ベテランBlu-ray
フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, 色 |
コントリビュータ | リュ・スンワン, ファン・ジョンミン, ユ・アイン |
言語 | 韓国語 |
稼働時間 | 2 時間 3 分 |
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商品の説明
韓国動員数1,340万人を超え、歴代3位の超ド級ヒットを記録!
型破りな“ベテラン"熱血刑事が権力の闇をぶっ飛ばす! 痛快活劇アクションの決定版! !
◇ベテラン Blu-ray
Blu-ray、DVD同時発売
2016年9月7日発売■BD■2015年韓国■特製アウター付仕様2巻組(BD1巻+特典映像DVD)■VBZJ-5004■4573224100529■4,700円+税
(C)2015 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
発売元:CJ Entertainment Japan株式会社
販売元:CJビクターエンタテインメント株式会社/株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
(キャスト)
ファン・ジョンミン『国際市場で逢いましょう』 『新しき世界』 『傷だらけのふたり』
ユ・アイン「密会」 『カンチョリ オカンがくれた明日』 『ワンドゥギ』
ユ・ヘジン『タチャ-神の手-』 『パイレーツ』 『情愛中毒』
オ・ダルス『国際市場で逢いましょう』 『7番房の奇跡』 『10人の泥棒たち』
キム・シフ「ラブレイン」 『サニー 永遠の仲間たち』
(スタッフ)
監督/脚本脚色:リュ・スンワン『ベルリンファイル』
武術監督:チョン・ドゥホン『ベルリンファイル』 『群盗』
撮影:チェ・ヨンファン『ベルリンファイル』 『10人の泥棒たち』
編集:キム・サンボム、キム・ジェボム『ベルリンファイル』
衣装:チョ・サンギョン『尚衣院-サンイウォン-』 『群盗』
美術:チョ・ファソン『インサイダーズ/内部者たち』
(内容)
“刑事としてのプライド"をかけた熱き闘いが始まる――
ソウル警視庁の広域捜査隊に所属するソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)は、気性は荒いが男気あふれるベテランの熱血刑事。かつて世話になったトラック運転手が、賃金の不払いに抗議するためシンジン物産の本社ビルを訪れた直後、意識不明の重体に陥ったことを知ったドチョルは、不審を抱いて真相究明に乗り出す。その直感は的中し、この謎めいた事件には巨大財閥シンジン・グループの御曹司、チョ・テオ(ユ・アイン)の血も涙もない悪行が絡んでいた。卑劣な揉み消し工作、度重なる捜査妨害にも屈しないドチョルは、八方ふさがりの状況の中から猛反撃に転じ、巨悪との命がけの闘いに身を投じていく――
(仕様)
*本編BD■本編123分+特典映像■1層■16:9[1080p High Definition] シネマスコープ(2.35:1)■音声1:オリジナル韓国語 DTS-HD Master Audio 5.1ch■音声2:日本語吹替 DTS-HD Master Audio 2.0ch■字幕1:日本語■字幕2:日本語吹替用字幕□特典映像内容:日本版予告編
*特典DVD■100分(予定)■片面1層■16:9■音声1:オリジナル韓国語 ドルビーデジタル2.0chステレオ■日本語字幕□特典映像内容:「インタビュー映像」「メイキング映像」「オリジナル予告編集」
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 韓国語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 140 g
- EAN : 4573224100529
- 監督 : リュ・スンワン
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, 色
- 時間 : 2 時間 3 分
- 発売日 : 2016/9/7
- 出演 : ファン・ジョンミン, ユ・アイン
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : ビクターエンタテインメント
- ASIN : B01CYHL456
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 170,254位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 283位外国の刑事映画
- - 907位アジアンアクション映画
- - 10,954位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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出演∶ファン・ジョンミン、ユ・アイン、オ・ダルス、キム・シフ、ユ・ヘジン、チャン・ユンジュ、オ・デファン、チョン・ウンイン、チョン・マンシク、チョン・ホジン、ソン・ヨンチャン、チン・ギョン、ユ・イニョン、ペ・ソンウ、チャン・ソヨン、キム・ジェヒョン
特別出演? : マ・ドンソク
監督:リュ・スンワン
韓国市民は、よっぽど一部セレブの人々の横暴にムカついているらしい。韓国のTVドラマでも、財閥の人々が悪役になることが多い(主に御曹司·御令嬢だが、両親や祖父母も憎まれ役である)。だがTVの場合、財閥はたいがい悪役だが、最後には(全員ではないが)改心して、主人公たちと仲よくハッピーエンドというのが多いようだ。スポンサーのバックにいる本物の財閥への忖度だろうか……。
この映画『ベテラン』は、そんな忖度はまったく見られない勧善懲悪映画だ。(穿った見方をすれば、映画による"ガス抜き"で、市民の怒りの矛先をかわすスポンサー(財閥)の戦略とも…!?) 財閥御曹司役のユ·アインは、TV『トキメキ☆成均館スキャンダル』('10)でブレイクした頃とは大違いの暴行·殺人·麻薬三昧の極悪人を楽しそうに(?)演じている。それに輪をかけてうまいのは、御曹司の従兄で、もみ消し工作のすべてを仕切るチェ常務役のユ·ヘジン(『王の男』『生き残るための3つの取引』)だろう。
悪役にしてもブ男な(失礼!)ユ·ヘジン。臆病な小悪党、図太いヤクザからコミカルな三枚目まで、何でもこなせる名バイプレイヤーだ。本作の彼は、インテリ眼鏡をかけた専務の役。セレブの血筋で学歴も高そうだが、分家筋の悲哀で、御曹司の腰巾着の立場に甘んじていて、ここまで忠誠を貫く"あっぱれな小悪党"もなかなかいない。(普通は途中で改心して裏切るもんだが……)
この、まったく反省しない二人の悪役の存在が、大きなカタルシスを生んでいるようだ。もう一人の注目は、広域捜査隊紅一点の女刑事を演じるチャン·ユンジュ。国際的なファッション·モデルだったとは思えないほどのガサツな刑事ぶり(これまた失礼!)。だが、173cmの長身から繰り出す飛び蹴りはお見事でした。
財閥会長令嬢で大韓航空副社長による例の"ナッツ·リターン"事件が韓国中を騒がせた翌年に作られた本作『ベテラン』。製作のタイミングや、そこから窺える製作意図はともかく、金持ちが嫌われるのは万国共通(?)なので、世界各国で痛快無比の"ガス抜き映画"になったことは間違いない。
[物語] 警察の広域捜査隊の腕利き刑事ソ·ドチョル(J.M.ファン)は、同僚の女刑事ミス·ボン(Y.J.チャン)と金持ち夫婦に化けて潜入捜査。二人の導きで、オ·チーム長(D.S.オ)率いるワン刑事(D.H.オ)、ユン刑事(S.H.キム)ら広域捜査隊は、大掛かりな自動車窃盗·密輸組織の摘発に成功する。
一件落着で、ゴキゲンのドチョルは、自身がアドヴァイザーを務めたTV刑事ドラマの打ち上げパーティに出席。そこで出会った財閥御曹司チョ·テオ(ユ)の傲岸不遜な振舞いと、麻薬常習者特有の雰囲気に疑惑を抱く。そんなある日、ドチョルの友人のトラック運転手ペ(W.I.チョン)が、御曹司テオの会社を訪ねた直後、"自殺未遂"で意識不明の重体となる事件が……。
ペ運転手は、賃金の改善を求めて、会社に乗り込んだらしい。事件の裏に、財閥の横暴と重犯罪もみ消しの臭いを嗅ぎ取ったドチョルは、事件に首を突っ込んでゆく。だが、財閥側の金に糸目をつけないもみ消し工作と、財閥と癒着する所轄署の管轄権侵害の訴えなどが強固な壁となって、立ちふさがる。上層部からの圧力や、搦め手からの札束攻勢には屈しないドチョルと、彼と一丸の広域捜査隊だったが、敵の魔手はついにドチョル自身の命にも……!?
前述の通り、この映画の封切りの1年足らず前に、財閥御令嬢によるナッツ·リターン事件が世を騒がせたこともあって、かねてから問題視されていたセレブの横暴に対する市民の怒りが頂点に達していたのだろう。財閥の御曹司を徹底的な悪役にしたシンプルなこの勧善懲悪映画は、大ヒットを記録したようだ。もっとも、これだけの大掛かりな映画なので、製作は、"ナッツ·リターン"以前から進んでいたはずで、決して事件に便乗した安直なキワモノ映画ではない。
韓国映画のヒットの傾向として、世論がこぞって何かを批判(あるいは"ヘイト")したり、国(政府)の方針が何らかの方向に傾いたりすると、その方向に向いた映画が作られてヒットするみたいだ(個人的な印象ですが)。例えば、政府の方針が北朝鮮との融和路線に大きく傾いてた頃は、"親·北朝鮮"的な映画が多くなったような気がする(と同時に、反米·抗日的な内容のものが増えたような…)。
米軍研究所の廃液が突然変異の怪物を生み、米政府の圧力で事態が揉み消される『グエムル−漢江の怪物−』、朝鮮戦争を舞台に、戦争を知らない山奥の平和な村を米軍の爆撃から守ろうとする『トンマッコルへようこそ』(←クライマックスでは、韓国人の主人公たちが、米軍機を撃墜していた)などは、ある意味"反米映画"だ。反発し合う韓国大使館員と北朝鮮大使館員が、戦乱のソマリアから力を合わせて脱出する『モガディシュ』(リュ·スンワン監督作品)というのもあったなぁ。
日本の自衛隊による朝鮮半島への侵攻(!?)と、日韓戦争勃発の危機を描く『韓半島』。慶長の役において、豊臣秀吉の日本水軍に朝鮮水軍が勝利した鳴梁海戦を英雄的に描く『バトル·オーシャン 海上決戦』。軍艦島が世界遺産になった頃に作られ、軍艦島炭鉱の朝鮮人労働者虐待を描いた『軍艦島』(リュ·スンワン監督作品)などの抗日映画もある。(それらは日本劇場未公開だが、DVDは出てます)
という具合に、韓国国内では記録的な大ヒットになっても、他国では「!?!?!?!?!?」の映画もあるようだ。(おそらく、北朝鮮の人には絶対見せられないような映画もあるんだろうなぁ…) しかし、この『ベテラン』は、(しつこいようだが)万国共通の勧善懲悪映画だ。悪い奴らは徹底的に悪く、主人公たちは絶対の正義であり、そして正義は勝つ! これぞ娯楽映画です。
[余談] 劇中の大乱闘シーンに、あの"武闘派スター"マ·ドンソクが、ちょっとだけカメオ出演しています。乱闘に参戦するんじゃないかと期待したけど、あくまで"顔見世"だけの特別出演でした(笑)
アクションならハリウッドのほうが全然迫力ある。
まあでも、ベテラン刑事が様々な困難に直面しながらも大企業の悪に立ち向かっていく姿は良かったかな。
ちょっと御曹司がワルすぎて非現実的ではあったけど。
最後の場面で、刑事がバカ室長を殴り倒すのでなく、カメラを意識して、やられる一方で手錠をかけ、他の刑事が殴り倒すというところが上手いなと思った。通常は主人公が最後は殴り合いを制するで終わる。
こういう映画は司法制度が腐敗しているというのを前提にしてるから、気分が悪くなる場面もあるが、権力にすり寄る役人をつくるのは仕方がない。どこの国の映画やドラマも同じであろう。
ご都合主義と批判することはできるが、それを上回る工夫があるからエンタメとして良くできてるのだと思う。
どこに出てくるかお楽しみに~