受験英語は概して文法や単語、文解釈を中心とした「知識」であり、英会話はその知識あること前提の「技能」。
知識は勉強によって獲得し、技能は練習によって得られるもの。
スポーツで例えるなら文法は「ルール」であり、技能は「実践、運動」
当然ルールを先に知識として知っていれば技能を獲得するための練習に意義が見いだせるというもの。
いつまでも英語がしゃべれないのは当たり前だし、それを早めたでけで英語ぺらぺらの日本人が増えるだなんてお笑いです。
ルールを十分に知らない少年に、いきなりにして中途半端な技能の練習させても、時間の無駄です。
英語が話せない原因を生徒側におしつけるような教育はやめよ。
とは渡部氏は言ってませんが、会話と従来の英語教育、どちらに偏ってもダメだ。会話を重視してその分、文法を軽くするというのも違うぞとおっしゃっています。
誠に賛成でございます
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英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし (一般書) 単行本 – 2014/3/11
渡部昇一
(著)
大企業が「英語で会議」を採用し、幼児・小学生向け英語教育産業も注目を集めている。しかしそれは英語上達の弊害になるばかりか、日本文化をも衰退させる愚かな風潮である。世界で屈指の英文学者の著者が60年の集大成をこめて本当に英語を話せるようになる方法を教える書き下ろし第一弾!
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2014/3/11
- ISBN-104198637822
- ISBN-13978-4198637828
商品の説明
著者について
上智大学名誉教授。1930年生まれ。1955年上智大学院修士課程修了。ドイツのミュンスター大学、イギリスのオックスフォード大学留学。ミュンスター大学哲学博士(1958年)、同大学名誉哲学博士(1994年)。歴史、文明、社会など幅広い分野において、深い学識に裏打ちされた鋭い評論を展開し続けている。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞。『知的生活の方法』『封印の金現代史』『裸の総理たち32人の正体』など専門の英語学以外の歴史・古典・政治・人生論等の著作多数あり。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2014/3/11)
- 発売日 : 2014/3/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 206ページ
- ISBN-10 : 4198637822
- ISBN-13 : 978-4198637828
- Amazon 売れ筋ランキング: - 654,153位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年6月3日に日本でレビュー済み
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渡部先生の主張されていること自体には全面的に賛成であるが、過去に出版された類似の内容の本を読んだことがある者にとっては新たに得るものは余りないであろう。本書の価値は、今までいくつかの本にまたがって述べられていたことを一つの本にまとめあげたということが挙げられる。また、日本語の「は」を格助詞と呼んだり(110頁)、「母語」ではなく「母国語」という言葉を使う(182頁)など、言語学を学んだ者の目から見て正確でないところがあるのが気になった。
2014年3月12日に日本でレビュー済み
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かつて渡部昇一氏は、参議院議員平泉渉氏との間で「英語教育大論争」を行ったことがある。あれから、40年たち、再び、英語教育論争の場に立とうとしている。
渡部氏の主張は、昔と変わらない。
人間の知性の母は、国語である。一に国語、二に国語・・・そして、十に国語である。「人間は母国語を一つしか持てず、それは12歳までに決まる」かつてどこかで江藤淳がそんなことを書いていた。
外国語はそれからの話だ。外国語の学習は、一に単語、二に単語・・・。そして、正確な文法の習得。これにつきる。
40年前と変わったことは、中島嶺雄や鳥飼久美子のような多彩な経歴の論者が外国語習得を論じていることだ。リスニングやコミュニケーション能力の育成に配慮している。立場はそれぞれ異なるが、自身の経験に裏打ちされているから参考になるものである。渡部氏の議論もかつての平泉氏との論争に比べて余裕があり、自身と弟子達の体験を率直に交えて(自慢話ととられかねないことなどハナから無視して)論じている。40年間の間に、日本の英語教育論争もそれだけ成熟したということだろう。
本書の装丁は「大学ノート」である。この装丁を見ただけで、渡部氏の言いたいことが基本的に理解できるはずだ。
渡部氏の主張は、昔と変わらない。
人間の知性の母は、国語である。一に国語、二に国語・・・そして、十に国語である。「人間は母国語を一つしか持てず、それは12歳までに決まる」かつてどこかで江藤淳がそんなことを書いていた。
外国語はそれからの話だ。外国語の学習は、一に単語、二に単語・・・。そして、正確な文法の習得。これにつきる。
40年前と変わったことは、中島嶺雄や鳥飼久美子のような多彩な経歴の論者が外国語習得を論じていることだ。リスニングやコミュニケーション能力の育成に配慮している。立場はそれぞれ異なるが、自身の経験に裏打ちされているから参考になるものである。渡部氏の議論もかつての平泉氏との論争に比べて余裕があり、自身と弟子達の体験を率直に交えて(自慢話ととられかねないことなどハナから無視して)論じている。40年間の間に、日本の英語教育論争もそれだけ成熟したということだろう。
本書の装丁は「大学ノート」である。この装丁を見ただけで、渡部氏の言いたいことが基本的に理解できるはずだ。
2014年3月25日に日本でレビュー済み
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渡部先生がご自分の体験を書かれている部分には読み応えがあります。TOEIC一辺倒の最近の英語教育業界の風潮へのアンチテーゼとしての価値が本書にはあると感じます。しかし、残念なことに、第一章「早期英語教育-何が問題か」の部分には、あまりにも問題があります。例えば、小学校での英語教育を補助するALTの質の低さを物語る事例として、ALTの犯罪事例が多数ある等述べています。日本人教師の犯罪が毎日の様に報道されている中、この結論付けは偏見以外の何物でもないと感じます。実は「ALTの犯罪」云々の部分は鳥飼玖美子さんの著書からの引用ですが、わざわざこの箇所を持ち出したということは渡部さんの意思の反映でしょうから、同罪です。また、中学校に入ってから英語を勉強し始めた村松増美さんや國弘正雄さんの例を挙げて、早期英語教育は必要ないと結論付けている鳥飼さんの主張を、これまた引用されています。しかし、お二人が英語マスターとなるために歩んだ修行人生を、渡部先生や鳥飼氏は一般の人にも要求するのですか?早期英語教育の意味を取り違えておられるのではないでしょうか。渡部先生の英語体験部分に関しては星4つですが、安易な引用が全体を台無しにしているので、星2つです。
2014年3月13日に日本でレビュー済み
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タイトルを見れば結構過激な内容を思わせますが、日本人は英語が下手だから子供のうちに手っ取り早く英語を学ばせようという安易な英語教育に反対しているだけで、英語教育は必要とし、それをどうすべきかについて書いています。
英語教育をする人に必要なのは語学力以上に人間として尊敬される事を挙げていますが、英語を習得するのに必要なのは、自国語(母国語)である日本語をしっかりと理解する事と、漢文を解釈するような地道で堅実な努力が必要だとしています。英語を習得するのに楽な道はないようです。
英語教育をする人に必要なのは語学力以上に人間として尊敬される事を挙げていますが、英語を習得するのに必要なのは、自国語(母国語)である日本語をしっかりと理解する事と、漢文を解釈するような地道で堅実な努力が必要だとしています。英語を習得するのに楽な道はないようです。
2014年4月5日に日本でレビュー済み
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先生は、成功者です。今の国際社会にあって、外国の人コミュニケート出来ないのは行けません。時代が違います。先生はエリートです。
鳥がい先生もエリートです。義務教育とは、卒業した時の、世界に生きることが最低条件ですよ。漢文の素養が、日本の減ととは、ちょっと言いすぎでは?
鳥がい先生もエリートです。義務教育とは、卒業した時の、世界に生きることが最低条件ですよ。漢文の素養が、日本の減ととは、ちょっと言いすぎでは?
2014年3月13日に日本でレビュー済み
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届いたとたんから、一気に読んでしまった。
懐かしいこと(平泉氏との論争など)もあり、渡部先生のお話を直接聞かせていただいかのようでした。
自らの英語学習、英語での仕事等の歴史と重ることも多々あり、
大いに、賛同しながら読みました。
時間を置いて、また読みたい本です。
懐かしいこと(平泉氏との論争など)もあり、渡部先生のお話を直接聞かせていただいかのようでした。
自らの英語学習、英語での仕事等の歴史と重ることも多々あり、
大いに、賛同しながら読みました。
時間を置いて、また読みたい本です。
2015年6月3日に日本でレビュー済み
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誰しも、当然と考えていることだが、このように理路整然として、また英語教育に関する権威が考えての事だから
非常に納得する。
非常に納得する。