メディア掲載レビューほか
ヴァイオリニストのトップ・クラスに位置するアイザック・スターン。宮崎国際室内音楽際のメイン・ゲストを毎年務め、活躍は今年80歳とは思えないほど。彼の演奏の歴史が堪能できる1枚だ。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
器楽、特にヴァイオリニストは相対的にピアニストに比べると衰えが早い。だから、単純に現在のスターンを叩こうと思えば簡単だ。彼は今年80歳。その80年も単に時間が経過し、たまたま80になりましたというものではなく、きっちりと実績を作ってのことだ。だから、我々は今、それを正しく評価せねばならない。このCDはそれを知るほんの手がかりでしかないが、スターンが過不足のない美音と安定した構成を持ち、かつ彼の加入したアンサンブルがどれだけ引き締まっていたかをうかがい知ることができる。 (平林直哉) --- 2000年05月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)