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日本史の「なぜ?」が読み解ける歴史古典この10冊: 古事記 大鏡 将門記 愚管抄 平家物語 蒙古襲来絵詞 太平記 信長公記 太閤記 日本外史 (KAWADE夢文庫 1054) 文庫 – 2016/10/18
武光 誠
(著)
教養として知っておきたい歴史書の古典10冊を厳選。『古事記』『信長公記』など、あらすじや書かれた背景を興味深く解説する!
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2016/10/18
- ISBN-104309499546
- ISBN-13978-4309499543
商品の説明
著者について
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学。日本の思想・文化の研究に取り組む一方、広範な分野での執筆活動も行なう。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2016/10/18)
- 発売日 : 2016/10/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 223ページ
- ISBN-10 : 4309499546
- ISBN-13 : 978-4309499543
- Amazon 売れ筋ランキング: - 920,517位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 265位KAWADE夢文庫
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代の日本人は歴史書を書くのが好きだったようである。 吾妻鏡や神皇正統記が入っていないのが残念であるが代表的な古典は網羅されており原書を読むことに躊躇する人には最適である。 日本人としてこれらの概略を知っておくことは必須である。 将門記は朝廷の謀反人を描いた歴史書であるが、平将門の評価は時代によって善人と悪人の間を揺れ動く。 関東武士から見た将門は理不尽な国司と戦ってくれた絶対的な英雄である。 しかし京都の朝廷から見れば新王を名乗った反逆児である。 愚管抄の慈円は後鳥羽上皇の討幕は誤りと諌めている。 武士の台頭は歴史的に必然であり公武合体による政治が望ましいと主張した。 朝廷に関東の武士の不満をくみ取る余裕があれば国司の交代などで将門と緩やかな連帯が組めたかもしれない。 当時朝廷は絶対正義であり刃向うものはすべて悪人とみなされたのである。 慈円によれば日本の政治は王法で始まり仏法が渡来後その補佐を受けて発展してきたという。 平家物語は創作も多いがすぐれた歴史書であることは疑いようがない。 個々の歴史物語を後世に詳細に残してくれた先人の努力には頭が下がる。 日本人には公正な歴史の審判者になろうとするすぐれた人々が数多くいたことを痛切に感じる。 賢者は歴史から人生の教訓を学ぶのである。