文章を書くのが苦手なんですが…
とにかく綺麗だった!
これを見た後だと
見る景色がかわるかも
絵を描く人にも資料として役に立つかもしれないですね

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
非常階段東京―TOKYO TWILIGHT ZONE ペーパーバック – 2008/7/20
佐藤 信太郎
(著)
自然光と人工光が妖しく混ざりあう、東京の最も美しい表情がここにある
ビルの非常階段から東京の街を撮影する著者nによる待望の作品集。
黄昏に浮かび上がる雑然とした町並み、さまざまな表情。新しいものと古いものが同時にうごめき、最も美しい姿を現す瞬間。
大都市東京から放たれる底知れぬエネルギーを、幻惑的かつリアリティにとらえた快作。
寄稿:塚本由晴 (建築家 / 東京工業大学大学院准教授)
非常階段からの眺めは、あらかじめ設定されている観光名所などの展望台の眺めとも、パソコンで簡単に見ることが出来る衛星写真の率直な視線とも違っている。
街を歩き回り場所を見つけるといった肉体の運動を通して初めて獲得できるパーソナルな視点であり、高さも10階前後の中途半端な高さのため、街を見下ろすというより、水平に対峙して見る感じになる。
……非常階段の多くは裏通りに面しているため、東京の裏の顔が見えてくる。誰も来ない忘れ去られた階段から見た東京の裏風景はエロチックで、
撮影のたびにいつも興奮させられる一方で、自分は東京の風景を見ているつもりで実は何も知らない、ということに気づかされる。(佐藤信太郎)
千葉市芸術文化新人賞、日本写真協会賞新人賞受賞。
ビルの非常階段から東京の街を撮影する著者nによる待望の作品集。
黄昏に浮かび上がる雑然とした町並み、さまざまな表情。新しいものと古いものが同時にうごめき、最も美しい姿を現す瞬間。
大都市東京から放たれる底知れぬエネルギーを、幻惑的かつリアリティにとらえた快作。
寄稿:塚本由晴 (建築家 / 東京工業大学大学院准教授)
非常階段からの眺めは、あらかじめ設定されている観光名所などの展望台の眺めとも、パソコンで簡単に見ることが出来る衛星写真の率直な視線とも違っている。
街を歩き回り場所を見つけるといった肉体の運動を通して初めて獲得できるパーソナルな視点であり、高さも10階前後の中途半端な高さのため、街を見下ろすというより、水平に対峙して見る感じになる。
……非常階段の多くは裏通りに面しているため、東京の裏の顔が見えてくる。誰も来ない忘れ去られた階段から見た東京の裏風景はエロチックで、
撮影のたびにいつも興奮させられる一方で、自分は東京の風景を見ているつもりで実は何も知らない、ということに気づかされる。(佐藤信太郎)
千葉市芸術文化新人賞、日本写真協会賞新人賞受賞。
- 本の長さ96ページ
- 言語日本語
- 出版社青幻舎
- 発売日2008/7/20
- ISBN-104861521556
- ISBN-13978-4861521553
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
レビュー
どこまでも続いているように見える東京の明かりと、それに照らされた天空は、
日本=細やかなスケール感という一般的な理解に反して壮大なスケールを持っている。
しかもそれは一人で向き合う壮大さである。
歌とか口笛とか口ずさんで、体の内側から音を出して、自分を確認してみたくなるんじゃないかと思う。
塚本由晴(建築家 / 東京工業大学大学院准教授) --本書あとがき
非常階段から眺めた夜の都市の裏側は
アイロニカルで、猥雑で、悲しく、力強く、面白く、懐かしい
……これらの風景はたまに夕方あたりに商業ビルの裏側に面した剥き出しの通路から、手すりに体を傾けながら見下ろす風景にも似ている。
無機質に見えるのに、人恋しさを含んだ懐かしさのある風景。無数に散らばる小さな光の窓の中に、
数え切れないほどの人の営みがあって、それが満天の星のように地平線の遥か彼方まで連なっている。不思議に温度感のある写真だ。
坂川栄冶「今月の一冊」 --「コマーシャルフォト」2008/08
日本=細やかなスケール感という一般的な理解に反して壮大なスケールを持っている。
しかもそれは一人で向き合う壮大さである。
歌とか口笛とか口ずさんで、体の内側から音を出して、自分を確認してみたくなるんじゃないかと思う。
塚本由晴(建築家 / 東京工業大学大学院准教授) --本書あとがき
非常階段から眺めた夜の都市の裏側は
アイロニカルで、猥雑で、悲しく、力強く、面白く、懐かしい
……これらの風景はたまに夕方あたりに商業ビルの裏側に面した剥き出しの通路から、手すりに体を傾けながら見下ろす風景にも似ている。
無機質に見えるのに、人恋しさを含んだ懐かしさのある風景。無数に散らばる小さな光の窓の中に、
数え切れないほどの人の営みがあって、それが満天の星のように地平線の遥か彼方まで連なっている。不思議に温度感のある写真だ。
坂川栄冶「今月の一冊」 --「コマーシャルフォト」2008/08
登録情報
- 出版社 : 青幻舎; A4版 (2008/7/20)
- 発売日 : 2008/7/20
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 96ページ
- ISBN-10 : 4861521556
- ISBN-13 : 978-4861521553
- Amazon 売れ筋ランキング: - 775,370位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,674位写真家の本
- - 3,501位カメラ・ビデオ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常階段、普段あまり立ち寄らないけれど、その気になれば誰でも行ける、そんな日常との距離が絶妙です。
パッと見はまるで精巧なミニチュアを見ているような感じでしょうか、
しかし細かく分節化された空間、一部屋ごとに違った人生があるのだと考えると、圧倒されてしまいます。
雪積もった一枚は印象的でした。
分節化され、孤立した空間に同じように雪が積もる。なんだかやさしい写真です。
パッと見はまるで精巧なミニチュアを見ているような感じでしょうか、
しかし細かく分節化された空間、一部屋ごとに違った人生があるのだと考えると、圧倒されてしまいます。
雪積もった一枚は印象的でした。
分節化され、孤立した空間に同じように雪が積もる。なんだかやさしい写真です。
2016年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常階段からみた都市。コンセプトが面白い。
色合いがもっと現実に近ければいいのにと思います。
色合いがもっと現実に近ければいいのにと思います。
2022年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに非常階段から東京の雑然とした街並みを撮った写真集です。
誤解を恐れずに言えば、敢えて雑然とした部分や、美しく整えられたものの裏側、何十年も経ったであろう古く汚れた建物などにフォーカスを当てているように感じます。
確かに東京の街並みを正確に表していますが、人口の多い日本の都市ならどこでもこの様な景色が見られると思いますし、もしかするとそれがメッセージの一つなのかもしれません。
しかし、構図の縛りもあるせいか、どの写真も似たような印象を受けました。
色合いはドラマチックで美しいですが、他のどこでもない東京の夜景の様々な表情を期待すると戸惑うと思われます。
本の状態について、e本屋さんでステータスが「非常に良い」となっているものを選んで購入しました。
若干の使用感どころか、カバー周囲をぐるりと囲む明らかな黄ばみやシワ、多数の擦れがあり、「非常に良い」というステータスは誇張しすぎかと感じます。
古本屋に本を売ることが多いですが、経験上どれも使用感が目立つと買い叩かれるレベルかと思います。
古本屋によって評価の甘さ・辛さに差が大きく、とても戸惑いを感じます。
古本を買うなら期待するレベルの品を提供してくれる古本屋で購入しないと駄目だと実感しました。
なお評価は内容と本の状態の平均です(内容は3点、状態は1点)。
誤解を恐れずに言えば、敢えて雑然とした部分や、美しく整えられたものの裏側、何十年も経ったであろう古く汚れた建物などにフォーカスを当てているように感じます。
確かに東京の街並みを正確に表していますが、人口の多い日本の都市ならどこでもこの様な景色が見られると思いますし、もしかするとそれがメッセージの一つなのかもしれません。
しかし、構図の縛りもあるせいか、どの写真も似たような印象を受けました。
色合いはドラマチックで美しいですが、他のどこでもない東京の夜景の様々な表情を期待すると戸惑うと思われます。
本の状態について、e本屋さんでステータスが「非常に良い」となっているものを選んで購入しました。
若干の使用感どころか、カバー周囲をぐるりと囲む明らかな黄ばみやシワ、多数の擦れがあり、「非常に良い」というステータスは誇張しすぎかと感じます。
古本屋に本を売ることが多いですが、経験上どれも使用感が目立つと買い叩かれるレベルかと思います。
古本屋によって評価の甘さ・辛さに差が大きく、とても戸惑いを感じます。
古本を買うなら期待するレベルの品を提供してくれる古本屋で購入しないと駄目だと実感しました。
なお評価は内容と本の状態の平均です(内容は3点、状態は1点)。
2009年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アジアの各都市を旅しているとそこで生活している人々の息吹や体温の温もりをその喧噪の中に感じるのですが東京という都市は小奇麗ではありますが徹底的に消毒され管理され殺伐とし体温を全く感じさせない神経症的な異常な空間であるといつも感じていました。
ところがこの作品の中の東京はその無機的な風景にほのかな温もり、ノスタルジックな哀愁を街自体が放っているのです。まるでバンコクのチャイナタウン、台湾の下町の様に。そこに写し取られている街は大資本が投下されマスコミが注目し『住みたい町』にランキングされる様な処ではないのですがその忘れ去られた町々がひっそりと仄かに夕暮れのなかで静かに温かい輝きに包まれている姿を見させてくれる本作は奇跡的な傑作としか言いようがありません。
ところがこの作品の中の東京はその無機的な風景にほのかな温もり、ノスタルジックな哀愁を街自体が放っているのです。まるでバンコクのチャイナタウン、台湾の下町の様に。そこに写し取られている街は大資本が投下されマスコミが注目し『住みたい町』にランキングされる様な処ではないのですがその忘れ去られた町々がひっそりと仄かに夕暮れのなかで静かに温かい輝きに包まれている姿を見させてくれる本作は奇跡的な傑作としか言いようがありません。
2008年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
美しい。そして懐かしい。東京の土着の神様がいるとすると、少し降りてきたのではないか、と思わせる、とても切ない思いを(郷愁と言っていいのかな〜)させてくれる写真集です。
雪の写真がいいです。一瞬ハッとします。
誰に勧めるということではなしに、何となくそれを知ってくれている友人に贈りたいそんな写真集でした。
ありがとうございます。
雪の写真がいいです。一瞬ハッとします。
誰に勧めるということではなしに、何となくそれを知ってくれている友人に贈りたいそんな写真集でした。
ありがとうございます。
2012年2月13日に日本でレビュー済み
非常階段という、高からず、低からずの高さがいいのだろう。
人気のスポットで見る夜景は、遠くの街の灯が光の粒のようにあるいは密集し、あるいは散らばる様が美しい。しかし、そこでは一つ一つの「光の粒」はただ無機質であるしかない。
本書の視点がすばらしいのは、すぐそこの人の気配が感じ取れる「隣の窓」から、はるか遠くの、地平線と混ざり合う光の点まで、都市が彼方へと拡散していく様子が見事に一枚の写真の中に収められているところだと思う。
一つ一つの光の粒の中に人の暮らしがあり、またそうした暮らしが寄り集まってこの茫洋とした大都市を形成している、当たり前の事実に目がくらみそうになる。
人気のスポットで見る夜景は、遠くの街の灯が光の粒のようにあるいは密集し、あるいは散らばる様が美しい。しかし、そこでは一つ一つの「光の粒」はただ無機質であるしかない。
本書の視点がすばらしいのは、すぐそこの人の気配が感じ取れる「隣の窓」から、はるか遠くの、地平線と混ざり合う光の点まで、都市が彼方へと拡散していく様子が見事に一枚の写真の中に収められているところだと思う。
一つ一つの光の粒の中に人の暮らしがあり、またそうした暮らしが寄り集まってこの茫洋とした大都市を形成している、当たり前の事実に目がくらみそうになる。
2009年9月25日に日本でレビュー済み
夜の街、東京の夜景を撮った写真は星の数ほどある。
しかし非常階段から(作者曰く、夕方から夜にかけての
トワイライ・トゾーンに)東京の街を撮影した写真集は
この作者のものしかないだろう。
たいていはビルの裏側にあり、普段は意識すること無い非常階段。
そこから見るビル群は、表通りに面し他人に見せる顔ではなく
年相応の、小汚い横顔を晒している。
だからこそ雪の積もる冬の一枚が、
まさに雪化粧というい言葉の示すとおり
汚れを覆い隠して、美しい。
しかし非常階段から(作者曰く、夕方から夜にかけての
トワイライ・トゾーンに)東京の街を撮影した写真集は
この作者のものしかないだろう。
たいていはビルの裏側にあり、普段は意識すること無い非常階段。
そこから見るビル群は、表通りに面し他人に見せる顔ではなく
年相応の、小汚い横顔を晒している。
だからこそ雪の積もる冬の一枚が、
まさに雪化粧というい言葉の示すとおり
汚れを覆い隠して、美しい。