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将棋戦型別名局集4 三間飛車名局集 (将棋戦型別名局集 4) 単行本(ソフトカバー) – 2016/5/25

4.2 5つ星のうち4.2 21個の評価

古今の三間飛車の名局100局収録!

本書は戦型別名局集の第4弾です。
三間飛車の名局100局を厳選、石川陽生七段の詳細な解説で将棋史に残る熱戦を堪能できる内容となっています。

本書の推薦者である久保利明九段が「私の憧れ」といってはばからない大野源一九段の絶品のさばきから始まり、大山康晴十五世名人、升田幸三実力制第四代名人の圧倒的な力。加藤一二三九段、青野照市九段の編み出した多数の定跡や、中原誠十六世名人の勝ち急がない終盤力のすごさ。
また、現代を代表する振り飛車党の藤井猛九段、久保利明九段、鈴木大介八段、さらに中田功七段、戸辺誠六段まで。
時代を代表する棋士たちよる、個性的でユニークな棋譜が数多く残されているのが三間飛車の特長です。

これらの将棋を1局4ページ、ぎっしりの解説で鑑賞できます。

また、巻頭には「三間飛車をめぐる棋士たち」と題して、時系列に沿って三間飛車を愛用した棋士を紹介しています。

本書で三間飛車という戦法の歩みと、それぞれの時代の棋士が残した名局の数々を堪能してください。
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商品の説明

著者について

石川 陽生(いしかわ・あきお)
1963年3月5日生まれ 東京都新宿区出身
1977年 6級で(故)高田丈資七段門
1980年 初段
1986年5月14日 四段
1991年7月16日 五段
1998年7月30日 六段
2007年10月23日 七段
三間飛車を得意とする振り飛車党。
1983年1月、第5回若駒戦優勝。1992年3月、第50期順位戦でC級1組昇級。2002年12月、第44期王位戦でリーグ入り。2010年1月、通算400勝。2011年5月、現役勤続25年。
竜王戦は4組通算3期。順位戦はC級1組通算18期。
共著に「振り飛車党宣言! 2 三間飛車」(マイナビ出版)がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ マイナビ出版 (2016/5/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/5/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 440ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4839959498
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4839959494
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 21個の評価

著者について

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石川 陽生
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 収録されているのは石川七段が選んだ三間飛車の100局(解説つき)、そして巻頭にある特集で近代将棋における三間飛車の状況と、主な振り飛車党が紹介されている。

 戦前は、三間飛車という前に振り飛車自体が駒落ち将棋で指される程度で、プロ間ではほとんど指されなかった。それが大野源一(大山・升田の兄弟子)の活躍によって振り飛車が認知されるようになり、今では普通にNHKで観ることができる戦法になった。三間飛車を得意とした大野から、どんな戦法でも指しこなす大山と升田、そして中田、鈴木、久保、最近の若手振り飛車党戸辺まで歴代の振り飛車党が紹介されている。敵役としては、居飛車党の加藤一二三(今はひふみんとして有名)らが三間飛車の定跡を確立するのに成功したのだという。もっとも本書には、米長や森内といった居飛車党のイメージが強い人の三間飛車も収録されている。本書にはないが内藤国雄も三間飛車を指していた。三間飛車は研究よりも実戦派が参入できる振り飛車なのだろうか。
 意外だったが、大山も三間飛車をよく指している時期があったのだという。私が将棋を覚えたころから大山=四間飛車というイメージが強いが、重要な対局で三間飛車を指して良い結果を得ていたという。著者の石川七段によると、大山は当時新進気鋭の居飛車党攻め将棋だった二上達也(羽生の師匠)に苦戦しており、二上に対抗するために振り飛車を多用するようになったのだという。

 これまでに別書で紹介されてきたであろう名局もあれば、石川七段が探し当てた熱戦、そして三間飛車の定跡を発展させることになった重要な対局も収録されている。中原の棒金、加藤流の速攻、三間飛車からの向かい飛車へ変化、石田流の鈴木新手、羽生の居飛車穴熊に対抗した佐藤の雀ざし、重い金銀をさばいてしまった久保の石田流、渡辺対羽生の三間飛車(千日手)、中田のコーヤン流、田中寅彦が流行らせた居飛車穴熊。石田流も升田が名人戦に負けて以降、鈴木が指すまではプロ間で流行しなかったようだ。そんなこともあってか収録の八割がたはノーマル三間飛車である。ただし石田流の形は認知されていたようで、時系列に並べられた名局集の第1番は、昭和10年の木村14世名人戦(初手7八金に挑発された後手石田流)である。
 私は普段ノーマル三間飛車を愛用しているので、たくさん並べて勘所をつかみたい。読者によっては、昔の戦法を試しに使ってみて、「これでダメになったのかあ」と体験するのも将棋の理解を深める方法ではないか。解説もあるので、過去の定跡の復習にもなるということもある。「そういう事だったのか!」
 定跡の進歩に貢献した収録局の中には、居飛車が勝ったものもある。決して振り飛
車礼賛だけの本ではない。
 
 私が楽しみにしていた実戦譜は升田対大山の最後の名人戦第7局。将棋世界でも掲載される機会がなかったので、ぜひ一度並べてみたかった。升田の苦戦がなんとなくわかるような内容だった。升田の飛車は捌けることなく、8筋にいたまま終局を迎えた。以前将棋世界の勝又七段の特集にあった、プロたちの感想「升田は石田流が苦しいのを承知で指していた」というのも本当だったかもしれない。
 なお本書は2016年に出版されたものであるから、久保の「石田流7五飛」も既に指されているのだが、なぜか本書で紹介されていない(久保の他の将棋は掲載されているが)。まだ成否が明らかになっていないから載せなかったのだろうか?将棋世界2017年3月号の石田流特集における佐藤と鈴木の対談では、久保流の見通しも明るいようだったのだが。

 本書を読んで思うのは、アマチュアが知っている定跡も、「プロが実際に指して確立されていったんだなあ」ということ。教科書に載っている変化も、「ああ、この対局が基なのか」という感じ。それらの軌跡をぜひ盤に並べて、味わってほしい。
 
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
穴熊・四間飛車・矢倉に続き、戦型別名局集シリーズの第4弾。

私はいつも三間飛車を採用しています。
まさか三間飛車が出るとは思ってなかったので、先の四間飛車名局集を購入していました。
しかし、やはり自分の好きな戦法の棋譜は良いです。これで心置きなく棋譜を鑑賞できます。

内容は昭和初期から現代までの三間飛車から選局しています。
各年代からほぼ満遍なく選ばれているので、期間の長い昭和の棋譜が若干多いです。
現代でよく見られる石田流は10局、升田式は12局(あの大山-升田戦は全局収録)となっています。
ですが、第1局目になんと、木村義雄十四世名人の後手石田流!
さらに後半には羽生名人の升田式石田流!
などなど貴重な棋譜が沢山あります。
もちろんノーマルの三間飛車も大野源一九段から脈々と受け継がれる職人芸の数々を堪能できます。
また、三間側の勝局ばかりではなく、内容を重視した棋譜が多い印象なので、居飛車党の方も参考になるはずです。

加えて巻頭特集に三間飛車の変遷と共に、主要人物の紹介を載せているのが良いです。
ここで大まかな歴史の流れを知って棋譜を並べると熱くなれます。
棋譜は時系列順に収録されており、さらに巻末には戦型別と棋士別の索引もあるので便利ですよ。

誤字があるのは初版の宿命でしょうか。
その分を引いて星は4.5です。

定跡や序盤感覚は時代と共に移り変わりますが、将棋の本質は変わらないことを教えてくれます。
「さばき」や「厚み」など、定跡書では掴みきれない感覚を得たい方は必見です。
29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誤植の報告です。p.52の第5図の7三の地点が「銀」と表記されていますが、正しくは「金」です。
出版から結構期間が経っているのでこの程度の分かりやすい誤植ならもう他の誰かが報告していそうですが、少なくともkindle版は修正されておりません。かなり困惑を招くミスなので、今からでも早く直したほうが良いと思うのですが…。
まぁ、そもそもマイナビ出版自体が誤植が多いことで有名なので、この本も例外ではないということですね。
とはいえ、内容自体はとても良いです。三間飛車党の方は必見ではないでしょうか。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
包装もていねいで新品同様。何より大野源一将棋が乗っているのがうれしい。花村元司の対局集はあるのに、オールドファンとしては大野さんの対局集がみつからないのは寂しいかぎり。大野から渡辺明まで広く網羅されているのも読みどころです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他のレビューにもありますが、
昭和の一昔、二昔前の棋譜が多すぎる印象を持ちます。

加えて、これも他のレビューにありますが
ノーマル三間飛車と石田流とで
別冊にして出版する、
あるいは、最低でも
前半はノマ三、後半は石田流…
のように、大きく二つに分けて
取り扱っても良かったのでは、と思います。

すごく個人的な話ですが、
私はノマ三が好きで
コーヤン流や、石川さん、小倉さんなどの本を読んで
勉強してきました。

なので、ノマ三でも
対急戦、対左美濃、対穴熊の
3つのジャンルで、名局は
もっと沢山ある筈なんです。

特に、この本には
ノマ三で左美濃を撃破する棋譜が
一局も収められていないと思うのですが、

この戦型は、四間飛車の藤井システム一号局並みに
価値の高い戦型(棋譜)だと思っています。

ので、ニーズが少なすぎるというのもあるんですが
その辺りの便宜も今後図ってもらえれば…とは思いますね。

ただ、良い点を挙げておくと
超急戦、急戦に対する好局が
いくつか収められているのが良かったです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月23日に日本でレビュー済み
ノーマル三間党としては、石田流は「石田流名局集」でやってくれと思うんですよ。
代わりに中田・小倉・西川あたりをもっと入れてくれと。
(おっと、もちろん本書の解説担当・石川も)
もちろん分かってるんです。
それじゃ売れないんでしょう(涙)。
でも石田流は定跡書も手筋書もたくさん出てるじゃないですか。
ノーマル三間の本がこの前出たのっていつでしたっけ。
せめて棋譜集ぐらい優遇してもらったっていいじゃないですか。
ホント勘弁して下さい(涙涙)。

ふーっ、ちょっと落ち着いたのでレビューらしきことも少々。
何だかんだ言って三間飛車の棋譜がこれだけの規模で集められ、
なおかつプロの解説が付けられているコンテンツは後にも先にもこれだけでしょう。
それこそ石田流名局集ならまだ分かりませんが。
さすがに全局掲載順に並べるのは大変でしょうし、あまり意味は無いと思います。
有名局、好きな棋士の棋譜、興味のある戦型を集中的に並べるのが現実的です。
巻末の戦型別・棋士別索引が心強い。
大野九段の棋譜は戦型の初期ということもあってスカッと気持よく勝ってます。
大山名人はやっぱりよく分かりませんね。
あとつまらないことですが、所々に挿入されている棋士の写真に使い回しが少ないのも好印象でした。
(大野九段は多分1種類だけですが、残ってる写真自体少ないのかもしれません)

これでノーマル三間指す人が増えて、新しい本が出せるようにならないかな~。
愚痴で始まり妄想で終わるレビュー(?)にお付き合いいただきありがとうございました。
おしまい。
51人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月25日に日本でレビュー済み
うーん、マイナビさんもう少し丁寧に編集してください。
なぜ、章立てすらしていないのか理解に苦しみます。矢倉名局集にも書いたけど、コラムなどの工夫が足りないと思います。
選局したのは、誰か知らないけど、ちょっと、昭和の時代の棋譜が多すぎると思います。
昭和の時代の棋譜を見たい人も少なからずいるでしょうが、全体の6割も昭和の棋譜を選ぶ必要があるでしょうか?
古い棋譜イコール名局とは限らないと思うのですが。
少なくとも私の周りの人は、最近ここ、10年ぐらいの棋譜が多い方がよいと感じている。

後記
詳しく読み進めたところ、すこし+の点が出てきたので+0.5点加点します。巻末に、戦法別の索引が付いたことに気づいて少し見直しました。これはいままでにない工夫かなと思ったので、修正します。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月2日に日本でレビュー済み
こんな高い本は買いたくないのですが、三間飛車とあれば石田党としては買わざる負えません。
しかし、たぶん100局すべて並べないでしょうね。
本棚に在って、友人に所有していること自体を自慢するような用途です。
であれば、この本に求めるのは、時代や戦法の変遷を万遍なく網羅していること。
輝いていた棋士を豊かに紹介していることですね。
純粋三間では、大野-大山-久保-コーヤンですか?(誰か抜かした?西川?)
石田では、升田-鈴木-久保-戸辺-菅井-宮本ですか?(誰か抜かした?高崎?)

これを気に純粋三間も指してみるかな?と思わせる内容ですね。
いやー、自慢できますね。

私にとって重要な石田は、おっと22局、2割もあるじゃないですか!
いやー、望外の喜びです。高いっていってごめん!石川さん!

石田の天敵、棒金!ありますね。憎し中原名人です。
いやー、30年近く前、升田さんの本だけを頼りに、
たった一人石田流を指していた頃が、懐かしいです。(そして棒金に負けまくり)
おおげざですが、当時はネットもないですし、私の周りに石田党は居ませんでした。

ネット時代、棋譜をみるだけなら、無料でなんとかなります。
持っていて自慢できる本!それが本書ですね。

はい!今、自慢しました。! これで購入目的達成です。

追伸、
   西川、宮本、高崎は出てきません。念のため。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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