ショーン・ペンの脚本で、彼の初監督作品。
彼がブルース・スプリングスティーンの曲「ハイウェイ・パトロールマン」に
インスピレーションを感じて作った作品。
これはちょっと重い映画でもありましたが、すっごく良かったです!
見ごたえのある良い映画でした。
デヴィッド・モースが主演の映画で、彼が大好きな私は、もうそれだけでも
凄く嬉しい作品だったんですが、愛とは、家族の愛とは、とか、現実の生活って?とか、
なにが幸せでなにが不幸なのか・・とか、ほんとにいろいろ考えさせられる作品でした。
デヴィッド・モースがかもし出すあの優しさと愛の深さ、ヴィゴが演じる
フランクの身勝手さと狂気とセクシーさ。この2人の演技にはもう脱帽ものでした。
そして、お父さん役のチャールズ・ブロンソンの哀愁を帯びた演技にも
ぐっときましたし、ほんのちょっとだけ出てきたベネチオ・デル・トロにも
笑わせてもらったし、デニス・ホッパーは、こういう役はピッタリよね、
って思ったし、ほんとに脇を固めてた俳優さんたちがあまりにもすごくて
映画に凄みを増してました。
ベトナム戦争後のアメリカの傷跡とか、絶望感とか、家族の大切さとか
普通の生活がいかに幸せか、とかいろ~~~なことが込められてる作品でした。
インディアン・ランナー [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, 字幕付き |
コントリビュータ | ヴィゴ・モーテンセン, デニス・ホッパー, パトリシア・アークェット, デビッド・モース, ショーン・ペン |
稼働時間 | 2 時間 6 分 |
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商品の説明
兄弟の相剋をハードボイルドタッチで描く衝撃作!
【ストーリー】
真面目な兄ジョーはハイウェイをパトロールする警官。
ある日彼の温和な性格とは反対の粗暴な弟フランクがベトナムから帰ってきた。
ジョーはフランクをなんとか正業に就かせようとするが、彼の理由なき犯罪行為を止めさせることは出来ず、遂には殺人を犯してしまった弟を兄自らが追うこととなる・・・。
弟よ、社会は君の生き方を許さない。
だから、僕が君の人生に終止符を打つ。
【映像特典】
■関連作品予告編集
【スタッフ&キャスト】
《製作》 ドン・フィリップス
《監督》 ショーン・ペン
《脚本》 ショーン・ペン
《出演》 デビッド・モース、ヴィゴ・モーテンセン、パトリシア・アークェット、デニス・ホッパー
【Copy Right】 (C)1991 WESTMOUNT COMMUNICATIONS FILM JOINT VENTURE, L.P. ALL RIGHTS RESERVED.
※ジャケット写真、商品仕様、映像特典などは予告なく変更となる場合がございますのでご了承ください。
登録情報
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 83.16 g
- EAN : 4547462059444
- 監督 : ショーン・ペン
- メディア形式 : 色, ドルビー, 字幕付き
- 時間 : 2 時間 6 分
- 発売日 : 2009/9/2
- 出演 : デビッド・モース, ヴィゴ・モーテンセン, パトリシア・アークェット, デニス・ホッパー
- 販売元 : ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- ASIN : B002EBW7QS
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,454位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 7,990位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年9月20日に日本でレビュー済み
2010年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
真面目に仕事をし、家族だけでなくすべての人を大切にする兄ジョー、それとは対照的な人生を送る弟フランク。兄はそんな弟にも惜しみなく愛情を注ぐのに、弟は応えたいという思いはあってもうまくいかず。
兄役のデビットモース、弟役のヴィゴモーテンセン共に、心の葛藤を素晴らしい演技で魅せてくれます。
何でそこまでと兄にも弟にも感じました。
最後まで切ないですが、心を揺さぶられる作品です。
兄役のデビットモース、弟役のヴィゴモーテンセン共に、心の葛藤を素晴らしい演技で魅せてくれます。
何でそこまでと兄にも弟にも感じました。
最後まで切ないですが、心を揺さぶられる作品です。
2011年7月9日に日本でレビュー済み
鹿は、円を描いて移動する。インディアンはそれを計算し、素早い鹿を捕らえるのだ。
足から血を流し ― 鹿は倒れ伏す。インディアンはそこにひざまづき、鹿の口に口づけし、最後の吐息を盗んだ。
鹿の素早さを譲り受けながら、彼はその死の際の静寂に ― 胸を打たれた。
「'70年代」と「アメリカン・ドリームの対極にあるもの」をキーワードにいくつかレビューを書こうと考えてきました。本作『インディアン・ランナー』は'91年公開の映画ですが、ベトナム戦争後の'70年代を描いたドラマとして、取り上げる事にしました。
兄のジョー(デビッド・モース)はハイウェイ・パトロールマン。弟のフランク(ビゴー・モーテンセン)はベトナム帰りのアウトロー。フランクは恋人のドロシー(パトリシア・アークエット)が身ごもったのをきっかけに職につき、幸せな家庭を築くかに見えたが・・・。
ブルース・スプリングスティーンの「ハイウェイ・パトロールマン」にインスパイアされたショーン・ペンが映画化を決意。初監督とはとても思えない、素晴らしい筆致で描かれた人間ドラマです。
高度経済成長の時代、日本の家庭にテレビが普及した時、日本のテレビ局のソフト供給が追いつかなかったため、大量のアメリカのテレビドラマが輸入されました。日本人たちは、テレビの画面に映し出された見たことのない風景 ― 大西部の雄大な自然や広い庭つきの一戸建てのマイホーム・・・そうしたものに憧れ、夢中になり、「海外ドラマ」の空前のブームが巻き起こりました。しかし、我々がこうしたドラマや映画の中で見ていた、立派な家に住むアメリカの家族の姿 ― は必ずしも全てのアメリカ人に言える事ではない、むしろ多くのアメリカの家族は苦悩や孤独を抱えている ― そうした「現実」を真正面から描いた作品が本作だと思うのです。
2人の対照的な兄弟、「まじめな兄」と「不良の弟」を軸にしながら、このドラマが描き出していくのは、「ばらばらになってしまった家族」です。ベトナム戦争の後遺症を背負って自暴自棄に生きる弟・フランクのみならず、幸せな家庭を築いているかのように見えるジョーもまた、妻がヘロイン中毒。そして、兄弟の父を演じるチャールズ・ブロンソンの、端役ながら静かに孤独と向かい合う、抑えた演技も心に残ります。
妻に先立たれ、やがてショットガンで自殺するという ― ブロンソンが演じてきた数々のキャラクターのイメージを粉々に打ち砕くショッキングな展開。ショーン・ペンはこの映画で、アメリカが描いてきた「虚像」を破壊しようとしているように思えます。ブロンソン演じる父が、死の間際に見ていた8ミリの映像には、「一戸建ての庭」で「西部劇」ごっこをする、ありし日の小さな兄弟が映し出されていました。
「アメリカの家族」のイメージの解体 ― こうしたテーマが映画の中で描かれるようになったのも、'70年代でした。スピルバーグの初期の作品や、「クレイマー、クレイマー」などが代表的なものだと思います。
やがてフランクは衝動的に殺人を犯してしまいます(殺される役がデニス・ホッパーというのも意味深)。ブロンソン ― 「アメリカのマッチョイズムを体現した男」やホッパー ― 「アメリカへの反抗を企てた男」たちへの挽歌が、この映画のサブテーマになっている事も見逃せません。
そして、フランクを追う兄・ジョー・・・。
優れた映画は、どんなに「リアル」に創られていても、どこかで「魔法」が訪れる瞬間 ― ファンタジーが存在します。
兄の前で、車から出てきた弟の、その姿は・・・涙を禁じえないシーンです。
鹿の習性を知り尽くしたインディアンの狩人が、倒した鹿に不思議な共鳴を見出す ― タイトルの『インディアン・ランナー』は、自らの弟を追わなければならなくなった兄の、一見対照的に見えて魂の底で共鳴し合う、兄弟の絆と哀しみを表現した、とても切ない言葉だと思うのです。
足から血を流し ― 鹿は倒れ伏す。インディアンはそこにひざまづき、鹿の口に口づけし、最後の吐息を盗んだ。
鹿の素早さを譲り受けながら、彼はその死の際の静寂に ― 胸を打たれた。
「'70年代」と「アメリカン・ドリームの対極にあるもの」をキーワードにいくつかレビューを書こうと考えてきました。本作『インディアン・ランナー』は'91年公開の映画ですが、ベトナム戦争後の'70年代を描いたドラマとして、取り上げる事にしました。
兄のジョー(デビッド・モース)はハイウェイ・パトロールマン。弟のフランク(ビゴー・モーテンセン)はベトナム帰りのアウトロー。フランクは恋人のドロシー(パトリシア・アークエット)が身ごもったのをきっかけに職につき、幸せな家庭を築くかに見えたが・・・。
ブルース・スプリングスティーンの「ハイウェイ・パトロールマン」にインスパイアされたショーン・ペンが映画化を決意。初監督とはとても思えない、素晴らしい筆致で描かれた人間ドラマです。
高度経済成長の時代、日本の家庭にテレビが普及した時、日本のテレビ局のソフト供給が追いつかなかったため、大量のアメリカのテレビドラマが輸入されました。日本人たちは、テレビの画面に映し出された見たことのない風景 ― 大西部の雄大な自然や広い庭つきの一戸建てのマイホーム・・・そうしたものに憧れ、夢中になり、「海外ドラマ」の空前のブームが巻き起こりました。しかし、我々がこうしたドラマや映画の中で見ていた、立派な家に住むアメリカの家族の姿 ― は必ずしも全てのアメリカ人に言える事ではない、むしろ多くのアメリカの家族は苦悩や孤独を抱えている ― そうした「現実」を真正面から描いた作品が本作だと思うのです。
2人の対照的な兄弟、「まじめな兄」と「不良の弟」を軸にしながら、このドラマが描き出していくのは、「ばらばらになってしまった家族」です。ベトナム戦争の後遺症を背負って自暴自棄に生きる弟・フランクのみならず、幸せな家庭を築いているかのように見えるジョーもまた、妻がヘロイン中毒。そして、兄弟の父を演じるチャールズ・ブロンソンの、端役ながら静かに孤独と向かい合う、抑えた演技も心に残ります。
妻に先立たれ、やがてショットガンで自殺するという ― ブロンソンが演じてきた数々のキャラクターのイメージを粉々に打ち砕くショッキングな展開。ショーン・ペンはこの映画で、アメリカが描いてきた「虚像」を破壊しようとしているように思えます。ブロンソン演じる父が、死の間際に見ていた8ミリの映像には、「一戸建ての庭」で「西部劇」ごっこをする、ありし日の小さな兄弟が映し出されていました。
「アメリカの家族」のイメージの解体 ― こうしたテーマが映画の中で描かれるようになったのも、'70年代でした。スピルバーグの初期の作品や、「クレイマー、クレイマー」などが代表的なものだと思います。
やがてフランクは衝動的に殺人を犯してしまいます(殺される役がデニス・ホッパーというのも意味深)。ブロンソン ― 「アメリカのマッチョイズムを体現した男」やホッパー ― 「アメリカへの反抗を企てた男」たちへの挽歌が、この映画のサブテーマになっている事も見逃せません。
そして、フランクを追う兄・ジョー・・・。
優れた映画は、どんなに「リアル」に創られていても、どこかで「魔法」が訪れる瞬間 ― ファンタジーが存在します。
兄の前で、車から出てきた弟の、その姿は・・・涙を禁じえないシーンです。
鹿の習性を知り尽くしたインディアンの狩人が、倒した鹿に不思議な共鳴を見出す ― タイトルの『インディアン・ランナー』は、自らの弟を追わなければならなくなった兄の、一見対照的に見えて魂の底で共鳴し合う、兄弟の絆と哀しみを表現した、とても切ない言葉だと思うのです。
2022年4月3日に日本でレビュー済み
出来の良い兄と出来の悪い弟というと他に
「リバー・ランズ・スルー・イット」
「レジェンド・オブ・フォール」
「ファーナス/訣別の朝」
「マイ・ブラザー」なども頭に浮かびます。
原案「ハイウェイ・パトロールマン」の訳詞
子どもの頃から問題ばかり起こしている
ベトナム戦争から帰還したフランキー
警官の兄ジョー・ロバート
俺は彼を助けるだろう
家族に背を向けることなんて出来ない
カナダ国境まで5マイル
車のテールライトを見送った
と映画そのものですね。
歌にはメッセージを運ぶインディアの使者
インディアン・ランナーは出てきませんね。
兄貴は利口で弟は面倒を起こす不良。
フランクは言います。
「バカとは縁は切れねぇ」
「バカはどこでもついてくるのさ」
「世界中で誰よりあなたを愛しちゃったの」
ドロシーにそう言われたフランク。
「おれにはドロシーがいる」「心配ない」
ドロシーのお腹に子がいて父になり
仕事も見つけ結婚もしたのに…
「頭にきちまうんだ」「ブッ壊したくなる」
ベトナムで殺りくを見て気がふれた同僚。
フランクは何ともなかったのか?
「あの人自分で自分を苦しめるの」
ムショに入っている間に死んだママ
銃で自殺したパパ
フランクは自分のせいだと思っている?
チャールズ・ブロンソンと
デニス・ホッパーは
ショーン・ペンの憧れの人でしょうか?
ミゲル役はベニチオ・デル・トロ
逃亡犯を任務遂行で撃ち殺したジョー。
フランクも撃つのかと思いましたが
自分に背を向け家族を置いて去ったフランク。
「どこかに行くしかない」
「これがフランクとの最後だった」
フランクはこの後どうなったのでしょう?
何か事件を起こしたら兄で警官のジョーに知らせが入るはずです。
真人間になったとは考えられません。
この後フランクは偽名を使っていた?
ある者はどこに行っても人を幸せにする
ある者は去ることで人を幸せにする
オスカー・ワイルド
「リバー・ランズ・スルー・イット」
「レジェンド・オブ・フォール」
「ファーナス/訣別の朝」
「マイ・ブラザー」なども頭に浮かびます。
原案「ハイウェイ・パトロールマン」の訳詞
子どもの頃から問題ばかり起こしている
ベトナム戦争から帰還したフランキー
警官の兄ジョー・ロバート
俺は彼を助けるだろう
家族に背を向けることなんて出来ない
カナダ国境まで5マイル
車のテールライトを見送った
と映画そのものですね。
歌にはメッセージを運ぶインディアの使者
インディアン・ランナーは出てきませんね。
兄貴は利口で弟は面倒を起こす不良。
フランクは言います。
「バカとは縁は切れねぇ」
「バカはどこでもついてくるのさ」
「世界中で誰よりあなたを愛しちゃったの」
ドロシーにそう言われたフランク。
「おれにはドロシーがいる」「心配ない」
ドロシーのお腹に子がいて父になり
仕事も見つけ結婚もしたのに…
「頭にきちまうんだ」「ブッ壊したくなる」
ベトナムで殺りくを見て気がふれた同僚。
フランクは何ともなかったのか?
「あの人自分で自分を苦しめるの」
ムショに入っている間に死んだママ
銃で自殺したパパ
フランクは自分のせいだと思っている?
チャールズ・ブロンソンと
デニス・ホッパーは
ショーン・ペンの憧れの人でしょうか?
ミゲル役はベニチオ・デル・トロ
逃亡犯を任務遂行で撃ち殺したジョー。
フランクも撃つのかと思いましたが
自分に背を向け家族を置いて去ったフランク。
「どこかに行くしかない」
「これがフランクとの最後だった」
フランクはこの後どうなったのでしょう?
何か事件を起こしたら兄で警官のジョーに知らせが入るはずです。
真人間になったとは考えられません。
この後フランクは偽名を使っていた?
ある者はどこに行っても人を幸せにする
ある者は去ることで人を幸せにする
オスカー・ワイルド
2004年6月13日に日本でレビュー済み
深すぎて、良く分からなかった。
最後の【落ち武者】のようなインディアンランナーは、何だったんでしょう?
アレが、もうちょっと普通のビジュアルだったら、笑わずに済んだのではないかと思う。
何にしろ、『無修正とは思わなかった!!!』の一言に尽きます。
軍服も良いので、ヴィゴファンには必見!
最後の【落ち武者】のようなインディアンランナーは、何だったんでしょう?
アレが、もうちょっと普通のビジュアルだったら、笑わずに済んだのではないかと思う。
何にしろ、『無修正とは思わなかった!!!』の一言に尽きます。
軍服も良いので、ヴィゴファンには必見!
2019年9月2日に日本でレビュー済み
当時はまだ全く無名だったヴィーゴを弟役に立てた兄弟の物語。兄弟の心情がシーンごとに細かく描写されていて、また全てのカットがとても丁寧に撮られています。音楽と編集も素晴らしいです。素敵な家族がいるのになぜ弟があそこまで怒るのか、、、、全く理解できませんが、逆に簡単に理解できないのが人間の本性なのでしょう。ストーリーが展開していくにつれて、弟には今度こそ幸せになってほしい、、、と心から思いましたが残念な結末を迎えます。若きヴィーゴは当時は無名でしたがすでに名優のレベルに達しています。こんなに素晴らしい作品はもっと世の中に知られるべきだと思います。
2004年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世の中の矛盾、生きることの恐怖等、様々なテーマが描かれているのだが、全体を貫いているのはやはり血の尊さだろう。血のつながりはある意味排他的だ。親子兄弟の絆は理屈ではなく、どんなに出来た嫁でもやはり他人として描かれている。
登場人物は、常識的な人物から問題児の弟まで、全員に一片の真実がある。登場人物全員に、自分にも今現在もしくは過去に心当たりのある感情を見るだろう。人生経験の少ない人や、様々な事象に疑問を投げかけて来なかった人にはピンと来ない作品かもしれない。多分に哲学的だ。
また、全体的に台詞が少なく、感情は役者の表情や仕草で表現される。一挙手一投足が見逃せない。これらを表現しきった役者たちの演技は特筆に価する。
登場人物は、常識的な人物から問題児の弟まで、全員に一片の真実がある。登場人物全員に、自分にも今現在もしくは過去に心当たりのある感情を見るだろう。人生経験の少ない人や、様々な事象に疑問を投げかけて来なかった人にはピンと来ない作品かもしれない。多分に哲学的だ。
また、全体的に台詞が少なく、感情は役者の表情や仕草で表現される。一挙手一投足が見逃せない。これらを表現しきった役者たちの演技は特筆に価する。
2005年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
警察官の兄と問題児の弟。弟の問題行為を止めさせ、更生させようとする兄の優しさが心に響きました。まさに兄弟愛。
兄を演じるのは、『グリーンマイル』などに出演しているデビッド・モース。優しげな彼の顔立ちが、優しさを更に強調しています。弟を演じるのは、アラゴルン役でいまや大人気のヴィゴ・モーテンセン。ヴィゴの持つ雰囲気と役のイメージがピッタリではないかと思います。二人とも、素晴らしい演技だったと思います。また、チャールズ・ブロンソンやベニチオ・デル・トロも出演しています。
この作品の中に、出産のシーンがあります。苦手な方もいらっしゃると思いますので、ご注意を。
映像特典も付いていない仕様になっていますが、この作品の内容・この値段なので買いでしょう。
兄を演じるのは、『グリーンマイル』などに出演しているデビッド・モース。優しげな彼の顔立ちが、優しさを更に強調しています。弟を演じるのは、アラゴルン役でいまや大人気のヴィゴ・モーテンセン。ヴィゴの持つ雰囲気と役のイメージがピッタリではないかと思います。二人とも、素晴らしい演技だったと思います。また、チャールズ・ブロンソンやベニチオ・デル・トロも出演しています。
この作品の中に、出産のシーンがあります。苦手な方もいらっしゃると思いますので、ご注意を。
映像特典も付いていない仕様になっていますが、この作品の内容・この値段なので買いでしょう。
他の国からのトップレビュー

David A. Greene
5つ星のうち5.0
Brilliant, Intense Movie
2019年4月1日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This is as close to a perfect film as you will find. It may not surprise many viewers that when a great actor like Sean Penn directs a film, the meticulous attention to the performances therein would be extraordinarily truthful, notably including the work of those contributing only brief appearances in the piece. What is astounding is the director/writer's enormous attention to every detail in every aspect of the movie. The script is loaded with potent, articulate, tasty dialogue. Obviously Penn is a highly literate, well-read individual. The countless inventive little moments that were devised to express and deepen one's understanding of characters is reminiscent of Elia Kazan's work. A delightfully quirky little scene where David Morse deals with a very odd little lady, who is clearly very eccentric and lonely, as he tries to wash his car works is a fascinating study of his character's patience and compassion. Earlier in the film, his brother, who is often struggling to be a better person than he is, subjects another odd woman to an unwarranted little act of cruelty. As the subject of this picture is the inexplicable contrast between the nature of two brothers, such interactions contribute mightily to the development of the theme. Expect stark, powerful dramatic highlights in the picture, with a delicious musical score that wonderfully enriches the atmosphere and power of the drama. The Kino Lorber Blu Ray version of the movie is a gorgeously perfect, pristine transfer of the movie.

Adam Johnstone
5つ星のうち5.0
Five Stars
2018年2月24日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
good movie

Larina
5つ星のうち5.0
Alt..Hart..Wundebar
2015年5月5日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Ist zwar schon etwas ein älterer Film..vor dem Kino Noir..aber dennoch einer, den man gesehen haben muss..allein wegen Viiggo... und einfach..weil er spannend, dramatisch...und von brutaler Liebe ist.- Ich mag nicht mehr sagen, als...nicht für den Chips Abend..aber doch einfach..etwas von Allem..Wer spannendes ...älteres Superkino will.
Ich will!
Ich will!

Paris Geoffrey
5つ星のうち5.0
Tout simplement exellent!!
2010年5月2日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Cela faisait longtemps qu'un film ne m'avait plus accroché comme cela. On se lie immédiatement a cette cellule familiale ou tout n'est pas simple dans leurs rapports. Filmé d'une maniere grandiose qui plus est pour un premier film par S. Penn qui prouve une nouvelle fois son génie et accompagné d'une musique qui fait paire parfaitement avec chaque image tournées. Mais alors que dire du jeux d'acteur...et principalemnt de Viggo Mortensen qui y est bluffant de vérité et qui nous glace par sa froideur et sa prestence de heros meurtrie par la guerre. On se demande comment il n'a pu recevoir un prix tellement il y est beau et convaicant. Il faut vraiment le voir pour le croire. Les autres protagonistes y sont bluffant bien sur dont notament une patricia arquette qu'on decouvre toute jeune dans le role d'une hysterique mais adorable petit bout de femme.
Bref n'hesité surtout pas sauté sur ce film vous n'en ressortirais pas le meme. Du grand cinema tout simplement!
Bref n'hesité surtout pas sauté sur ce film vous n'en ressortirais pas le meme. Du grand cinema tout simplement!

Davish
5つ星のうち5.0
Very good
2005年5月25日に英国でレビュー済みAmazonで購入
I was browsing through channels in my sofa, when suddenly a movie was starting, saw the name Viggo Mortensen in the credits and gave it a shot.
I was very surprised with this movie. A simple story, but done in a way that touches you inside. It's one of those movies with a simple plot, small scenery that brings so much more to it.
Viggo is at his best here, in fact i think this is his best performance ever. He really is a great actor and i hope he gets more attention in the future (specially after the LOTR trilogy and Hidalgo).
Patricia Arquette has one of her best performances and David Morse is perfect as the "good brother". I dont know if this movie came out in cinemas, at least in my country it didnt, but you have some oscar winning performances here.
Sean Penn directs it and shows he's so much talented in the screen as behind the cameras. A wonderful movie, not to be missed, i highly recomend it.
I was very surprised with this movie. A simple story, but done in a way that touches you inside. It's one of those movies with a simple plot, small scenery that brings so much more to it.
Viggo is at his best here, in fact i think this is his best performance ever. He really is a great actor and i hope he gets more attention in the future (specially after the LOTR trilogy and Hidalgo).
Patricia Arquette has one of her best performances and David Morse is perfect as the "good brother". I dont know if this movie came out in cinemas, at least in my country it didnt, but you have some oscar winning performances here.
Sean Penn directs it and shows he's so much talented in the screen as behind the cameras. A wonderful movie, not to be missed, i highly recomend it.