2007年刊。人々はなぜUFOや宇宙人を信じるのか、歴史や当時の世情から紐解こうとする一冊。
UFOが富裕層の知的遊戯だった頃、三島由紀夫は小説で「超越的な存在を信じている自分は、周りの人間より優れている」と記す一方、星新一はUFOの存在に期待しながらも「あって欲しいということとあるということとはまったく別」と冷静な思考を失いませんでした。
科学的真実においてはUFOは存在せず、真実はUFOを目撃したとされる人々の中にある。昭和の後半にUFOブームが盛り上がったのは、東西冷戦や高度経済成長のひずみで悲鳴をあげた人々の心が未知の世界へ逃げ場を求めたから。現代人がUFOをあまり見ないのは、未来を夢見ることができにくくなっているからではないか。
あってほしいと思うものが本人の中ではいつの間にか確かにあるものとして認識されてしまう。
角幡唯介が『
雪男は向こうからやってきた
』で示した結論と重なるようでした。
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新・UFO入門: 日本人は、なぜUFOを見なくなったのか (幻冬舎新書 か 3-1) 新書 – 2007/5/1
唐沢 俊一
(著)
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- 本の長さ211ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2007/5/1
- ISBN-104344980352
- ISBN-13978-4344980358
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年6月9日に日本でレビュー済み
UFOにまつわる「業界」、研究グループについての情報は大変楽しく、読まさせていただきました。
オカルトとUFOが絡むとカルトっぽくなりがちなんですかねえ。昔のUFO研究会の裏話は面白いです。
昔あったUFO研究会と財界との結びつきは意外でした。結構、宗教界と財界とは結びついているから、
夢があった時代にはむしろUFOや宇宙人というのがうける要素だったのでしょうね。
いまでいうとお手軽系スピリチュアルがうける要素なのでしょうが、これはすでにそれなりにバランスとって
ビジネス化してますね。20年以上前のUFOにまつわる動きのほうがその人たちナリに熱かったのがわかりますね。20年以上たって振り返ると、そこが面白いんだけど。
オカルトとUFOが絡むとカルトっぽくなりがちなんですかねえ。昔のUFO研究会の裏話は面白いです。
昔あったUFO研究会と財界との結びつきは意外でした。結構、宗教界と財界とは結びついているから、
夢があった時代にはむしろUFOや宇宙人というのがうける要素だったのでしょうね。
いまでいうとお手軽系スピリチュアルがうける要素なのでしょうが、これはすでにそれなりにバランスとって
ビジネス化してますね。20年以上前のUFOにまつわる動きのほうがその人たちナリに熱かったのがわかりますね。20年以上たって振り返ると、そこが面白いんだけど。
2016年2月11日に日本でレビュー済み
盗作騒ぎのあった著書。2016年2月現在古本で値段が1円。「引用ミス」などの言い訳を繰り返してたようですが、「引用ミス」はないだろ?元理化学研究所の研究員のO女史の博士論文に使われた文章や画像の剽窃と同レベルで「盗作」です。著者は元と学会(疑似科学批評のサークル)の運営委員ですが、アナタが一番トンデモ野郎です。他人の常識を批評する前に、自分の非常識を認識してください。
2007年6月6日に日本でレビュー済み
「漫棚通信ブログ版」というブログで、いろいろ(悪い意味で)と話題になっている本。
完全に内容が類似しているのに、参考にさせてもらったなどと弁明する著者。
著作権などの、こういった問題は今後も増えていくのだろうが、この著者や出版社が
誠意ある対応を取るかが楽しみである。
内容については、著者のファンにとっては無難な仕上がりを見せていると思う。
完全に内容が類似しているのに、参考にさせてもらったなどと弁明する著者。
著作権などの、こういった問題は今後も増えていくのだろうが、この著者や出版社が
誠意ある対応を取るかが楽しみである。
内容については、著者のファンにとっては無難な仕上がりを見せていると思う。
2009年12月27日に日本でレビュー済み
タモリの型から本質を突く目について触れている。このあたりはUFO番組への批評になっている。
UFOは未確認飛行物体なのだから、何かが確認できた時点でUFOではなくなると本質的な問題を論じていない。
宇宙からの飛来物は、隕石をはじめ各種可能性があるが、それとUFOとは同一ではない。
いったい、「と」と「とでないもの」との違いがわからなかった。
UFOは未確認飛行物体なのだから、何かが確認できた時点でUFOではなくなると本質的な問題を論じていない。
宇宙からの飛来物は、隕石をはじめ各種可能性があるが、それとUFOとは同一ではない。
いったい、「と」と「とでないもの」との違いがわからなかった。
2016年12月24日に日本でレビュー済み
UFO入門というより、UFOを見る人考察といった内容です。 純粋にUFO解説などを望む方には向きません。
”見たものが、本物のUFOか?ではなく、なぜこの人が見たのかを追求すべきでは?”というのが、
この本のテーマともなっており、
”人間の心のどこかに、現実からの緊急脱出装置として、超常現象世界にハマる仕掛けがあるのでは?”
とも書かれています。UFOを信じるというのは、ある種、宗教に近いという説明も納得できました。
UFO、雪男、ネッシー。。。 昔テレビをにぎわせていたものが、色々、消えて行ってしまいますね。
”見たものが、本物のUFOか?ではなく、なぜこの人が見たのかを追求すべきでは?”というのが、
この本のテーマともなっており、
”人間の心のどこかに、現実からの緊急脱出装置として、超常現象世界にハマる仕掛けがあるのでは?”
とも書かれています。UFOを信じるというのは、ある種、宗教に近いという説明も納得できました。
UFO、雪男、ネッシー。。。 昔テレビをにぎわせていたものが、色々、消えて行ってしまいますね。
2007年6月12日に日本でレビュー済み
かつて私も「地球ロマン」復刊二号「天空人嗜好」を愛読し、CBAなる怪しげな団体に心馳せたことがあった。しかしかなり大事件だった筈のこの事件、以後はほとんど言及もされず資料もなく不審に思っていた。そこに出てきたのがこの書物。唐沢(兄)氏は、本の中心にこの語られざる円盤団体を置いて、UFOの側でなくそれを目撃する側を凝視することによってUFOという奇現象の輪郭を浮かび上がらせるている。CBAやアダムスキをはじめとして滅多にお目にかからないラテン系UFOなど様々な興味深い話題と、多少斜に構えているきらいはあってもUFOをまじめに文化的な潮流として捉える観点は非常に面白い。難をいえば紙数の問題もあってか最後の方で駆け足になりすぎて、結論がとってつけたような印象を与えることか。内面のUFOというのはユングの「空飛ぶ円盤」論と比べ合わせても興味深く、もう少し余裕のある立論がほしかったように思う。
著者の書物の中でも非常にまとまりのある一冊、ご一読を。
著者の書物の中でも非常にまとまりのある一冊、ご一読を。
2017年2月4日に日本でレビュー済み
UFOの本だと思わずに読めば、それなりに得るものはあったなと感じました。私はUFOの研究者でも愛好家でもないので、それで十分ですが、「新・UFO入門」というタイトルはどうなのかな?