何かに対する依存、満たされない心、心の埋まらない穴、人との繋がり。
依存症は特別なことではないと思う。気を抜けば明日にでもなり得ること。依存症かそうではないかの境目は多分何も無い。その境目を超えるか超えないかの違いじゃないかな。
大半の人はその場所すら知らないだろうし、認知もないだろう。でも誰だってそこに行く可能性はある。だから、そこに行った時に気付かないうちに線を超えてしまうのではないかな。
1ページ進めるごとに涙か止まらなかった。依存症が引き起こすあらゆる苦惱は、依存症に限らず人間の生きるうえでの普遍的な苦悩だとも感じた。
なにか罪を犯したら、一生消えない。忘れてはいけない。忘れたのなら、きっと同じことを繰り返す。だから忘れてはいけないし、自分を許しても赦してはいけない。誰かに赦されても、赦してはいけない。
巻末、作者の方の半生を読み本当に驚いた。自分には決して出来ないことだから。本当に尊敬します。
この本に出会えたのは幸運でした。ありがとうございます。書いてくれてありがとうございます。
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出版社より
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