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犬の心臓・運命の卵 (新潮文庫) 文庫 – 2015/11/28
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ヒトの脳を移植された犬が、大量発生したアナコンダが、人々を戦慄させる――。
ソ連体制下で全作品発売禁止! 問題作2作を新訳で。
ヒトの脳下垂体と睾丸を移植された犬が名前を欲し、女性を欲し、人権を求めて労働者階級と共鳴し、ブルジョワを震撼させる(「犬の心臓」)。繁殖力を高める生命光線を浴びて、大量発生したアナコンダが人々を食い荒らす(「運命の卵」)。
奇想天外な空想科学的世界にソヴィエト体制への痛烈な批判を込めて発禁処分となった、20世紀ロシア語文学の傑作二編を新訳で収録。用語、背景などについての詳細な注解および訳者解説を付す。
目次
犬の心臓
運命の卵
訳者あとがき
本書収録「犬の心臓」より
一二月二三日
午後八時三〇分にヨーロッパで初めて、プレオブラジェンスキー教授のメソッドに基づく手術が行われた。すなわち、クロロフォルムで麻酔をした状態で、コロの睾丸が取り除かれ、代わりに、二八歳の男性から取り出された睾丸が副睾丸、輸精管とともに移植された。この男性は手術の四時間四分前に死亡したのであるが、死亡後これらの器官はプレオブラジェンスキー教授のメソッドに基づき、殺菌された生理食塩水の中で保存されていたのである。
この手術の直後、頭蓋開口を施し、下垂体が取り出され、上述の男性の下垂体と交換された。……(第5章)
ミハイル・ブルガーコフ Булгаков,Михаил(1891-1940)
ウクライナ生れ。キエフ大学医学部卒業。空想科学的世界と現実を織り交ぜて社会を風刺する「悪魔物語」などで注目された。しかし、ソ連体制下において、その風刺性ゆえに作品の多くが発禁処分となり、政治的抑圧を受けることとなった。最晩年の代表作「巨匠とマルガリータ」も生前に発表することはかなわなかったが、のちに再評価が進み、近年では20世紀ロシア語文学を代表する作家のひとりとされている。
増本浩子
1960年広島市生れ。神戸大学大学院人文学研究科教授。専門はドイツ文学。著書に『フリードリヒ・デュレンマットの喜劇』訳書にデュレンマット『失脚/巫女の死』『デュレンマット戯曲集全3巻』などがある。
ヴァレリー・グレチュコ Gretchko, Valerij
1964年ロシア西部スモレンスク生まれ。東京大学などで非常勤講師。専門はロシア文学。著書に『ロシア文化の方舟―ソ連崩壊から二〇年』『ロシア・フォルマリズム―言語・メディア・知覚』(いずれも共著)、訳書にハルムス『ハルムスの世界』(共訳)などがある。
ソ連体制下で全作品発売禁止! 問題作2作を新訳で。
ヒトの脳下垂体と睾丸を移植された犬が名前を欲し、女性を欲し、人権を求めて労働者階級と共鳴し、ブルジョワを震撼させる(「犬の心臓」)。繁殖力を高める生命光線を浴びて、大量発生したアナコンダが人々を食い荒らす(「運命の卵」)。
奇想天外な空想科学的世界にソヴィエト体制への痛烈な批判を込めて発禁処分となった、20世紀ロシア語文学の傑作二編を新訳で収録。用語、背景などについての詳細な注解および訳者解説を付す。
目次
犬の心臓
運命の卵
訳者あとがき
本書収録「犬の心臓」より
一二月二三日
午後八時三〇分にヨーロッパで初めて、プレオブラジェンスキー教授のメソッドに基づく手術が行われた。すなわち、クロロフォルムで麻酔をした状態で、コロの睾丸が取り除かれ、代わりに、二八歳の男性から取り出された睾丸が副睾丸、輸精管とともに移植された。この男性は手術の四時間四分前に死亡したのであるが、死亡後これらの器官はプレオブラジェンスキー教授のメソッドに基づき、殺菌された生理食塩水の中で保存されていたのである。
この手術の直後、頭蓋開口を施し、下垂体が取り出され、上述の男性の下垂体と交換された。……(第5章)
ミハイル・ブルガーコフ Булгаков,Михаил(1891-1940)
ウクライナ生れ。キエフ大学医学部卒業。空想科学的世界と現実を織り交ぜて社会を風刺する「悪魔物語」などで注目された。しかし、ソ連体制下において、その風刺性ゆえに作品の多くが発禁処分となり、政治的抑圧を受けることとなった。最晩年の代表作「巨匠とマルガリータ」も生前に発表することはかなわなかったが、のちに再評価が進み、近年では20世紀ロシア語文学を代表する作家のひとりとされている。
増本浩子
1960年広島市生れ。神戸大学大学院人文学研究科教授。専門はドイツ文学。著書に『フリードリヒ・デュレンマットの喜劇』訳書にデュレンマット『失脚/巫女の死』『デュレンマット戯曲集全3巻』などがある。
ヴァレリー・グレチュコ Gretchko, Valerij
1964年ロシア西部スモレンスク生まれ。東京大学などで非常勤講師。専門はロシア文学。著書に『ロシア文化の方舟―ソ連崩壊から二〇年』『ロシア・フォルマリズム―言語・メディア・知覚』(いずれも共著)、訳書にハルムス『ハルムスの世界』(共訳)などがある。
- 本の長さ383ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2015/11/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104102200061
- ISBN-13978-4102200063
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2015/11/28)
- 発売日 : 2015/11/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 383ページ
- ISBN-10 : 4102200061
- ISBN-13 : 978-4102200063
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 332,514位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 287位ロシア・ソビエト文学 (本)
- - 5,824位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
This is a very lively modern translation unlike the very old translation of Master and Marigata.
2020年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きょうから、寝るまえの読書は、ブルガーコフの『犬の心臓・運命の卵』きょう、Amazon から届いた。新刊本のカヴァーの美しさに満足。
「犬の心臓」を読んだ。人間の脳みそなんかを犬の頭のなかなんかに移植する話で、移植する人間がとんでもないやつなので、とんでもない犬人間が出来上がる。そこからはハチャメチャな展開で、さいごに、もう一度リセットしなおそうとするところで終わる。なんだかさびしいさいごでした。
「運命の卵」を読んだ。ある光線によって卵が無数に繁殖することがわかった。鶏が死ぬ病気が流行ったので、鶏の卵にその光線を当てるつもりだったのだが、手違いで、大蛇アナコンダやワニの卵に当てたものだから、街も村も大騒動。さいごはソビエトの気候の寒さのせいで大蛇もワニも死に騒動もやんだ。
「犬の心臓」を読んだ。人間の脳みそなんかを犬の頭のなかなんかに移植する話で、移植する人間がとんでもないやつなので、とんでもない犬人間が出来上がる。そこからはハチャメチャな展開で、さいごに、もう一度リセットしなおそうとするところで終わる。なんだかさびしいさいごでした。
「運命の卵」を読んだ。ある光線によって卵が無数に繁殖することがわかった。鶏が死ぬ病気が流行ったので、鶏の卵にその光線を当てるつもりだったのだが、手違いで、大蛇アナコンダやワニの卵に当てたものだから、街も村も大騒動。さいごはソビエトの気候の寒さのせいで大蛇もワニも死に騒動もやんだ。
2016年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表題作『犬の心臓』は、SF的な設定ながら、犬・シャリクの粗野な言動に妙なリアリティがあり、読んでいると本当に腹が立ってきます(笑)
絶対こんなやつと住みたくない、と嫌悪感を抱くのですが、一方で彼は最初は憐れな犬であって、人為的にそうされたにすぎない……。あれっ、この憤りはどこにぶつければいいんだろう? と思ってしまうのが、この小説の面白さ。当時はきっと、体制に対して発散されていたのかもしれませんね。そりゃ発禁になるよなあ…。
絶対こんなやつと住みたくない、と嫌悪感を抱くのですが、一方で彼は最初は憐れな犬であって、人為的にそうされたにすぎない……。あれっ、この憤りはどこにぶつければいいんだろう? と思ってしまうのが、この小説の面白さ。当時はきっと、体制に対して発散されていたのかもしれませんね。そりゃ発禁になるよなあ…。
2018年5月20日に日本でレビュー済み
20世紀ロシアの作家・劇作家ブルガーコフ(1891-1940)による中編二作。どちらも、ロシア文学特有のあの重苦しさとは異なり、どこか現代的に洗練されているようなユーモアと軽快さを感じる。
『犬の心臓』
物語の筋らしい筋が展開されるまでが長すぎるように思う。革命後の社会に対する嫌悪と恐怖がやや粗雑に表出してしまっている印象があり、性急なテンポの文体とも相俟って、あまり面白く読めなかった。風刺のための戯画が、人間や社会というものにどうしようもなく刻み込まれてしまっている深淵に沈潜していこうとしているようには感じられなかった。
ただ、高度に発達した科学技術によって「人間」が「新しい人間」を創造してしまうということはどういうことか、という「創造主」問題には興味を惹かれた。「産み出す」主体と「産み出される」対象とが、同じ「人間」であるということはどういう事態なのか。人間が作りだすロボットや人工知能が人間の社会でどのような権利と責任の主体となるべきなのか、という倫理学の問題とも通じるような気がする。
『運命の卵』
奇妙な赤色光線を浴びて大量発生した新生物が人間たちに襲い掛かるという、SFパニック劇。前半はどこかコミカルで喜劇的な調子で展開していくのだが、後半の新生物を発見する場面からは雰囲気ががらりと変わり、緊迫感とスピード感が一気に増して物語が走り出していく。この作品もやはり映画というメディアに向いているのではないか。赤色光線とそれを浴びて凶暴化した新生物は赤軍の、ペルシコフはレーニンの、それぞれ暗喩であるとされているが、この風刺はそれほど巧く機能しているようには読めなかった。
『犬の心臓』
物語の筋らしい筋が展開されるまでが長すぎるように思う。革命後の社会に対する嫌悪と恐怖がやや粗雑に表出してしまっている印象があり、性急なテンポの文体とも相俟って、あまり面白く読めなかった。風刺のための戯画が、人間や社会というものにどうしようもなく刻み込まれてしまっている深淵に沈潜していこうとしているようには感じられなかった。
ただ、高度に発達した科学技術によって「人間」が「新しい人間」を創造してしまうということはどういうことか、という「創造主」問題には興味を惹かれた。「産み出す」主体と「産み出される」対象とが、同じ「人間」であるということはどういう事態なのか。人間が作りだすロボットや人工知能が人間の社会でどのような権利と責任の主体となるべきなのか、という倫理学の問題とも通じるような気がする。
『運命の卵』
奇妙な赤色光線を浴びて大量発生した新生物が人間たちに襲い掛かるという、SFパニック劇。前半はどこかコミカルで喜劇的な調子で展開していくのだが、後半の新生物を発見する場面からは雰囲気ががらりと変わり、緊迫感とスピード感が一気に増して物語が走り出していく。この作品もやはり映画というメディアに向いているのではないか。赤色光線とそれを浴びて凶暴化した新生物は赤軍の、ペルシコフはレーニンの、それぞれ暗喩であるとされているが、この風刺はそれほど巧く機能しているようには読めなかった。
2016年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い!よくここまで好き勝手が書ける!口からでまかせ筆まかせ!いえいえ決して非難ではありません、最高レベルの讃辞です。「運命の卵」ときたらハイホー!日本の権力者など揶揄するも恥ずかしいレベルか?
2017年7月18日に日本でレビュー済み
昔のしかもロシア文学にしては読みやすかったです。ストーリーも戦争とか固いものじゃない。
2022年5月25日に日本でレビュー済み
アルジャーノンに花束をみたいな人間の脳下垂体を移植されて人間の言葉を話し人間の形に似てきて人間みたいになる犬の話です。すごく読みやすい日本語で、翻訳のおかげで楽しく読める。
博士も犬に対してやさしく、ユーモアもあり、よい医学者でした。かわいい犬が人間のクズになってしまう。
翻訳はいいのだが、あとがきを見てぶっとんでしまった。犬の名前はコロと訳されていたが実際はシャリクで、シャリクはロシアでは犬の名前にポピュラーでころころ太ったというかわいい名前だが日本ではなじみがないからなじみあるコロにしたという。これにはがっかり。日本と同じコロなんだ~(ほほえまし)と読んでいて、シャリクだったという、だまされた感。固有名詞、とくに名前を代えるとは、余計なお世話でしかない。シャリクで読み直した。シャリクでよいと思う。
運命の卵・アナコンダが寒さに弱いという一括終了にはすがすがしささえある。
ブルガーコフ、お気に入りです。
博士も犬に対してやさしく、ユーモアもあり、よい医学者でした。かわいい犬が人間のクズになってしまう。
翻訳はいいのだが、あとがきを見てぶっとんでしまった。犬の名前はコロと訳されていたが実際はシャリクで、シャリクはロシアでは犬の名前にポピュラーでころころ太ったというかわいい名前だが日本ではなじみがないからなじみあるコロにしたという。これにはがっかり。日本と同じコロなんだ~(ほほえまし)と読んでいて、シャリクだったという、だまされた感。固有名詞、とくに名前を代えるとは、余計なお世話でしかない。シャリクで読み直した。シャリクでよいと思う。
運命の卵・アナコンダが寒さに弱いという一括終了にはすがすがしささえある。
ブルガーコフ、お気に入りです。
2020年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品で買う程の内容では無かったな