南米大陸の西側を貫くアンデス山脈に巨大国家を建設し、言葉の違う約80の民族をわずか半世紀で統一したインカ帝国。アンデス山中に建設された空中都市マチュピチュを中心とした繁栄の裏には、死んだ者をミイラとして敬い、共に生活するという彼ら独自のミイラ文化があった。