しばき隊を、差別と戦う人たちとか団体とか、外国人差別に反対する団体とか
そのような報道がいまでもある。
もちろん表面上。この団体は、そのような看板を掲げて運動を続けており。
報道内容は決して嘘ではないが、真実ともほど遠いものです。
しばき隊メンバーは、団体設置の前からネット上での書き込みを攻撃したり。
さらに嫌韓デモへの抗議活動だけならともかく、デモ参加者を多数で取り囲んで暴行を加えたり
さらにTwitterで気に入らない投稿を行った人の身元を調べて暴露を行ったり。
その中には高校生もいたそうですが。
その学生に狙いを絞って、学校に押し掛けるなどの、抗議活動の名前を借りた
嫌がらせ行為を繰り返しました。
こうした行為、特に暴行は大きな問題となり、首謀者は逮捕され
上記の嫌がらせ行為により、しばき隊の幹部には裁判で賠償命令も出ています。
十三スペース事件と呼ばれる。内ゲバでのリンチ事件なども、本書に記載されていますが
これは反レイシズムの草分け的存在として、メディアにも取り上げられ
さらに報道賞を受賞した。ジャーナリストとして名高い在日韓国人の李信恵が
事件の中心人物として指摘されるにも関わらず。
メディアは一切、報道しません。
普通なら彼女ほどの立場の人物が暴行事件にかかわったのなら、もっと報道されるものでしょう
これはテレビ業界に大きな影響力をもった広告業界による圧力ではないかと
以前から囁かれていますが。
本書の中にはその辺の事も書かれています
ヘイトスピーチ規制の中心的役割を果たした国会議員の有田芳生としばき隊との関係も記され
しばき隊の幹部が選挙事務所に出入りしていた事なども記載されています。
有田芳生やしばき隊のメンバーはTwitterなどで、本書を名指しして。嘘ばかり書いていると述べているが
本当に嘘だというなら、鹿砦社に抗議活動を行うなり、名誉棄損で訴えるなりすればよい事でしょう。
実際、過去に何度もそのような事をやっているが
しかしいまだにそのような事は行っていません。
この事実が、有田芳生やしばき隊が本書の中身に出来るだけ触れられたくないと考えているのがみえみえですね
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ヘイトと暴力の連鎖-反原連-SEALDs-しばき隊-カウンター (紙の爆弾2016年7月号増刊) [雑誌] Kindle版
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者らを巻き込んで隠蔽された集団リンチ事件の知られざる真相を追及! リベラル左翼勢力がもてはやす反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンターの恐るべき実態を明らかにする!
3・11福島原発事故以来、反(脱)原発の声の高まりの中から生まれた「反原連」(首都圏反原発連合)の成功から、「しばき隊」と称する集団が生まれた。しばき隊は「反差別」の金看板を盾に「カウンター」という運動を生み出した。また、2015年の反安保法案の運動の高まりからSEALDsと称する学生の運動が、表向き反原連と連携する形で登場した。
本書では、ネットの世界で「十三ベース事件」として都市伝説化し隠蔽されてきた集団リンチ事件を被害者の協力を得て明らかにすることを通して、重層的に連携する反原連-SEALDs-しばき隊-カウンターの恐るべき実態に迫った。本書を突破口に、彼らの腐敗・堕落した姿を怒りを込めて弾劾し、被害者の若き学徒が正当に救済されることを願うものである。心ある多くの方々が本書を読まれ、世に埋もれつつあった集団リンチ事件の真相と、隠蔽に蠢いた国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者、マスコミらに対し怒りの飛礫を投げようではないか!
国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者らを巻き込んで隠蔽された集団リンチ事件の知られざる真相を追及! リベラル左翼勢力がもてはやす反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンターの恐るべき実態を明らかにする!
3・11福島原発事故以来、反(脱)原発の声の高まりの中から生まれた「反原連」(首都圏反原発連合)の成功から、「しばき隊」と称する集団が生まれた。しばき隊は「反差別」の金看板を盾に「カウンター」という運動を生み出した。また、2015年の反安保法案の運動の高まりからSEALDsと称する学生の運動が、表向き反原連と連携する形で登場した。
本書では、ネットの世界で「十三ベース事件」として都市伝説化し隠蔽されてきた集団リンチ事件を被害者の協力を得て明らかにすることを通して、重層的に連携する反原連-SEALDs-しばき隊-カウンターの恐るべき実態に迫った。本書を突破口に、彼らの腐敗・堕落した姿を怒りを込めて弾劾し、被害者の若き学徒が正当に救済されることを願うものである。心ある多くの方々が本書を読まれ、世に埋もれつつあった集団リンチ事件の真相と、隠蔽に蠢いた国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者、マスコミらに対し怒りの飛礫を投げようではないか!
- 言語日本語
- 出版社鹿砦社
- 発売日2016/7/14
- ファイルサイズ42879 KB
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- 販売: Amazon Services International LLC
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商品の説明
出版社からのコメント
3・11福島原発事故以来、反(脱)原発の声の高まりの中から生まれた「反原連」(首都圏反原発連合)の成功から、「しばき隊」と称する集団が生まれた。しばき隊は「反差別」の金看板を盾に「カウンター」という運動を生み出した。また、2015年の反安保法案の運動の高まりからSEALDsと称する学生の運動が、表向き反原連と連携する形で登場した。‹br›本書では、ネットの世界で「十三ベース事件」として都市伝説化し隠蔽されてきた集団リンチ事件を被害者の協力を得て明らかにすることを通して、重層的に連携する反原連-SEALDs-しばき隊-カウンターの恐るべき実態に迫った。本書を突破口に、彼らの腐敗・堕落した姿を怒りを込めて弾劾し、被害者の若き学徒が正当に救済されることを願うものである。心ある多くの方々が本書を読まれ、世に埋もれつつあった集団リンチ事件の真相と、隠蔽に蠢いた国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者、マスコミらに対し怒りの飛礫を投げようではないか!
登録情報
- ASIN : B01M0SHDR1
- 出版社 : 鹿砦社 (2016/7/14)
- 発売日 : 2016/7/14
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 42879 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : 有効になっていません
- 本の長さ : 106ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 199位社会史
- - 365位マスメディア (Kindleストア)
- - 798位ジャーナリズム (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
目くそ鼻くそ。
責められてる側は当然の批判を受けているだけだが、
責めてる側も「反権力は無条件で正しい」と傲慢に思い込んでいる連中。
批判の内容が左翼による大概の反対活動に当てはまるのが面白い。
しかしこいつら、運動論やヘゲモニー闘争ばっかで、打開案の模索とか全然興味ないのな。
ああ、こんな感覚でやってんだと良く分かる面白い雑誌。
責められてる側は当然の批判を受けているだけだが、
責めてる側も「反権力は無条件で正しい」と傲慢に思い込んでいる連中。
批判の内容が左翼による大概の反対活動に当てはまるのが面白い。
しかしこいつら、運動論やヘゲモニー闘争ばっかで、打開案の模索とか全然興味ないのな。
ああ、こんな感覚でやってんだと良く分かる面白い雑誌。
2019年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
松岡氏の事実に基づき、正義を貫く一貫性を知り、応援する者です。
このような出来事を看過してはいけない。
何故毎日呑気に報道を垂れ流しているメディアが取り上げないのか。
名だたる知識人、政治家たちも何故か見て見ぬふり。
決して他人事ではない本件を追求する松岡氏を支持し続けます。
難をいえば、書籍として字が小さい。
kindleなどで読めば問題ないが。
このような出来事を看過してはいけない。
何故毎日呑気に報道を垂れ流しているメディアが取り上げないのか。
名だたる知識人、政治家たちも何故か見て見ぬふり。
決して他人事ではない本件を追求する松岡氏を支持し続けます。
難をいえば、書籍として字が小さい。
kindleなどで読めば問題ないが。
2016年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
通称「十三ベース事件」事件については、この本のp55に掲載されている被害者M君の写真がこのときの暴力の凄まじさを物語っています。当日の会話の録音記録や、李信恵氏の謝罪文もこの本に掲載されています。この事件は刑事事件としては今年の三月に一応の決着がついているようです(p65)が、その後民事訴訟になっているのですね。何はともあれ、暴力は不適切です。この事件の現場にいたという李信恵氏は、ジャーナリストとしての自覚と気概があるのなら、御自分の言葉で事件のあらましについて見解を表明すべきではないでしょうか。この本を出版した鹿砦社に見解を発表する場を要求すればきっと提供して下さるでしょう。
2016年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
解説・対談者は ろくでなし子さん以外は左派の方々だと思うのですが・・・
しばき隊と同じ側に立っているかと思われた方々の、反しばき隊本になっていると思います。
早くからこの事件の情報をつかんでいた
出版社の目線で詳細に書かれており、ネット情報では出ていなかった裏切り者二人の存在が際立っています。
この出版社内にいた者と、在日の趙博です。
特に 趙博の存在が鳥肌が立つほど気持ち悪いのです。
同じ在日の人にはこの人の行動原理がわかるらしく、それにも吐き気をもよおします。
リンチ事件の詳細はわかりましたが、この裏切り者の存在ですっきりと謎解決とはいかず、
読了後には気持ち悪さが残ります。
が、在日の禍々しさを知るにはいい本だと思います。
出てくる登場人物はいつもの 有田ヨシフ・香山リカ・シンスゴなどですが、左派の人から見ても
彼らの異常性がわかるのだと、少し安心しました。
しばき隊と同じ側に立っているかと思われた方々の、反しばき隊本になっていると思います。
早くからこの事件の情報をつかんでいた
出版社の目線で詳細に書かれており、ネット情報では出ていなかった裏切り者二人の存在が際立っています。
この出版社内にいた者と、在日の趙博です。
特に 趙博の存在が鳥肌が立つほど気持ち悪いのです。
同じ在日の人にはこの人の行動原理がわかるらしく、それにも吐き気をもよおします。
リンチ事件の詳細はわかりましたが、この裏切り者の存在ですっきりと謎解決とはいかず、
読了後には気持ち悪さが残ります。
が、在日の禍々しさを知るにはいい本だと思います。
出てくる登場人物はいつもの 有田ヨシフ・香山リカ・シンスゴなどですが、左派の人から見ても
彼らの異常性がわかるのだと、少し安心しました。
2016年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はやや左派で反差別ですが、過激な表現が苦手で、SNSでしばき系の表現方法に異を唱えた際に激しく抗議されたことが2度ほどあります。
本にもありますが、たとえ同じ反差別の人物でも、自分達の意に添わないと「集団で」激しく罵倒するのは事実ですし、私も全くシンパシーを感じません。
しかし、忘れてはいけないのは、「ネトウヨ」と呼ばれる人達の陰湿な嫌がらせはしばき系の上をいきますし(最近、植村隆氏の娘さんへ誹謗中傷をした人物が170万円の支払いを命じられました)、しばき系やSEALDsへの匿名での脅迫や嫌がらせも一度や二度ではなく、殺害予告までされています。
この本を読んで「メシウマ」と言わんばかりに喜んでいるアンチしばき隊やアンチSEALDsの右派の方々は、そのことをお忘れなきよう。
また、しばき隊が身を危険に曝して体を張って行う街頭カウンターは、反差別に一定の効果があったのも事実です。
本にもありますが、たとえ同じ反差別の人物でも、自分達の意に添わないと「集団で」激しく罵倒するのは事実ですし、私も全くシンパシーを感じません。
しかし、忘れてはいけないのは、「ネトウヨ」と呼ばれる人達の陰湿な嫌がらせはしばき系の上をいきますし(最近、植村隆氏の娘さんへ誹謗中傷をした人物が170万円の支払いを命じられました)、しばき系やSEALDsへの匿名での脅迫や嫌がらせも一度や二度ではなく、殺害予告までされています。
この本を読んで「メシウマ」と言わんばかりに喜んでいるアンチしばき隊やアンチSEALDsの右派の方々は、そのことをお忘れなきよう。
また、しばき隊が身を危険に曝して体を張って行う街頭カウンターは、反差別に一定の効果があったのも事実です。
2016年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リベラル寄りの出版社による本ではありますが、左右関係なく多くの人に
読んでもらいたい1冊です。内容は刺激的。SEALDsと称する団体に感じて
いた胡散臭さの正体が、かなり理解できました。
読んでもらいたい1冊です。内容は刺激的。SEALDsと称する団体に感じて
いた胡散臭さの正体が、かなり理解できました。
2016年7月22日に日本でレビュー済み
まずこの本が鹿砦社から刊行されていることに注目したい。鹿砦社はリベラリズム・反権力・反保守の立場から論陣を張ってきた出版社であり、本来ならば
しばき隊・SEALDs・反原連とは近しい関係にあるはずで、少し前までは交流を持っていたのだが彼らの手法やスタンスに疑問を感じ訣別したという経緯が
ある。この本に登場する人たちも合田夏樹氏以外は左翼・リベラリズムの論客たちで、そういう人たちがしばき隊・SEALDsの行為を徹底検証し批判すると
いうことに重い意味がある。私自身は保守主義にシンパシーを感じている人間なのでこの本の中で展開されている主張すべてに賛同しているわけではな
いが(安倍政権・憲法9条への評価など)、それでも高い評価を与えるのは真っ当な左翼・リベラリズムの視点によるしばき隊・SEALDs界隈への批判という
切り口に斬新さを感じたのと、かつて近い立場に居たからこそ指摘できるという点にリアリティを認めたからである。
しばき隊・SEALDs界隈の大きな特徴はその強烈なまでの独善性であろう。合田氏は「彼らは彼らの中だけで通用する宗教を作り信者になった」と指摘、
「神の代理人として正義の鉄槌を下す正義の使徒」を自任する連中であると定義づけている(96p)。そのため自分たちに対して批判的なスタンスをとった
り、自分たちの主張にほんの少しでもそぐわない意見を言う者は絶対に許容せず容赦なく攻撃する。その攻撃対象は左右を問わない。鄭玹汀氏、辺見
庸氏、そして高島章弁護士といったリベラル系の人士に対しても牙を剥いてくる。鹿砦社の松岡社長もSEALDsの奥田愛基から「こじらせ左翼」と罵倒さ
れたとのことで(7p)、その唯我独尊ぶりはまさにカルト宗教の域である。
高島弁護士と田中宏和氏との対談(22p~ )では、しばき隊・SEALDs界隈の界隈の黒幕的存在である野間易通のことを「スターリン」と喝破している。
スピーチが苦手でイデオローグとしての能力も無く、それでいて人の操り方や暴力の使い方に長けている汚れ仕事の専門家という点で、スターリンと野
間は共通していると両氏は指摘している。もちろん野間はスターリンよりはるかに小者だが、種類としては同じ種類の人間だということだろう。また、しば
き隊・SEALDsはちょっと見には日本共産党の操り人形という印象があるが、田中氏はむしろ日本共産党のほうがしばき隊・SEALDsに依存しているとい
う見解を提示している。高島弁護士はしばき隊・SEALDsらの「暴力体質」について「今どき中核派でもやりませんよ」と言いきっている。
その「暴力体質」が如実に表れたのが”十三ベース事件”であろう。本書の後半はその事件についての詳細なルポルタージュ3編が収録されていて、特別
取材班(53p~ )、松岡社長(72p~ )、合田氏(94p~ )がそれぞれの見地から事件の実情を克明に綴っている。被害者が一命を取り留めたのは不幸中
の幸いとも言うべきもので、殺されていても不思議でないくらいの凄まじい状況であったようだ。左翼運動があまりに先鋭化しすぎると内ゲバへと向かって
いくというのは過去にも連合赤軍、中核派vs革マル派、中国文革における紅衛兵同士の殺し合いなど例は数多くあるがしばき隊界隈の連中も確実にその
道を辿っていることが理解でき、読んでいて背筋が寒くなる思いがした。そしてしばき隊の後見人的存在である有田芳生参議院議員による事件隠蔽の疑
惑についての記事(99p~ )も注目に値する内容である。
しばき隊・SEALDs・反原連とは近しい関係にあるはずで、少し前までは交流を持っていたのだが彼らの手法やスタンスに疑問を感じ訣別したという経緯が
ある。この本に登場する人たちも合田夏樹氏以外は左翼・リベラリズムの論客たちで、そういう人たちがしばき隊・SEALDsの行為を徹底検証し批判すると
いうことに重い意味がある。私自身は保守主義にシンパシーを感じている人間なのでこの本の中で展開されている主張すべてに賛同しているわけではな
いが(安倍政権・憲法9条への評価など)、それでも高い評価を与えるのは真っ当な左翼・リベラリズムの視点によるしばき隊・SEALDs界隈への批判という
切り口に斬新さを感じたのと、かつて近い立場に居たからこそ指摘できるという点にリアリティを認めたからである。
しばき隊・SEALDs界隈の大きな特徴はその強烈なまでの独善性であろう。合田氏は「彼らは彼らの中だけで通用する宗教を作り信者になった」と指摘、
「神の代理人として正義の鉄槌を下す正義の使徒」を自任する連中であると定義づけている(96p)。そのため自分たちに対して批判的なスタンスをとった
り、自分たちの主張にほんの少しでもそぐわない意見を言う者は絶対に許容せず容赦なく攻撃する。その攻撃対象は左右を問わない。鄭玹汀氏、辺見
庸氏、そして高島章弁護士といったリベラル系の人士に対しても牙を剥いてくる。鹿砦社の松岡社長もSEALDsの奥田愛基から「こじらせ左翼」と罵倒さ
れたとのことで(7p)、その唯我独尊ぶりはまさにカルト宗教の域である。
高島弁護士と田中宏和氏との対談(22p~ )では、しばき隊・SEALDs界隈の界隈の黒幕的存在である野間易通のことを「スターリン」と喝破している。
スピーチが苦手でイデオローグとしての能力も無く、それでいて人の操り方や暴力の使い方に長けている汚れ仕事の専門家という点で、スターリンと野
間は共通していると両氏は指摘している。もちろん野間はスターリンよりはるかに小者だが、種類としては同じ種類の人間だということだろう。また、しば
き隊・SEALDsはちょっと見には日本共産党の操り人形という印象があるが、田中氏はむしろ日本共産党のほうがしばき隊・SEALDsに依存しているとい
う見解を提示している。高島弁護士はしばき隊・SEALDsらの「暴力体質」について「今どき中核派でもやりませんよ」と言いきっている。
その「暴力体質」が如実に表れたのが”十三ベース事件”であろう。本書の後半はその事件についての詳細なルポルタージュ3編が収録されていて、特別
取材班(53p~ )、松岡社長(72p~ )、合田氏(94p~ )がそれぞれの見地から事件の実情を克明に綴っている。被害者が一命を取り留めたのは不幸中
の幸いとも言うべきもので、殺されていても不思議でないくらいの凄まじい状況であったようだ。左翼運動があまりに先鋭化しすぎると内ゲバへと向かって
いくというのは過去にも連合赤軍、中核派vs革マル派、中国文革における紅衛兵同士の殺し合いなど例は数多くあるがしばき隊界隈の連中も確実にその
道を辿っていることが理解でき、読んでいて背筋が寒くなる思いがした。そしてしばき隊の後見人的存在である有田芳生参議院議員による事件隠蔽の疑
惑についての記事(99p~ )も注目に値する内容である。