リッチー・ブラックモア率いるレインボーの1984年、伝説のラスト・ライヴが蘇る! 幻といわれたオリジナル1インチ・マスターテープが東京で発見、31年の封印が解かれる刻(とき)がついに来た!!
『ストリート・オブ・ドリームス Bent Out Of Shape』(1983)に伴うワールド・ツアーの一環として行われた日本公演。1984年3月14日、東京・日本武道館では名曲の数々と最新アルバムからのナンバーが演奏されたが、ツアー直後にディープ・パープル再結成が実現したため、レインボーにとってのラスト・ライヴとなった。
リッチーに加えてジョー・リン・ターナー(ヴォーカル)、ロジャー・グローヴァー(ベース)、デイヴ・ローゼンタール(キーボード)、チャック・バーギ(ドラムス)という布陣で行われたこのライヴ。リッチーの現実と狂気の交錯するギターを中心に、白熱のステージ・パフォーマンスを繰り広げる。レインボー3代目シンガーであり、後にディープ・パープルにも加入することになるジョーのヴォーカルも冴え渡っている。ギター、キーボード、ドラムスそれぞれのソロ・タイムも設けられ、各メンバーのスーパー・プレイを余すところなく堪能することができる。
「スポットライト・キッド」からスタート、「アイ・サレンダー」「ストリート・オブ・ドリームス」「デス・アレイ・ドライヴァー」「キャント・ハプン・ヒア」などジョー在籍期の代表曲の数々、「虹をつかもう」「オール・ナイト・ロング」「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」というレインボー・クラシックス、そしてディープ・パープルの「レイジー」「ウーマン・フロム・トーキョー」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が披露される。
この日のハイライトとなったのが、「治療不可」でのオーケストラとの共演だ。ベートーヴェンの交響曲第9番をハード・ロック・アレンジしたこの曲がフル・オーケストラの演奏を得て、リッチーが追求してきたロックとクラシックの融合がひとつの到達点に至った名演だ!
リッチー・ブラックモア(ギター)
ジョー・リン・ターナー(ヴォーカル)
ロジャー・グローヴァー(ベース)
デイヴ・ローゼンサル(キーボード)
チャック・バーギ(ドラムス)
-収録曲予定-
ディスク1
1.イントロ:トッカータとフーガニ短調〜虹の彼方に
2.スポットライト・キッド
3.ミス・ミストゥリーテッド
4.アイ・サレンダー
5.キャント・ハプン・ヒア
6.虹をつかもう
7.パワー
8.デイヴ・ローゼンサル キーボード・ソロ
9.ストリート・オブ・ドリームス
10.フール・フォー・ザ・ナイト
11.治療不可(交響曲第9番[ベートーベン])
12.リッチー・ブラックモア ギター・ソロ
13.チャック・バーギ ドラム・ソロ
ディスク2
1.ブルース
2.ストランデッド〜ヘイ・ジョー〜ストランデッド
3.デス・アレイ・ドライヴァー
4.ファイアー・ダンス
5.メイビー・ネクスト・タイム
6.オール・ナイト・ロング〜ウーマン・フロム・トーキョー〜オール・ナイト・ロング
7.レイジー
8.シンス・ユー・ビーン・ゴーン
9.スモーク・オン・ザ・ウォーター