古いキットということで、作りにくさや古臭さを思っていたが、新しいキットに遜色ない製品でした。
付け足しや、自作の工夫も実にし易い優秀なキットだと思いました。
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１９７３年タミヤ社製のレトロな名作キット！模型設計者、金型職人の心意気を感じます！
ウォーターラインシリーズが始まった翌年１９７３年に発売された、いわば４０年前のレトロ製品ですが、箱を開けたとたん、部品の出来栄えにわくわくする、素晴らしい模型です！いわば、当時のトップランナーのタミヤ社の模型設計者、そして金型を作った職人さんたちの心意気が伝わってくるような名作。余談ですが、細かい部品を付けるための工具（ピンセット）のパーツまであります！こども思い、恐るべしタミヤ社！！ 昨今の、ともすれば細かいパーツ構成で精巧な反面、作り上げるのが苦行のようなキットにはない、模型としての作りがいのある製品です。エッチングパーツを使わず、いつも筆塗りの素人モデラーの私ですが、それなりに参考書を見ながら、ちょこっと改造も出来る楽しさも残っています。絶版にならないうちに、ぜひ作ってみてください。大推薦します。 世の中には素晴らしい超絶艦船モデラーや考証派の方もいらっしゃって、おこがましいですが、以下、制作した上で気づいたことをまとめます。＜このキットの素晴らしい点＞１） 細かい考証的な部分には問題があるのかもしれませんが、姿形がいいです。とくに斜め２６度に傾斜した煙突と一体の艦橋あたりが素晴らしい。設計図でも３つの絵柄で詳しく組み立て方が書いてあります。とても分かりやすい。２） オールドキットなので、どうしてもバリが多いのですが、それを丁寧に削ってあげれば、素晴らしく部品の合いがいいです。艦橋が甲板に付くあたりは感嘆するぐらいぴったりです。３） 甲板裏に穴を開ける部分とか、探照燈（部品５２）は夜間のときにつけてくださいとか、艦載機の収納時の翼の折れ方とか、とても丁寧な注釈が設計図に書いてあります。よく読んで、場合によってはマーカーで印をつけておきましょう。＜制作上の私なりの注意点＞１） 親切に、艦尾の着艦標識燈取付架台を取り囲むようにランナーがついています。架台がとても薄くて精巧に出来ている反面、とても壊れやすい部分なので、なるべく最後までランナーを取らないことをお勧めします。２） 高角砲の砲身（部品番号４７）も最後の最後に取り付けるようにしましょう。早めにつけると折れる可能性大です。３） エレベーター（部品番号２４，２５）を甲板まで上げて付けるためには、部品６９を付けるような指示があります。忘れがちです。ちなみに私は、エレベーターに足を４本付けて、取り外し式にしてみました。４） 甲板を支える艦首部支柱（部品番号５３）、艦尾部支柱（部品番号４４）は、甲板を船体に取り付ける際に同時に付けましょう。接着剤が固まる前に微調整して正しい位置に修正します。甲板は、右舷・左舷の細かい部品を付ける前の早めの段階で付けていいと思います。私は、喫水板を船体に流し込み接着材で貼りながら、船体が反らないように、小さな万力で船体を板きれに半日ぐらい押さえているのですが、その間に甲板上を筆で塗って、すぐに船体に輪ゴムで縛って付けてしまっています。５） 細かいことですが、艦尾機銃座（部品番号４６）の支柱が艦尾からはみ出してしまうので、少し削りましょう。＜参考にしたい書籍＞ 何隻も作ってくると、いろいろ知りたくなって書籍を買うようになりました。私がよく使っている書籍をご紹介します。日本の空母 (軍艦メカ)。新版もあります。このシリーズは４冊ありますが、どれも真っ先に役に立ちます。空母 隼鷹・飛鷹・瑞鳳型・龍鳳・千歳型・信濃・伊吹・大鷹型・神鷹・海鷹 (ハンディ判日本海軍艦艇写真集)。全２１冊ですが、けっきょく全部中古で買ってしまいました。写真は小さいですが、読み物としても、とても勉強になります。＜最後に＞ 拙い、ほぼ素組みの作品もイメージに載せていますから、どうぞ、合わせて参考にしていただければと思います。最後まで読んでくれた方がいらっしゃったら心から感謝します。艦船模型作りの楽しさを伝えたい一心で、アマゾンに投稿しています。
上位レビュー、対象国： 日本
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2013年4月8日に日本でレビュー済み
ウォーターラインシリーズが始まった翌年１９７３年に発売された、いわば４０年前のレトロ製品ですが、箱を開けたとたん、部品の出来栄えにわくわくする、素晴らしい模型です！いわば、当時のトップランナーのタミヤ社の模型設計者、そして金型を作った職人さんたちの心意気が伝わってくるような名作。余談ですが、細かい部品を付けるための工具（ピンセット）のパーツまであります！こども思い、恐るべしタミヤ社！！
昨今の、ともすれば細かいパーツ構成で精巧な反面、作り上げるのが苦行のようなキットにはない、模型としての作りがいのある製品です。エッチングパーツを使わず、いつも筆塗りの素人モデラーの私ですが、それなりに参考書を見ながら、ちょこっと改造も出来る楽しさも残っています。絶版にならないうちに、ぜひ作ってみてください。大推薦します。
世の中には素晴らしい超絶艦船モデラーや考証派の方もいらっしゃって、おこがましいですが、以下、制作した上で気づいたことをまとめます。
＜このキットの素晴らしい点＞
１） 細かい考証的な部分には問題があるのかもしれませんが、姿形がいいです。とくに斜め２６度に傾斜した煙突と一体の艦橋あたりが素晴らしい。設計図でも３つの絵柄で詳しく組み立て方が書いてあります。とても分かりやすい。
２） オールドキットなので、どうしてもバリが多いのですが、それを丁寧に削ってあげれば、素晴らしく部品の合いがいいです。艦橋が甲板に付くあたりは感嘆するぐらいぴったりです。
３） 甲板裏に穴を開ける部分とか、探照燈（部品５２）は夜間のときにつけてくださいとか、艦載機の収納時の翼の折れ方とか、とても丁寧な注釈が設計図に書いてあります。よく読んで、場合によってはマーカーで印をつけておきましょう。
＜制作上の私なりの注意点＞
１） 親切に、艦尾の着艦標識燈取付架台を取り囲むようにランナーがついています。架台がとても薄くて精巧に出来ている反面、とても壊れやすい部分なので、なるべく最後までランナーを取らないことをお勧めします。
２） 高角砲の砲身（部品番号４７）も最後の最後に取り付けるようにしましょう。早めにつけると折れる可能性大です。
３） エレベーター（部品番号２４，２５）を甲板まで上げて付けるためには、部品６９を付けるような指示があります。忘れがちです。ちなみに私は、エレベーターに足を４本付けて、取り外し式にしてみました。
４） 甲板を支える艦首部支柱（部品番号５３）、艦尾部支柱（部品番号４４）は、甲板を船体に取り付ける際に同時に付けましょう。接着剤が固まる前に微調整して正しい位置に修正します。甲板は、右舷・左舷の細かい部品を付ける前の早めの段階で付けていいと思います。私は、喫水板を船体に流し込み接着材で貼りながら、船体が反らないように、小さな万力で船体を板きれに半日ぐらい押さえているのですが、その間に甲板上を筆で塗って、すぐに船体に輪ゴムで縛って付けてしまっています。
５） 細かいことですが、艦尾機銃座（部品番号４６）の支柱が艦尾からはみ出してしまうので、少し削りましょう。
＜参考にしたい書籍＞
何隻も作ってくると、いろいろ知りたくなって書籍を買うようになりました。私がよく使っている書籍をご紹介します。[[ASIN:4769805624 日本の空母 (軍艦メカ)]]。新版もあります。このシリーズは４冊ありますが、どれも真っ先に役に立ちます。[[ASIN:4769807775 空母 隼鷹・飛鷹・瑞鳳型・龍鳳・千歳型・信濃・伊吹・大鷹型・神鷹・海鷹 (ハンディ判日本海軍艦艇写真集)]]。全２１冊ですが、けっきょく全部中古で買ってしまいました。写真は小さいですが、読み物としても、とても勉強になります。
＜最後に＞
拙い、ほぼ素組みの作品もイメージに載せていますから、どうぞ、合わせて参考にしていただければと思います。最後まで読んでくれた方がいらっしゃったら心から感謝します。艦船模型作りの楽しさを伝えたい一心で、アマゾンに投稿しています。
昨今の、ともすれば細かいパーツ構成で精巧な反面、作り上げるのが苦行のようなキットにはない、模型としての作りがいのある製品です。エッチングパーツを使わず、いつも筆塗りの素人モデラーの私ですが、それなりに参考書を見ながら、ちょこっと改造も出来る楽しさも残っています。絶版にならないうちに、ぜひ作ってみてください。大推薦します。
世の中には素晴らしい超絶艦船モデラーや考証派の方もいらっしゃって、おこがましいですが、以下、制作した上で気づいたことをまとめます。
＜このキットの素晴らしい点＞
１） 細かい考証的な部分には問題があるのかもしれませんが、姿形がいいです。とくに斜め２６度に傾斜した煙突と一体の艦橋あたりが素晴らしい。設計図でも３つの絵柄で詳しく組み立て方が書いてあります。とても分かりやすい。
２） オールドキットなので、どうしてもバリが多いのですが、それを丁寧に削ってあげれば、素晴らしく部品の合いがいいです。艦橋が甲板に付くあたりは感嘆するぐらいぴったりです。
３） 甲板裏に穴を開ける部分とか、探照燈（部品５２）は夜間のときにつけてくださいとか、艦載機の収納時の翼の折れ方とか、とても丁寧な注釈が設計図に書いてあります。よく読んで、場合によってはマーカーで印をつけておきましょう。
＜制作上の私なりの注意点＞
１） 親切に、艦尾の着艦標識燈取付架台を取り囲むようにランナーがついています。架台がとても薄くて精巧に出来ている反面、とても壊れやすい部分なので、なるべく最後までランナーを取らないことをお勧めします。
２） 高角砲の砲身（部品番号４７）も最後の最後に取り付けるようにしましょう。早めにつけると折れる可能性大です。
３） エレベーター（部品番号２４，２５）を甲板まで上げて付けるためには、部品６９を付けるような指示があります。忘れがちです。ちなみに私は、エレベーターに足を４本付けて、取り外し式にしてみました。
４） 甲板を支える艦首部支柱（部品番号５３）、艦尾部支柱（部品番号４４）は、甲板を船体に取り付ける際に同時に付けましょう。接着剤が固まる前に微調整して正しい位置に修正します。甲板は、右舷・左舷の細かい部品を付ける前の早めの段階で付けていいと思います。私は、喫水板を船体に流し込み接着材で貼りながら、船体が反らないように、小さな万力で船体を板きれに半日ぐらい押さえているのですが、その間に甲板上を筆で塗って、すぐに船体に輪ゴムで縛って付けてしまっています。
５） 細かいことですが、艦尾機銃座（部品番号４６）の支柱が艦尾からはみ出してしまうので、少し削りましょう。
＜参考にしたい書籍＞
何隻も作ってくると、いろいろ知りたくなって書籍を買うようになりました。私がよく使っている書籍をご紹介します。[[ASIN:4769805624 日本の空母 (軍艦メカ)]]。新版もあります。このシリーズは４冊ありますが、どれも真っ先に役に立ちます。[[ASIN:4769807775 空母 隼鷹・飛鷹・瑞鳳型・龍鳳・千歳型・信濃・伊吹・大鷹型・神鷹・海鷹 (ハンディ判日本海軍艦艇写真集)]]。全２１冊ですが、けっきょく全部中古で買ってしまいました。写真は小さいですが、読み物としても、とても勉強になります。
＜最後に＞
拙い、ほぼ素組みの作品もイメージに載せていますから、どうぞ、合わせて参考にしていただければと思います。最後まで読んでくれた方がいらっしゃったら心から感謝します。艦船模型作りの楽しさを伝えたい一心で、アマゾンに投稿しています。
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