まんがを読む人は、当然まんがを自分でも扱いたいと思うわけです。そうしたら、余計にまんがの構造を肌感で解体することによってもっとまんがを読むことが楽しくなる訳です。（石森先生の、龍神沼の自己解体を読んでよりそう思いました）
で、この人の絵は、震いつきたくなるくらいとっつきのいいふくよかな優しい絵である訳ですが（ほんとうに現在シーンあるあるな絵ですけど）デッサンみると、（デッサンでも）
ほとんど、線を省略している！こっちが（ただの素人が）書きがちな線は一切ない（言い訳が通用しない的な）
と、絵を描くことは、あくまでスキルで仕事であって制約まみれで、
あんまり楽しいもんじゃないな、と思いました（仕事する側の話であってこっちが楽しむのは自由）大変ですたい。予想としては女性のリーマンが（本作執筆時は）働きながら勉強してこれ書いているテイのような予想させるような本人のあとがきがあります。
子供の頃、先生の言うこと聞いて、似顔絵に、鼻の下に、線を（ほとんど対面してて気にならないのに）描き込むような子は、創造性はともかく、
日本のコミック雑誌界での漫画家としてやっていく素質はゼロなので、早めに大学進学、就職の道を整えてやる必要があります。
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