ループ量子重力理論の和本で数式があるのは、これとガムビーニの洋書の和訳本しか僕は知りません。
どちらも構成が似てて、ループ量子重力理論が出来るまでの沿革から宇宙論への応用が書かれています。
僕はこの本を単独では読まず、スモーリンの啓蒙書と、吉田さんの明解 量子重力理論のループ量子重力理論の箇所を参考にして読みました。
これでループ量子重力理論の定式化までは、読めました(数式全部をチェックできるわけではないが。)
端的な感想として、ハミルトニアン拘束条件を量子化したものをホイーラー・ドゥイット方程式と言うらしいのですが、これに時間変数が含まれないので、ループ理論は、基礎編でも応用編でも時間を含む処理が一工夫がされている。例えば基本変数に宇宙のスケール因子を選べば、そのスケール因子の大きさと時間発展を対応させる事でもともと方程式になかった時間が現れるとか。
また僕はこの本でビレンケンの無からの宇宙創生論を詳しく知りました。
特異点回避、ブラックホールエントロピー、その他の応用の箇所の参考になる本を探し中です。
(吉田さんの明解 量子宇宙論は、どうだろか?
ループ量子重力理論の発展が書いてあるだろか?
マーチン・ボジョワルドの啓蒙書は、どうだろうか?目次だけでは分からない。)

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ループ量子重力理論への招待 2015年 03 月号 [雑誌]: 数理科学 別冊 雑誌 – 2015/3/24
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2021年3月15日に日本でレビュー済み
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2015年3月29日に日本でレビュー済み
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この本では、量子重力理論についてのこれまでの流れを説明した後に、ループ量子重力理論の構成と宇宙論への応用や問題点について説明されています。
時空の発生については、ループ量子重力理論では面積と空間の発生はありますが、本来の理論構成からは時間の発生ということはないようです。そこで、スモーリン達はスピンネットワークの自己組織化による時空の発生ということを考えたということです。
ところで、最近のスモーリンの著書『The Singular Universe and the Reality of Time: A Proposal in Natural Philosophy 』『Time Reborn』 を読むと、時間は発生せず全宇宙のグローバルな時間であると考えて、時間は変わらず形がかわるという一般相対性理論とは双対的な「shape dynamics」という立場をとっており、生物のような自己組織化する宇宙という立場は続けていますが、法則は変化して進化するという考え方をしています。一昔前のスモーリンの本では、超弦理論は実証できないという批判をしていましたが、最近のスモーリンもまた同じようなことをしているのではないでしょうか。
時空の発生については、ループ量子重力理論では面積と空間の発生はありますが、本来の理論構成からは時間の発生ということはないようです。そこで、スモーリン達はスピンネットワークの自己組織化による時空の発生ということを考えたということです。
ところで、最近のスモーリンの著書『The Singular Universe and the Reality of Time: A Proposal in Natural Philosophy 』『Time Reborn』 を読むと、時間は発生せず全宇宙のグローバルな時間であると考えて、時間は変わらず形がかわるという一般相対性理論とは双対的な「shape dynamics」という立場をとっており、生物のような自己組織化する宇宙という立場は続けていますが、法則は変化して進化するという考え方をしています。一昔前のスモーリンの本では、超弦理論は実証できないという批判をしていましたが、最近のスモーリンもまた同じようなことをしているのではないでしょうか。
2017年2月13日に日本でレビュー済み
雑誌のため、amazon出品は在庫切れで、マーケットプレイスで高額な値段が付いています。
しかし、サイエンス社のホームページで「定価+送料」で買うことができます。
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