by 小宮山隆央
戦場のアリア (2005年 / フランス/ドイツ/イギリス )
Joyeux Noel
実話を基としたストーリーです。
監督:クリスチャン・カリオン Christian Carion
出演:ダイアン・クルーガー Diane Kruger
ギョーム・カネ Guillaume Canet
第一次大戦下のクリスマスの日に実際に起こった出来事を基にした戦争ドラマ。
フランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が対峙する最前線で、一つの歌声がきっかけで期せずして一夜限りの休戦が実現、敵対する兵士どうしが束の間の温かな交流をもつさまを描く。
フランス北部デルソー。
わずか数十メートルを隔ててドイツ軍とフランス・スコットランド連合軍が激しい戦闘を繰り広げていた。
クリスマスの日、ドイツ軍の塹壕にはたくさんのクリスマス・ツリーが飾られた
映画では、恋人と戦線離脱してしまうには、もっと心理描写が必要なのではないかと思うんですが・・・
恋人と戦線離脱なら、銃殺刑ですし名誉を捨てて恋人とともに投降してきたオペラ歌手を連合軍もどう受け入れたのでしょうか・・・
戦争でこころが疲労していたのだとは思いますが・・・
疲労していた心にはとても染み入る音楽です。
毎日、疲労と空腹、寒さ、不潔と不衛生、睡眠不足で死に直面していたら、
心の餓えには腸(はらわた)まで染み入ることだったと思います。
音楽の大切さを思わずにらおれません。
小宮山隆央