タイトルと作者からわかるとおり、「文房具の便利な使い方」を書いた本ではない。
必要だから買うのではなく、買うから買う。
同じモノをたくさん持っていてもいくつも買う。
明らかに無駄だけど買う。なぜか?
その答えはすぐにわかる。
黒いケント紙の上に置かれ自然光で撮影された美しい文房具たち。
外国製品、特にヨーロッパ系を中心にデザインに優れた文房具がたくさん。
そう、たくさんあるから文房具たち、なのである。
そして文房具の写真が、この本の大きな魅力のひとつであり、もうひとつは片岡義男の「説明」文。
どこを切り取ってもそのまま小説になってしまいそうなほど、写真と同様に洗練されている。
文房具好きなら一度はやってみたいことがここにある。
残念なのは、本の構成上しかたないことであるが、文章と写真の配置と順番が今ひとつなところ。
あっちのページを見たりこっちのページに戻ったり、少々面倒。なので、星4つ。
¥1,760¥1,760 税込
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なにを買ったの? 文房具。 単行本 – 2009/3/25
片岡 義男
(著)
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購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ140ページ
- 言語日本語
- 出版社東京書籍
- 発売日2009/3/25
- ISBN-104487803381
- ISBN-13978-4487803385
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登録情報
- 出版社 : 東京書籍 (2009/3/25)
- 発売日 : 2009/3/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 140ページ
- ISBN-10 : 4487803381
- ISBN-13 : 978-4487803385
- Amazon 売れ筋ランキング: - 215,687位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,917位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、1974年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。1975年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月22日に日本でレビュー済み
身近な実用品を中心に、文房具をつい買ってしまう心理が巧みに表現されています。
文房具ファンでなくとも、収集癖のある人なら共感できる内容だと思います。
箱買いした文具をディスプレイして、形や色をニヤニヤ楽しむ、というのもおつなもの。
前作「文房具を買いに」と基本スタイルは同じです。
写真で取り上げていない文房具も多くあったので、私はもう少し写真が多くてもいいと思いました。
文房具ファンでなくとも、収集癖のある人なら共感できる内容だと思います。
箱買いした文具をディスプレイして、形や色をニヤニヤ楽しむ、というのもおつなもの。
前作「文房具を買いに」と基本スタイルは同じです。
写真で取り上げていない文房具も多くあったので、私はもう少し写真が多くてもいいと思いました。
2011年3月3日に日本でレビュー済み
「文房具ブームの火付け役」というキャッチはひとまず置いといて....
前作 文房具を買いに (角川文庫) と同様、筆者の文房具への愛情と美しい写真がちりばめられた1冊です。
鉛筆や消しゴムに関するこだわりは楽しい。ホッチキスに関してこれだけ書ける人も私は知りません。
効率性を求めるだけが文房具ではなく、愛着するものを使えばアウトプットするものも違ってくるのではないでしょうか?
PCに例えれば、MACで書く文章とWINで作るものが違うと感じように(例えが強引ですいません(笑))
前作 文房具を買いに (角川文庫) と同様、筆者の文房具への愛情と美しい写真がちりばめられた1冊です。
鉛筆や消しゴムに関するこだわりは楽しい。ホッチキスに関してこれだけ書ける人も私は知りません。
効率性を求めるだけが文房具ではなく、愛着するものを使えばアウトプットするものも違ってくるのではないでしょうか?
PCに例えれば、MACで書く文章とWINで作るものが違うと感じように(例えが強引ですいません(笑))
2010年12月1日に日本でレビュー済み
近年、文房具好きの方々によって再発見された感のある片岡義男氏のフォト+エッセイ本ですが、以前のものにもいいのがいっぱいあります。できればまとめて文庫で復刻してもらえないものかしら。
それはさておき、この本を単に「文房具紹介ムック」としてではなく、「作家がその創作の秘密を公開したもの(虚実を取り混ぜて)and文明批評」として読むことも可能で、実際そのようにワクワクしながら読みました。
現時点で片岡氏のライターとしての力量は、まだまだ世間的に評価不足のような気がします。
「昔、書店の本棚を赤い背表紙で埋め尽くした作家」としてのみ語られる書き手ではないと思いますけどね。
それはさておき、この本を単に「文房具紹介ムック」としてではなく、「作家がその創作の秘密を公開したもの(虚実を取り混ぜて)and文明批評」として読むことも可能で、実際そのようにワクワクしながら読みました。
現時点で片岡氏のライターとしての力量は、まだまだ世間的に評価不足のような気がします。
「昔、書店の本棚を赤い背表紙で埋め尽くした作家」としてのみ語られる書き手ではないと思いますけどね。
2009年7月6日に日本でレビュー済み
文房具が好きな私は、結果的に全く使っていない文房具がゴロゴロとあるのですが、氏は到底使いきれないということを十分承知の上で、「買うために買う」とか「箱が美しいからペイパークリップを箱買いする」とか読んでいてとても爽快でした。「誘ってやまない」とか「そそのかす」など独特の表現に読む側の心もそそのかされる。前作「文房具を買いに」では紹介される文房具の説明はもっとあったような気がしますが、今作では文房具の説明よりも、どうそそのかされたかに重きを置いているようです。そういう意味でなかなかラディカル。写真は素晴らしく眺めて良し、深読みして良し。楽しいひとときが過ごせます。