シャドウファイルに続く、FRIスペシャル・クライム・ユニットの話です。このシャドウファイルを書いてから、フーパーのサイトは超能力だの超常現象だので盛り上がったようですが、ただのサスペンス好き読者にとってはこれがもうウザい。
誰でも彼でも超能力者。それがアニメだのマンガだののようにド派手なわけではなく、どちらかというと地味で現実っぽいところには救われますが、今回その超能力は何の役にも立ってません。捜査を解決に導くのは警察のたゆまぬ努力で、ヒロインの超能力はどっちかっていうと、ヒーローの同情と理解と、それから単にフーパーが「書きたかっただけ」というものでしかなく、おそらくはこの超能力がなければこの本の厚さは半分になって、もっと内容も濃厚になり、値段も安かったのでは(笑)
ロマンス度も薄くて、ヒロインとヒーローは「主人公だからくっついた」という、単なる「お約束」でカップルになっています。彼らが互いに惹かれる要素も必然性も全くなし。
フーパーは超能力が書きたかったのでしょう。それだけの本。

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あやつられたスケッチ (ヴィレッジブックス F フ 8-1) 文庫 – 2005/3/1
全米ベストセラー作家による驚愕のサイキック・サスペンス
シアトル警察で働く似顔絵画家マギーは不思議な力を持っていた。犯罪現場に行ったり、被害者に会ったりすると、まるでその場にいたかのように犯行の様子を感じとることができるのだ。その能力をいかして数々の事件を解決してきたマギーだったが、被害者の目玉をくりだしたうえ、人気のない場所に放置するという今回の悲惨な連続レイプ事件だけは別だった。なんの手がかりも浮かんでこない。感じるのはただ限りなく邪悪な存在だけ……。
やがてマギーや捜査員たちの周辺に不可解な出来事が起こりはじめ、思いがけない手がかりが見つかるが——。
人気ロマンス作家がおくるサイキック・サスペンス。
シアトル警察で働く似顔絵画家マギーは不思議な力を持っていた。犯罪現場に行ったり、被害者に会ったりすると、まるでその場にいたかのように犯行の様子を感じとることができるのだ。その能力をいかして数々の事件を解決してきたマギーだったが、被害者の目玉をくりだしたうえ、人気のない場所に放置するという今回の悲惨な連続レイプ事件だけは別だった。なんの手がかりも浮かんでこない。感じるのはただ限りなく邪悪な存在だけ……。
やがてマギーや捜査員たちの周辺に不可解な出来事が起こりはじめ、思いがけない手がかりが見つかるが——。
人気ロマンス作家がおくるサイキック・サスペンス。
- 本の長さ481ページ
- 言語日本語
- 出版社ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104789725154
- ISBN-13978-4789725156
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