【発売日変更のお知らせ】
7月31日発売を予定しておりました本作ですが、ジャケット/アートワークデータの到着が遅延したため、印刷工程を最短スケジュールで調整の結果8月7日発売に変更となります。
リッチー・ブラックモアのハード・ロック最終章! 1995年、“リッチー・ブラックモアズ・レインボー"として行ったワールド・ツアーのドイツ/デュッセルドルフ公演から、彼のキャリアを彩った歴代の名曲を網羅したハード・ロック時代の集大成が初のリリース決定!! 【日本先行発売】
*本作品の音声はリマスターしておりますが、1曲目「スポットライト・キッド 」中にオープニング・テープとして使われた「虹の彼方に」音声がそのまま原盤に記録されております。ライヴ当日に誤ってSEをストップしなかったために演奏中まで流れてしまった音声と思われます。マスター作成時の不備ではございませんので予めご了承下さい。
1993年にディープ・パープルを電撃脱退したリッチーは、自らのリーダー・バンド、リッチー・ブラックモアズ・レインボーを復活させ、アルバム『孤高のストレンジャー』を発表。同作に伴うワールド・ツアーでは1995年11月に日本公演も行われているが、本作はその前月、10月9日にドイツのデュッセルドルフ『フィリップスハレ』で行われたライヴを収録したものだ。当時ドイツのTV番組『ロックパラスト』で放映されたライヴの音声をリストア&リマスターしたのが本作である。
リッチーのハード・ロック・ギタリストとしての軌跡をたどる、このステージ。「威風堂々」〜「虹の彼方に」という、レインボーのファンにはおなじみのイントロから始まるショーは、『孤高のストレンジャー』からの最新ナンバーの数々に加えて、「銀嶺の覇者」、「ロング・リヴ・ロックンロール」、「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」、「スポットライト・キッド」など、レインボー時代の名曲の数々をプレイ。ベートーヴェンの交響曲第9番をロック・アレンジした「治療不可」や、長年演奏されることがなかった「王様の神殿」、そして『孤高のストレンジャー』にも収録された「スティル・アイム・サッド」ヴォーカル入りヴァージョンも披露される。ディープ・パープル時代の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「紫の炎」、再結成パープルの「パーフェクト・ストレンジャーズ」も演奏されるなど、ハード・ロック・ギタリストとしてのリッチーの道程を1時間40分で一望できる、ヒストリー・ライヴだ。
リッチーのギター・プレイもまた、彼の歩んできた道を振り返るかのごとく、ハード・ロックの歴史を形作ってきた名フレーズが次々と繰り広げられる。このツアーでヴォーカルをとったのは、ドゥギー・ホワイト。歴代の名シンガー達のヴォーカルを再現、一躍その実力を知らしめた彼は、後にイングヴェイ・マルムスティーンやマイケル・シェンカー、タンクなど、さまざまなトップ・アーティストと行動を共にすることになる。さらにレインボーの『ストリート・オブ・ドリームス』(1983)でもプレイしたチャック・バーギが参加。タイトでパワフルなドラミングを聴かせている。新加入のポール・モリス(キーボード)、グレッグ・スミス(ベース)も見事なサポートぶりを見せ、リッチーが奔放に弾きまくる下地を作っている。
新作からの「エーリエル」では、ヴォーカリストとしてキャンディス・ナイトが参加。リッチーはワールド・ツアー後、公私のパートナーである彼女とブラックモアズ・ナイトを結成することになる。本作はリッチーのハード・ロック時代の総決算であるのと同時に、新たなる旅立ちへの序章という位置付けをすることが可能だ。リッチーのエレクトリック・プレイはもちろんのこと、多くの楽曲は今後ステージ演奏される可能性が低く、歴史的価値も絶大なものだ。
現在では中世/ルネサンス路線を追求しているリッチーによる、ハード・ロック時代の最後の一撃! 【メンバー】
リッチー・ブラックモア(ギター) / ドゥギー・ホワイト(ヴォーカル) / ポール・モリス(キーボード/ヴォーカル)
グレッグ・スミス(ベース/ヴォーカル) / チャック・バーギ(ドラムス) / キャンディス・ナイト(ヴォーカル)