このビデオを見て、思ったのは、
エリカちゃんて、なんだ、どこにでもいる普通のちょっとオタク系な女の子じゃない。
という感想だった。
19歳の等身大で、だけど一生懸命大人になろうと背伸びをしている感じ、あの職業不詳の高城の影響を
受ける前の、本当の意味での素の彼女だ。
最近の彼女と良く似ている。26歳の彼女は、経験を積んだ分このころよりも大人だけれど。
素の部分は怖がりでシャイな女性だと思う。
冬が好きで白と黒が好きという部分も今と昔も変わりが無いと思う。
「聖女の部分もあれば、悪女の部分もあります」とたかのユリのコマーシャルでも行っていたように、きっと
人間て誰でもそういう部分があると思う。
犬を撮影して、可愛がっている姿が、なんとも10代の女の子らしくてかわいらしかった。
白黒で写っているが、海でのドキュメントで写っているあのすかじゃんやジーパンやひょう柄のキャミソールは
去年の取材でも着ていたもの。物を大切にすることを知っている彼女ならば、復帰した時、自分の仕事もきっと大切に
するのではないかと期待しています。多分、この数年間は、女優沢尻エリカと沢尻エリカという女性の境界線が分からなくなって戸惑い、逃避してしまったのではないだろうかと思う。シャイで怖がりで素直な女性だからだ。
そして繊細な神経を持っている人なのだろう。今のせわしなく冷たい世の中では生きづらいタイプの人といえるかもしれない。井筒監督はどうでもいいとしても、彼女の本当の姿に少しでも触れてみたいと思う方なら購入してもいいと思いますよ。一リットルの涙の前の本当の素の沢尻エリカさんが見れます。言葉づかいはあまりいいとは言えませんけれども、自分の考えをたどたどしくも伝えようとしている姿勢には好感を持てました。そして、バッチギ撮影後も相手役の俳優と演技に納得がいかなかったと話し合っていたりするシーンがあり、演技を真摯に取り組もうとする姿勢は今も昔も変わっていないことが分かると思います。