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金色夜叉 (新潮文庫) 文庫 – 1969/11/12
尾崎 紅葉
(著)
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「ああ、宮さん、こうして二人が一処にいるのも今夜ぎりだ。
来年の今月今夜になったならば、僕の涙で必ず月は雲らして見せるから」
熱海の海岸で許しを乞うお宮を、学帽にマント姿の貫一が下駄で蹴りつけるシーンで有名。
演劇、映画、テレビドラマで何度も演じられている名作。
美貌の鴫沢(しぎさわ)宮をカルタ会で見染めた銀行家の息子・富山唯継(ただつぐ)は、宮に求婚し、その代償として宮の許婚者・間(はざま)貫一を外遊させることを宮の両親に誓う。熱海の海岸で、宮の心が富山に傾いたと知った貫一は絶望し、金銭の鬼と化して高利貸しの手代になる……。
雅俗折衷の絢爛たる文体で明治の世相を大きく截断(せつだん)した本編は、紅葉文学の集大成であり、明治文学を代表する一大ロマンである。用語、時代背景などについての詳細な注解を付す。
目次
前編
中編
後篇
続金色夜叉
続続金色夜叉
新続金色夜叉
注解 三好行雄
解説 福田清人
本文より
その声とともに貫一は脚(あし)を挙げて宮の弱腰をはたと踢(け)たり。地響して横様(よこさま)に転(まろ)びしが、なかなか声をも立てず苦痛を忍びて、彼はそのまま砂の上に泣伏したり。貫一は猛獣などを撃ちたるやうに、彼の身動も得為(えせ)ず弱々(よわよわ)と僵(たふ)れたるを、なお憎さげに見遣(みや)りつつ、
「宮、おのれ、おのれ姦婦、やい! 貴様のな、心変をしたばかりに間貫一の男一匹はな、……」(「前編 第八章」)
本書「解説」より
宮の美貌は、経済的な理由で男性の従属物であった明治期の女性の男性へ対抗する唯一の支柱であり武器であった。たとえ学士という当時のエリートで、将来は保証されたにせよ、経済的に不安定な貫一より、銀行家という財閥へ宮の心は移ったが、心中貫一を思う心はなお残っていた。それが富山の冷酷さにあってなおさら貫一へひかれている。それを貫一は許そうとしない。読者は宮の運命に次第に同情し、また貫一の行動、心理の変化に強く関心を持ったのである。
――福田清人(作家)
尾崎紅葉(1867―1903)
1867(慶応3)年、江戸芝生れ。東京帝大予備門在学中の1885(明治18)年に山田美妙らと硯友社を起こし、機関誌「我楽多文庫」を発行した。1890年、帝大中退後、『伽羅枕』など初期の代表作を発表する一方で、泉鏡花、小栗風葉といった門弟を擁する明治文壇の大家となる。その後、言文一致体で書かれた『多情多恨』や『金色夜叉』などの小説で国民作家となるが、胃癌で没した。
来年の今月今夜になったならば、僕の涙で必ず月は雲らして見せるから」
熱海の海岸で許しを乞うお宮を、学帽にマント姿の貫一が下駄で蹴りつけるシーンで有名。
演劇、映画、テレビドラマで何度も演じられている名作。
美貌の鴫沢(しぎさわ)宮をカルタ会で見染めた銀行家の息子・富山唯継(ただつぐ)は、宮に求婚し、その代償として宮の許婚者・間(はざま)貫一を外遊させることを宮の両親に誓う。熱海の海岸で、宮の心が富山に傾いたと知った貫一は絶望し、金銭の鬼と化して高利貸しの手代になる……。
雅俗折衷の絢爛たる文体で明治の世相を大きく截断(せつだん)した本編は、紅葉文学の集大成であり、明治文学を代表する一大ロマンである。用語、時代背景などについての詳細な注解を付す。
目次
前編
中編
後篇
続金色夜叉
続続金色夜叉
新続金色夜叉
注解 三好行雄
解説 福田清人
本文より
その声とともに貫一は脚(あし)を挙げて宮の弱腰をはたと踢(け)たり。地響して横様(よこさま)に転(まろ)びしが、なかなか声をも立てず苦痛を忍びて、彼はそのまま砂の上に泣伏したり。貫一は猛獣などを撃ちたるやうに、彼の身動も得為(えせ)ず弱々(よわよわ)と僵(たふ)れたるを、なお憎さげに見遣(みや)りつつ、
「宮、おのれ、おのれ姦婦、やい! 貴様のな、心変をしたばかりに間貫一の男一匹はな、……」(「前編 第八章」)
本書「解説」より
宮の美貌は、経済的な理由で男性の従属物であった明治期の女性の男性へ対抗する唯一の支柱であり武器であった。たとえ学士という当時のエリートで、将来は保証されたにせよ、経済的に不安定な貫一より、銀行家という財閥へ宮の心は移ったが、心中貫一を思う心はなお残っていた。それが富山の冷酷さにあってなおさら貫一へひかれている。それを貫一は許そうとしない。読者は宮の運命に次第に同情し、また貫一の行動、心理の変化に強く関心を持ったのである。
――福田清人(作家)
尾崎紅葉(1867―1903)
1867(慶応3)年、江戸芝生れ。東京帝大予備門在学中の1885(明治18)年に山田美妙らと硯友社を起こし、機関誌「我楽多文庫」を発行した。1890年、帝大中退後、『伽羅枕』など初期の代表作を発表する一方で、泉鏡花、小栗風葉といった門弟を擁する明治文壇の大家となる。その後、言文一致体で書かれた『多情多恨』や『金色夜叉』などの小説で国民作家となるが、胃癌で没した。
- ISBN-104101074011
- ISBN-13978-4101074016
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1969/11/12
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ592ページ
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1969/11/12)
- 発売日 : 1969/11/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 592ページ
- ISBN-10 : 4101074011
- ISBN-13 : 978-4101074016
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 86,022位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い文章で書かれていますが、それがまた、物語を面白くしています。
2021年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高レビューが目立つので恐縮ですが私には半分しかまともに読めませんでした。残り半分は(寛一が暴漢に襲われ入院後)古文体は端折り会話のみ読み進めるも途中で内容がわからなくなり結局断念。古典の名作を理解せぬままギブアップ。とりあえず今回は終いにします。
2019年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
I read this book in one day and can't stop thinking about it. There are several clues to the surprise ending if you pay attention to the details.
I have read so many books and novels and I can count on one hand how many times that I couldn’t put the book down.
I had NEVER read or listened to a book all the way thru in my entire life … I am 55 years old (to be honest I've never made it through more than 3 chapters of a book...
I have read so many books and novels and I can count on one hand how many times that I couldn’t put the book down.
I had NEVER read or listened to a book all the way thru in my entire life … I am 55 years old (to be honest I've never made it through more than 3 chapters of a book...
2021年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古めかしい文章だが100年以上前と思えばそんなものでしょう。
むしろその文章が格好いいし、読んでいても意味不明などということはなく状況を正確に緻密に描写している。
主人公が熱海で許嫁を蹴るシーンが有名だが、個人的にはそれよりも後半の女同士の修羅場が面白かった。
細やかな心理描写が終わったと思ったら次は躍動感のあるシーンが続き、決して飽きさせない展開の連続。
文学作品としても評価が高いが、娯楽作品としても今なお通じるものがあるのではないでしょうか。
むしろその文章が格好いいし、読んでいても意味不明などということはなく状況を正確に緻密に描写している。
主人公が熱海で許嫁を蹴るシーンが有名だが、個人的にはそれよりも後半の女同士の修羅場が面白かった。
細やかな心理描写が終わったと思ったら次は躍動感のあるシーンが続き、決して飽きさせない展開の連続。
文学作品としても評価が高いが、娯楽作品としても今なお通じるものがあるのではないでしょうか。
2020年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作なんでしょうけど
当時は素晴らしかったのでしょうけど
結局しょうもない話だなと思いました。
男がうじうじ女のことばかり考えるのが日本文学かと情けなくなる。
文体の流麗さは印象的ですが
登場人物がみんな粘着質で
いくら厚化粧しても素材がこれではね…という気持ち。
しかも未完結。
当時は素晴らしかったのでしょうけど
結局しょうもない話だなと思いました。
男がうじうじ女のことばかり考えるのが日本文学かと情けなくなる。
文体の流麗さは印象的ですが
登場人物がみんな粘着質で
いくら厚化粧しても素材がこれではね…という気持ち。
しかも未完結。
2021年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近代の言葉の調べに引き込まれます。
会話は読みやすいので、展開にも引き込まれます。
話が続編、続々編と書き足されているので、作者がどう考えながら作ったかを妄想しがいがありますね。
まだ読みきっていないのですが、おもしろいです。
会話は読みやすいので、展開にも引き込まれます。
話が続編、続々編と書き足されているので、作者がどう考えながら作ったかを妄想しがいがありますね。
まだ読みきっていないのですが、おもしろいです。
2014年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
むかし読んだ時とちった感じがしました 紅葉本を再読したい 無料本は楽しい