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日本国憲法無効宣言―改憲・護憲派の諸君!この事実を直視せよ 単行本 – 2007/4/19
憲法とは、その国の主権の発動によって作られるはずだ。しかし現憲法は、占領下にある日本が占領軍の指示・意向で出来た英文憲法を翻訳したものだ。そんな憲法は、独立回復と共に無効宣言されるはず。だが、日本の憲法学者や自民党も「改正」と言っている。独立した日本が占領軍の命令であった憲法を改正したら、占領憲法に合法性や正統性を与えてしまう。本書では、この不可解な日本国憲法問題を明らかにする。
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社ビジネス社
- 発売日2007/4/19
- ISBN-104828413464
- ISBN-13978-4828413464
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商品の説明
著者について
渡部昇一:昭和5年山形県生まれ。昭和30年上智大学大学院修士課程終了。ミュンスター大学、オックスフォード大学に留学。現在、上智大学文学部名誉教授。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞。
南出喜久治:昭和25年、京都市生まれ。京都市立堀川高等学校卒業。弁護士。憲法学会会員。独自の研究により、新たな占領憲法無効論を完成させ、平成4年5月、今上陛下に占領憲法無効宣言を諫疎する天皇請願を行ふ。
南出喜久治:昭和25年、京都市生まれ。京都市立堀川高等学校卒業。弁護士。憲法学会会員。独自の研究により、新たな占領憲法無効論を完成させ、平成4年5月、今上陛下に占領憲法無効宣言を諫疎する天皇請願を行ふ。
登録情報
- 出版社 : ビジネス社 (2007/4/19)
- 発売日 : 2007/4/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 238ページ
- ISBN-10 : 4828413464
- ISBN-13 : 978-4828413464
- Amazon 売れ筋ランキング: - 114,204位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
占領下の状態での日本国憲法は無効である。これは知らなかった。この本は過激に見えて真面目な日本再生のために考え出されたものである。安倍晋三内閣が日本国憲法無効宣言をするか楽しみである。日本国憲法が死んでいることに気づかない馬鹿が多すぎるからかもしれない。そんな馬鹿はこの本を読んで早く目を覚ませ。
2010年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
南出氏の別の著書も次々に読んでいます。
そのきっかけになったのが本書。
日本国憲法が無効な理由を法的な立場から斬る南出氏。どれもが適切だと思いました。
これをきっかけに日本国憲法や大日本帝国憲法を読み返してみたり、歴史を振り返ってみたり、とにかくいろいろな気付きが与えられたように思います。疑問だったことが氷解しました。
現実をどう認識するかで、何をすべきかは変わってきますね。
国際関係から個人の生活の在り方まで、考えるための基軸を与えてくれる本だと思います。
とてもわかりやすい内容なので、是非、多くの方に手に取ってもらいたい本です。
これを読んだら「占領憲法の正体」や「まほらまと」を読むといいと思います。
そのきっかけになったのが本書。
日本国憲法が無効な理由を法的な立場から斬る南出氏。どれもが適切だと思いました。
これをきっかけに日本国憲法や大日本帝国憲法を読み返してみたり、歴史を振り返ってみたり、とにかくいろいろな気付きが与えられたように思います。疑問だったことが氷解しました。
現実をどう認識するかで、何をすべきかは変わってきますね。
国際関係から個人の生活の在り方まで、考えるための基軸を与えてくれる本だと思います。
とてもわかりやすい内容なので、是非、多くの方に手に取ってもらいたい本です。
これを読んだら「占領憲法の正体」や「まほらまと」を読むといいと思います。
2019年3月2日に日本でレビュー済み
南出氏は政治家を目指すも、憲法無効論を掲げているようでは政治家として大成しないなと感じ、法曹業界に入り弁護士となった異色の経歴の持ち主です。氏の無効論の特徴は、旧無効論が『主権がない状態で憲法など作れない。そして被占領国の憲法などを作り替えるのは国際法規違反である。よってそのすべてを無効にしなければならない』という主張では法的安定性が損なわれるのでダメだとしているところに特徴があります。
氏は日本国憲法を占領憲法≒講和条約説と主張し、この占領憲法は占領統治を容易にするための中間的な講和条約みたいなものだと再定義します。そして帝国憲法の下位に位置するものとしてその存在を認めようというのです。また無効宣言を行った国会議員の地位が失われるのではないかと言う意見に対し、『講和条約(占領憲法のこと)の国内的効力として一応法的地位が保たれるのだ』と、一応回答を寄せています。これに対し現職の国会議員がどう思うかは分かりませんが。
また氏は国際法規に違反したからと言って、帝国憲法の方が上であるという見方をしています。故に、旧無効論者の国際法規違反は無効論の根拠とならない。また帝国憲法75条には摂政を置いている間、つまり天皇自らが天皇大権を行使しえない間は憲法改正できないという規定があります。氏はこの条文を類推適用(例えば馬はこの道を通っていはいけないという法律があれば、牛も通ってはいけないのではないかと適用する法解釈のルールのこと)し、摂政が置かれるどころか占領時の非常時の際は益々憲法改正など出来ないだろうとその無効の根拠としています。
しかし、この点に対しては国際法上にも議論があり、国内憲法の手続きのもとに条約が批准されるのだから国内憲法が上なのか、それとも国際条約が上位なのかというものです。最近は国際条約の方が上位であるとの認識で一般的となっています。よって、氏が主張する国内法規>国際法規と言う理解は誤りでしょう。もし国内法規が上であれば、国際約束など国際社会には成り立たなくなります。現在の国際社会では、守れないあるいは守りたくないルールであればその条約は別に結ばなくてもいいから、というのがルールです。なので、結んだ以上は守らなくてはいけないし、旧無効論者の言う国際法規違反だから無効というのは正しいわけです。したがって、正確には国際法規にも国内法規にも違反しているから日本国「憲法」は無効なのだということに落ち着くのではないかと思いました。
また氏の主張で物足りないところがあれば、編集部のクエスチョンが対談の中に度々入るのですが、その質問「現行憲法を無効にしないと日本はダメになるのか?まだ先延ばしにしても良いのでは?」に対する回答です。この編集部の問いはそのまま一般の日本国民の感情とも一致するので、重要な質問提起だと感じます。それに対し、氏は「昔は戸主相続だったが、戦後は遺留分相殺が認められ均分相続となる。兄弟で農地を分けなくてはいけないから、日本の農業がダメになる。このように伝統を守るシステムがズタズタなのだ」と回答します。正直言って、もっと他に回答のしようがなかったのかなと思いました。こんなことぐらいであれば、『だったら別に無効にしなくてもいいだろう』と読者は思うのでは?
氏には良い主張もあります。それは結局無効宣言とはどんな性質なものなのか?具体的にはどうなるのか、と言う点に対して一部回答を寄せているところ。氏は無効宣言は事実関係を認めるだけの確認決議である、特に法的事項が変わるわけではないと主張する。単なる政治的な意義しかないのだと。そして帝国憲法に復元して、プレスコード(占領軍の定めた検閲方針)などWGIP(日本人に罪悪感を抱かせるためのGHQの占領政策)の存在を国民の前で明らかにし、真の意味での原状回復をしたうえで、「さあ、どうするか?」と国民に問うのが筋であるのだと。結局は、具体的な手続き等はあまりないというところが正直なところなのでしょうが。実際、私も無効論者ですが、手続き的にはどうなるのかと問われたら答えに窮するのが本音です。
他にも氏の意見の中で、東京裁判無効を宣言しなくてはいけない(47頁)という主張や、国民がこの国を守るんだという祖国防衛の義務に支えられた国家が自衛権を持つという構成を取らない限り国は守れず、自衛のための軍隊を認めるだけでは今の状況は改善されない)(66頁)という主張などは慧眼であると思います。
一方で、共著者の渡部氏は対談者の一人ですが、南出氏の主張を拾い上げていく司会進行係という役目に終始しておられます。渡部氏の著書が好きな方には少々物足りないのではないでしょうか。氏は”素人的に言うと”(170頁)などと控えな表現を常に使用し、主権がない時代の法律は全て無効だと従来通りの無効論者の共通見解を述べるに留まられています。
氏は日本国憲法を占領憲法≒講和条約説と主張し、この占領憲法は占領統治を容易にするための中間的な講和条約みたいなものだと再定義します。そして帝国憲法の下位に位置するものとしてその存在を認めようというのです。また無効宣言を行った国会議員の地位が失われるのではないかと言う意見に対し、『講和条約(占領憲法のこと)の国内的効力として一応法的地位が保たれるのだ』と、一応回答を寄せています。これに対し現職の国会議員がどう思うかは分かりませんが。
また氏は国際法規に違反したからと言って、帝国憲法の方が上であるという見方をしています。故に、旧無効論者の国際法規違反は無効論の根拠とならない。また帝国憲法75条には摂政を置いている間、つまり天皇自らが天皇大権を行使しえない間は憲法改正できないという規定があります。氏はこの条文を類推適用(例えば馬はこの道を通っていはいけないという法律があれば、牛も通ってはいけないのではないかと適用する法解釈のルールのこと)し、摂政が置かれるどころか占領時の非常時の際は益々憲法改正など出来ないだろうとその無効の根拠としています。
しかし、この点に対しては国際法上にも議論があり、国内憲法の手続きのもとに条約が批准されるのだから国内憲法が上なのか、それとも国際条約が上位なのかというものです。最近は国際条約の方が上位であるとの認識で一般的となっています。よって、氏が主張する国内法規>国際法規と言う理解は誤りでしょう。もし国内法規が上であれば、国際約束など国際社会には成り立たなくなります。現在の国際社会では、守れないあるいは守りたくないルールであればその条約は別に結ばなくてもいいから、というのがルールです。なので、結んだ以上は守らなくてはいけないし、旧無効論者の言う国際法規違反だから無効というのは正しいわけです。したがって、正確には国際法規にも国内法規にも違反しているから日本国「憲法」は無効なのだということに落ち着くのではないかと思いました。
また氏の主張で物足りないところがあれば、編集部のクエスチョンが対談の中に度々入るのですが、その質問「現行憲法を無効にしないと日本はダメになるのか?まだ先延ばしにしても良いのでは?」に対する回答です。この編集部の問いはそのまま一般の日本国民の感情とも一致するので、重要な質問提起だと感じます。それに対し、氏は「昔は戸主相続だったが、戦後は遺留分相殺が認められ均分相続となる。兄弟で農地を分けなくてはいけないから、日本の農業がダメになる。このように伝統を守るシステムがズタズタなのだ」と回答します。正直言って、もっと他に回答のしようがなかったのかなと思いました。こんなことぐらいであれば、『だったら別に無効にしなくてもいいだろう』と読者は思うのでは?
氏には良い主張もあります。それは結局無効宣言とはどんな性質なものなのか?具体的にはどうなるのか、と言う点に対して一部回答を寄せているところ。氏は無効宣言は事実関係を認めるだけの確認決議である、特に法的事項が変わるわけではないと主張する。単なる政治的な意義しかないのだと。そして帝国憲法に復元して、プレスコード(占領軍の定めた検閲方針)などWGIP(日本人に罪悪感を抱かせるためのGHQの占領政策)の存在を国民の前で明らかにし、真の意味での原状回復をしたうえで、「さあ、どうするか?」と国民に問うのが筋であるのだと。結局は、具体的な手続き等はあまりないというところが正直なところなのでしょうが。実際、私も無効論者ですが、手続き的にはどうなるのかと問われたら答えに窮するのが本音です。
他にも氏の意見の中で、東京裁判無効を宣言しなくてはいけない(47頁)という主張や、国民がこの国を守るんだという祖国防衛の義務に支えられた国家が自衛権を持つという構成を取らない限り国は守れず、自衛のための軍隊を認めるだけでは今の状況は改善されない)(66頁)という主張などは慧眼であると思います。
一方で、共著者の渡部氏は対談者の一人ですが、南出氏の主張を拾い上げていく司会進行係という役目に終始しておられます。渡部氏の著書が好きな方には少々物足りないのではないでしょうか。氏は”素人的に言うと”(170頁)などと控えな表現を常に使用し、主権がない時代の法律は全て無効だと従来通りの無効論者の共通見解を述べるに留まられています。
2014年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本国憲法無効までは理論的には成り立つのだろうが、帝国憲法が生きているとか時代錯誤のワンパターンでなお危険な理論だ。戦前の軍国主義、軍部の暴走を結果的に容認した帝国憲法の不備な点、過ちを追及する事が今必要だ。
2012年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本国憲法は占領下において日本に主権がない状態で
制定されたものである。GHQによりわずか一週間で
作られたものを翻訳しただけである。主権がない状態で
制定されたというだけで、この憲法が占領下における
暫定憲法であることは自明である。
占領憲法であり暫定的な憲法でしかない日本国憲法は
サンフランシスコ講和条約が発効され、日本国が主権を
取り戻した時点で無効になると考えるのが筋であり、
素人考えでも正当と思われる。
本書は日本国憲法が無効であることの法律的な根拠を
与える稀有な本である。渡部昇一氏と南出喜久治氏の
対談で明かされる憲法無効論は従来の無効論とは根本的に
異なるものである。
このような形で無効を宣言することで、明治憲法に戻り
あらためて憲法の改正を行うことができるという起死回生の
離れ業である。南出氏の自由貿易を否定するような発言には
賛成しかねるが、こと憲法論においては誠に正論であり、且つ
ユニークな見解である。
この理論でいけば、現行憲法の改正は間違いであることは明らかで
ある。是非、改憲派にも読ませたい価値ある一書である。
制定されたものである。GHQによりわずか一週間で
作られたものを翻訳しただけである。主権がない状態で
制定されたというだけで、この憲法が占領下における
暫定憲法であることは自明である。
占領憲法であり暫定的な憲法でしかない日本国憲法は
サンフランシスコ講和条約が発効され、日本国が主権を
取り戻した時点で無効になると考えるのが筋であり、
素人考えでも正当と思われる。
本書は日本国憲法が無効であることの法律的な根拠を
与える稀有な本である。渡部昇一氏と南出喜久治氏の
対談で明かされる憲法無効論は従来の無効論とは根本的に
異なるものである。
このような形で無効を宣言することで、明治憲法に戻り
あらためて憲法の改正を行うことができるという起死回生の
離れ業である。南出氏の自由貿易を否定するような発言には
賛成しかねるが、こと憲法論においては誠に正論であり、且つ
ユニークな見解である。
この理論でいけば、現行憲法の改正は間違いであることは明らかで
ある。是非、改憲派にも読ませたい価値ある一書である。
2007年6月15日に日本でレビュー済み
大胆な本である。
しかし理には適っている。
帯に「今こそ憲法改正阻止の一大国民運動を起こせ!!」とあるので、タイトルと見比べて「??」となってしまったのだが、それくらい意表を突いた攻め口で現行憲法を否定している。
「日本国憲法は講和条約であると考えられるから、いつでも破棄できる。破棄して明治憲法に戻すことができる。」というのが南出氏の考えである。
明治憲法は、軍事占領下では憲法改正ができない、というのがその根拠である。
すでに60年が経過した憲法(と言われているもの)をいつでも破棄できると言われても現実的にはありえないだろうとは思うが、明治憲法の条文から現行憲法の有効性を検証するという観点は画期的で注目すべきものでる。敗戦のショックにより思考停止してしまった日本人の目を覚まさせる力のある本ではないかと思う。
しかし理には適っている。
帯に「今こそ憲法改正阻止の一大国民運動を起こせ!!」とあるので、タイトルと見比べて「??」となってしまったのだが、それくらい意表を突いた攻め口で現行憲法を否定している。
「日本国憲法は講和条約であると考えられるから、いつでも破棄できる。破棄して明治憲法に戻すことができる。」というのが南出氏の考えである。
明治憲法は、軍事占領下では憲法改正ができない、というのがその根拠である。
すでに60年が経過した憲法(と言われているもの)をいつでも破棄できると言われても現実的にはありえないだろうとは思うが、明治憲法の条文から現行憲法の有効性を検証するという観点は画期的で注目すべきものでる。敗戦のショックにより思考停止してしまった日本人の目を覚まさせる力のある本ではないかと思う。
2009年3月23日に日本でレビュー済み
本書は占領憲法無効論の入門書なのですが、戦後民主主義(占領憲法体制)を正当化する憲法学のデマに毒された人には無効論の敷居は高いようです。
本書を読み終えた人は、八月革命説を継承した芦部信喜を黙らせた帝国憲法擁護派の小森義峯氏の 正統憲法復元改正への道標 、八月革命説がフィクションに過ぎないことを指摘する長尾龍一氏の 日本憲法思想史 、あらゆる有効論を撃破する菅原裕氏の 日本国憲法失効論 、占領憲法無効・正統憲法復原の積極的意義を説明する 井上孚麿 氏の現憲法無効論−憲法恢弘の法理を読むと良いでしょう。
そうすれば、宮澤俊義が師の美濃部達吉とともに幣原内閣の憲法調査会で帝国憲法改正の不必要を唱えていたように、ポツダム宣言は、本来自由主義的で民主主義的である帝国憲法と矛盾しないこと、そして八月革命説は曲学阿軍(GHQ)のデマであり、事実とは懸け離れた無法なフィクションであり、革命肯定論は立憲主義の敵であることに必ず気付くことでしょう。
本書を読み終えた人は、八月革命説を継承した芦部信喜を黙らせた帝国憲法擁護派の小森義峯氏の 正統憲法復元改正への道標 、八月革命説がフィクションに過ぎないことを指摘する長尾龍一氏の 日本憲法思想史 、あらゆる有効論を撃破する菅原裕氏の 日本国憲法失効論 、占領憲法無効・正統憲法復原の積極的意義を説明する 井上孚麿 氏の現憲法無効論−憲法恢弘の法理を読むと良いでしょう。
そうすれば、宮澤俊義が師の美濃部達吉とともに幣原内閣の憲法調査会で帝国憲法改正の不必要を唱えていたように、ポツダム宣言は、本来自由主義的で民主主義的である帝国憲法と矛盾しないこと、そして八月革命説は曲学阿軍(GHQ)のデマであり、事実とは懸け離れた無法なフィクションであり、革命肯定論は立憲主義の敵であることに必ず気付くことでしょう。
2011年6月15日に日本でレビュー済み
仕事の関係で読みました。
要約すると日本国憲法は違法なのですべて無効宣言して、大日本帝国憲法に戻しましょう、という対談です。
何と言うか、すごい内容ではあります。
ただ、良し悪しは別として、南出さんの主張には一貫性、かつ合理性があり、十分納得はさせられました。
敗戦の際の条約は大日本帝国憲法の下で締結させられているというのも言われればそうだなぁという感じ。
一般的には、大日本帝国憲法=戦争を引き起こした悪い憲法というイメージがまかり通っていますが、きちんと読んでみるとそうではないことがわかってきます。
考えてみれば、元々の大日本帝国憲法とは、日本をどうにかしようと必死になって戦った幕末の人たちが作り上げた立派な憲法です。それをもう一度考え直すのは悪いことではないような気がします。
ま、だからと言って賛成というわけでもありませんが。
蛇足ですが、
・対談ということもあり、とても読みやすい本ではあります。
・大日本帝国憲法、日本国憲法、サンフランシスコ講和条約が付録として付いているのはありがたいと思った。
・やや校正の点で難があります。気になりました。
要約すると日本国憲法は違法なのですべて無効宣言して、大日本帝国憲法に戻しましょう、という対談です。
何と言うか、すごい内容ではあります。
ただ、良し悪しは別として、南出さんの主張には一貫性、かつ合理性があり、十分納得はさせられました。
敗戦の際の条約は大日本帝国憲法の下で締結させられているというのも言われればそうだなぁという感じ。
一般的には、大日本帝国憲法=戦争を引き起こした悪い憲法というイメージがまかり通っていますが、きちんと読んでみるとそうではないことがわかってきます。
考えてみれば、元々の大日本帝国憲法とは、日本をどうにかしようと必死になって戦った幕末の人たちが作り上げた立派な憲法です。それをもう一度考え直すのは悪いことではないような気がします。
ま、だからと言って賛成というわけでもありませんが。
蛇足ですが、
・対談ということもあり、とても読みやすい本ではあります。
・大日本帝国憲法、日本国憲法、サンフランシスコ講和条約が付録として付いているのはありがたいと思った。
・やや校正の点で難があります。気になりました。