脚本家の橋部敦子という人をこの作品で初めて知った。「ナースのお仕事」も手がけているようだ。
この作品は「生きること」と「死ぬこと」をテーマにしているのはもちろんだが、秀雄先生とみどり先生の恋、教師と生徒との関係、医者と患者、親と子などさまざまな側面をうまく描いている。
病気のことをみどり先生に、そして親へ言わなくてはならないが、言うのが怖いという葛藤がビシビシと伝わってくる。
出演者の大杉漣は記者会見時に「セリフとセリフの間にいろんな感情がつまったいい本だ」と表現していたが、まさにセリフだけではない何も語られていない表情の中にまたひとつのドラマを感じる。
6話までですでに泣き疲れてしまった。