて構成された作品です。

まず、小国パラオに対する作品が興味深く面白いね。
往時の日本とパラオの関係性が垣間見れて、勉強になる。

オリジナル漫画「ザ・樹海」もいい。
やっぱりフィクションのセンスも全然衰えていない感じがする。

後半の「沖縄論」のその後を描く作品では、沖縄戦について詳述され、
また現在の沖縄の状況とその未来に対する視座が見て取れ、一縷の希望
も感じさせてくれます。

単行本未収録の数々の作品群。まさに良質EXTRA。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート