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MUD MEN 最終版 (光文社コミック叢書SIGNAL) (光文社コミック叢書“シグナル” 20) 単行本(ソフトカバー) – 2010/1/19
諸星 大二郎
(著)
- 本の長さ472ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2010/1/19
- 寸法15 x 3.8 x 21 cm
- ISBN-104334901670
- ISBN-13978-4334901677
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2010/1/19)
- 発売日 : 2010/1/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 472ページ
- ISBN-10 : 4334901670
- ISBN-13 : 978-4334901677
- 寸法 : 15 x 3.8 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 505,900位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 250,981位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年長野・軽井沢に生まれ、東京で育つ。1970年「COM」にて「ジュン子・恐喝」でデビュー。1974年「生物都市」で第七回手塚賞に入選し本 格的な作家活動に入る。同年「少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」を連載(後に「稗田礼二郎のフィールド・ノートより」と改題)、以後「暗黒神話」、「孔子 暗黒伝」と同誌に連載、その後他誌にて「マッドメン」、「海神記」、「西遊妖猿伝」と代表作となる作品群を発表。異形、寓意、そして或る時は“クトゥ ルー”をモチーフに古代から現在に至る物語世界を紡いでいる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『MUD MEN 最終版』(ISBN-10:4334901670)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔に購入した文庫版の「完全版」が、だいぶくたびれてきたので購入。内容については文句はない。私にとっては永遠の名作であり、ラストシーンの在り様としての美しさは傑出している。読み返すたびに、心の澱みを掬ってくれるかのような感動を覚える。
ただし、編集の仕方に不満がある。主人公コドワの危機が描かれる「カーゴの時代」の後に、第二部として「天国の鳥」と「鳥が帰ってくる時」が挿入されているが、これでは「黒い森のナミテ」でのコドワを救おうとする波子の切実さが読者に伝わらなくなってしまう。「ペイバック」から最終話「大いなる復活」に至る怒涛の展開こそ、この作品の魅力の一つなのに、間延びしたように感じられ残念だ。また「ペイバック」は「鳥が帰ってくる時」の後にしないと、話がつながらないとも感じる。今回の編集は作者の意向とのことであるが、長年のファンとしては違和感を感じてしまう。「最終版」を謳うのであれば、なおさら異議を申し上げたい。
話は変わるが、読後ハヤトの手記が気になってならない。書かれてある内容はあれだけなのか? その後別の手記は発見されなかったのか? など、いつか手記の内容をもとにした作品を描いてくれないかなと妄想している。
ただし、編集の仕方に不満がある。主人公コドワの危機が描かれる「カーゴの時代」の後に、第二部として「天国の鳥」と「鳥が帰ってくる時」が挿入されているが、これでは「黒い森のナミテ」でのコドワを救おうとする波子の切実さが読者に伝わらなくなってしまう。「ペイバック」から最終話「大いなる復活」に至る怒涛の展開こそ、この作品の魅力の一つなのに、間延びしたように感じられ残念だ。また「ペイバック」は「鳥が帰ってくる時」の後にしないと、話がつながらないとも感じる。今回の編集は作者の意向とのことであるが、長年のファンとしては違和感を感じてしまう。「最終版」を謳うのであれば、なおさら異議を申し上げたい。
話は変わるが、読後ハヤトの手記が気になってならない。書かれてある内容はあれだけなのか? その後別の手記は発見されなかったのか? など、いつか手記の内容をもとにした作品を描いてくれないかなと妄想している。
2019年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
諸星大二郎は、大好きだったので期待して読んだ。精霊など、密林のもつむっとした香りや、生命の神秘性・原始性と生きる狂気の様な空気感はあった。
もっと、暗黒神話の様な運命の関するものを期待していたので。
もっと、暗黒神話の様な運命の関するものを期待していたので。
2018年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「諸星大二郎」=「おどろおどろしく怖い漫画」という先入観のせいで、長く食わず嫌いを通してきた私。中年を過ぎてから、なぜか「妖怪ハンター」シリーズにはまり、「暗黒神話」「孔子暗黒伝」を読んだ時は「これは少年漫画と呼ぶべきなのか」というほどの衝撃を受けました。
それに対して、この「マッドメン」は門構えこそおどろおどろしく不気味であるものの、読み終えてみればすがすがしい印象が残り、まさしくこれは少年漫画だな、と思いました。それはひとえに波子という可愛らしいヒロインのおかげ、と言えるかどうかはわかりませんが、どこまでも無垢で清楚な(たとえ腰ミノ一丁という姿になっても(笑))波子の魅力と、彼女が愛する異形の少年コドワの、知性と野生とを兼ね備えたまぶしいまでの凛々しさとが相まって、作者お得意の「神話的世界」を盛り上げてくれます。
もっと若い頃に読んでいれば‥という悔しさを覚えつつも、今なお色褪せぬ魅力にあふれたこの作品に出会えて、とても幸福です。
それに対して、この「マッドメン」は門構えこそおどろおどろしく不気味であるものの、読み終えてみればすがすがしい印象が残り、まさしくこれは少年漫画だな、と思いました。それはひとえに波子という可愛らしいヒロインのおかげ、と言えるかどうかはわかりませんが、どこまでも無垢で清楚な(たとえ腰ミノ一丁という姿になっても(笑))波子の魅力と、彼女が愛する異形の少年コドワの、知性と野生とを兼ね備えたまぶしいまでの凛々しさとが相まって、作者お得意の「神話的世界」を盛り上げてくれます。
もっと若い頃に読んでいれば‥という悔しさを覚えつつも、今なお色褪せぬ魅力にあふれたこの作品に出会えて、とても幸福です。
2015年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
買うべきでしょう。妖怪ハンターとは違った諸星ワールドの魅力。
2010年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりにこのシリーズを通読し、十分に堪能した。今回の編集は、最終版と称するだけあって、収まりの良い落ち着いた感じになったと思う。いつもながら諸星の、現実と虚構、伝説と創作のミックス具合に感動する。つくづく、この人は自由な精神の持ち主であると感じる。作中に時折ぽっかりと暗黒の口を開ける「異界」あの壮大な世界はまるごと作者の中にあり、そこから、流れつく悪霊の仮面のように、作品も流れつくのでは…と思わせられてしまう。まあ、作品はこつこつと造られるのだろうが、彼の内なる世界は唯一無二のものであり、まさしく「異界」の名にふさわしいと思う。
2013年10月18日に日本でレビュー済み
私事で恐縮ですが、本作は私が諸星ファンになるきっかけとなった作品です。
『マッドメン』全編とともに番外編とも呼べる『鳥が森に帰る時』『天国の鳥』も
併録され、発表時のカラー表紙、そして諸星先生による長いあとがきも
添えられています。先生が本作を描くにあたって参考にした雑誌や資料などについても
詳しく述べられていて、ファンには見逃せない内容です。
本作に登場するオフィサー、マオリ氏のモデルが実在の人物で
著名な政治家でいらしたということは初めて知りました。
本作の素晴らしさについては多くの方がご存じだと思うので
あまり述べませんが、人類がその文明を広げていく過程で
遭遇する矛盾というものを深く考えさせられる内容になっています。
神話世界と現代世界が結ばれる不思議な感覚は、刊行から
何年たっても新鮮なままですし、コドワと波子という
現代人でありながら「原初的人間像」でもある二人の
結びつきも美しく描かれています。
あの宮崎駿さんも本作を褒めていました。
お読みになった方は必ず何かを感じとられることでしょう。
諸星ファンだけでなく、漫画の好きな方には
ぜひ一度読んでいただきたい名作だと思います。
注・題名は本編に収録された『鳥が森に帰る時』のなかでコドワが発した言葉です。
『マッドメン』全編とともに番外編とも呼べる『鳥が森に帰る時』『天国の鳥』も
併録され、発表時のカラー表紙、そして諸星先生による長いあとがきも
添えられています。先生が本作を描くにあたって参考にした雑誌や資料などについても
詳しく述べられていて、ファンには見逃せない内容です。
本作に登場するオフィサー、マオリ氏のモデルが実在の人物で
著名な政治家でいらしたということは初めて知りました。
本作の素晴らしさについては多くの方がご存じだと思うので
あまり述べませんが、人類がその文明を広げていく過程で
遭遇する矛盾というものを深く考えさせられる内容になっています。
神話世界と現代世界が結ばれる不思議な感覚は、刊行から
何年たっても新鮮なままですし、コドワと波子という
現代人でありながら「原初的人間像」でもある二人の
結びつきも美しく描かれています。
あの宮崎駿さんも本作を褒めていました。
お読みになった方は必ず何かを感じとられることでしょう。
諸星ファンだけでなく、漫画の好きな方には
ぜひ一度読んでいただきたい名作だと思います。
注・題名は本編に収録された『鳥が森に帰る時』のなかでコドワが発した言葉です。
2019年4月4日に日本でレビュー済み
マッドメンシリーズはこれ一冊でok 値段分の価値アリ!