遠野春日の情熱シリーズのドラマCD化三作目となる今作品。
前作から1年9ヶ月たってのリリースとなった訳だが、その
世界観は失われることなく、聴き応え十分である。
このシリーズの良いところは、原作がしっかりしてるところと、
またその小説をドラマCDで表現するにあたり、どうしても
割愛しなければならない部分があるが、音楽の使い方や、
構成が良い分、原作を読んでいなくとも、すんなりと入って
いけるように思う。
またドラマCD前作2枚を聴いていなくても、
それはそれで十分に楽しめると思う。
原作の方で、作者あとがきに「遥と佳人の日常を描きたかった」
と言うようなことが書かれており、出張先から戻った遥に
佳人が手料理でもてなしたり、一緒に入浴したり、
家が1番落ち着くというようなエピソードが、
二人の関係の進展を伺わせるようなんである。
日常とはまた別に事件も起こるので、二人の愛はより深まって
しまうのだった・・・。ゴチソウ様って感じです。