人魚姫 [Blu-ray]
フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, 色 |
コントリビュータ | キティ・チャン, チャウ・シンチー, ツイ・ハーク, リン・ユン, クリス・ウー, ファン・シュージェン, ダン・チャオ, ショウ・ルオ, ジェン・ジーン |
言語 | 日本語, 中国語 |
稼働時間 | 1 時間 34 分 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
メーカーによる説明
|
|
|
|
---|---|---|---|
|
|
|
|
商品の説明
全世界興収600億円突破のメガ・ヒット!
『少林サッカー』『西遊記 ~はじまりのはじまり~』
チャウ・シンチー史上最強の最新作、ついに日本上陸!
<ストーリー>
海辺のリゾート開発を推し進める青年実業家リウによって環境を破壊された“人魚族"は、絶滅の危機に瀕していた。
タコ兄をリーダーとする一族は「リウ暗殺計画」を実行に移すべく、キュートな人魚シャンシャンを人間に変装させリウとの急接近を試みる。
リウは横暴な美人投資家ルオランへのあてつけにシャンシャンとデートに出かけると、思いがけずその純真さに惹かれてしまう…。
おカネだけが愛の対象だったリウと、彼を暗殺する気になれないシャンシャン。
二人の恋心とは裏腹に、人間vs.人魚族による武力戦へと発展していく──!
<キャスト>
人魚姫 シャンシャン:リン・ユン(平野綾)
リウ・シュエン:ダン・チャオ(堀江一眞)
ルオラン:キティ・チャン(中原麻衣)
タコ兄:ショウ・ルオ(加瀬康之)
リー氏:ツイ・ハーク(野島昭生)
ジェン社長:ジェン・ジーン(岩崎ひろし)
人魚の長老:ファン・シュージェン(沢田敏子)
ロン・ジェンフェイ:クリス・ウー(三好翼)
<映像特典> (計 約30分)
★メイキング(19分)
(撮影記録/喜劇王の演技指導/監督編/俳優編)
★NGシーン集(2分)
★オリジナル予告編5種(6分)
●日本版劇場予告編(2分)
★…BDのみの特典
<ポイント>
●前作『西遊記 ~はじまりのはじまり~』を超えた! チャウ・シンチー史上最強となるメガヒット・ファンタジー超大作!
中国で508億円(33億8,800万元)の興行収入を記録。(2016年9月23日時点)アジア映画歴代興行収入No.1を樹立し、世界で1億人以上の観客動員数を記録した。
アクション×コメディ×ロマンス×ファンタジーすべての要素が盛り込まれたファン圧巻のエンターテインメント巨編は、世界のシンチーファンを魅了する。
●チャウ・シンチー節炸裂! もはや原型をとどめていない、奇想天外な「人魚姫」のニュー・ストーリー!
アンデルセン童話でおなじみの「人魚姫」を、名監督チャウ・シンチーが原型をとどめない奇想天外な物語へと変貌させる!
人魚姫シャンシャンを演じるのは、12万人規模のオーディションから大抜擢された新人女優 リン・ユン。さらにシンチー映画といえばおなじみの面々が次から次へと登場。
なんと"香港のスピルバーグ"ツイ・ハークもサプライズゲストとして出演している!
●人魚姫役の平野綾をはじめ、豪華声優陣による日本語吹替を収録!
主人公の人魚姫シャンシャンを演じるのは、テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」でおなじみの人気声優 平野綾!
その他、堀江一眞、中原麻衣、加瀬康之、野島昭生など実力派声優陣が参加している。
●監督の演技指導やNGシーンなど、チャウ・シンチー監督が満載の特典映像を収録!
※ジャケット写真、商品仕様、映像特典などは予告なく変更となる場合がございますのでご了承ください。
©2016 The Star Overseas Limited
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語, 中国語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 80 g
- EAN : 4547462111784
- 監督 : チャウ・シンチー
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, 色
- 時間 : 1 時間 34 分
- 発売日 : 2017/7/5
- 出演 : リン・ユン, ダン・チャオ, キティ・チャン, ショウ・ルオ, ツイ・ハーク
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 北京語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- ASIN : B06ZZHC1GB
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,369位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 770位外国のファンタジー映画
- - 6,603位外国のアクション映画
- - 7,224位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ネタバレは極力避けてはいますが、少しあるかもしれません。
自分はカンフーハッスル以降の作品では一番面白かったです。
今回のヒロインに抜擢されたリン・ユンも12万人のオーディションの中から選ばれたそうで、
可愛らしいのに(いつものシンチー作品通り)ブスな演技をさせられるなども含め、とても良い演技をしてくれています。
過去の名作へのオマージュや自作のセルフパロディ、ナンセンスギャグ(無厘頭)、凝りに凝った映像演出などは
いつもの周星馳監督作品のノリで、高い位置で安定しているのでファンであれば間違いなく楽しめるでしょう。
ちょっと気になった点として、
シンチー作品にありがちな、一見ファミリー向けに見せかけて、
視聴者をドン引かせる陰惨で残虐な描写は本作にもありますので、嫌いな方は注意が必要です。
それと、作中に日本人が1人出ますが、
その役柄から(政治的に)反日感情あるのかなーとちょっと思ってしまい、
日本人としては少し悲しかったです。
その他、特典映像では相変わらず監督の厳しい演技指導が垣間見えますね。
役者さんは0.03秒単位での演技を要求されたそうです笑
本国での映画史に名を残す大ヒットとは裏腹に、
日本ではカンフーハッスル以降、プロモーションや公開館数がどんどん縮小されており、
このままでは日本公開がなくなったり、BD化しないのではないかという危機感があります。
周星馳氏が日本のアニメやゲーム、特撮、ドラマから多大な影響を受けており、
リスペクトしてくれていることは90年代の彼の作品のファンなら周知の事実ですが、
アジアの多くの国で大ヒットしているのに、その日本では受けていないのはあまりにも悲しいです。
少林サッカーやカンフーハッスルにも全く劣らない面白い作品なので、
是非BDを購入して観ていただきたいという個人的な願いから、この拙文を寄せています。
なお、完全に余談も余談となりますが、
この映画を10回以上繰り返して見る程好きだというファンの方は香港版BDも購入することをお勧めします。
理由は
・3D版本編収録(本国では3D版も上映された)
・広東語音声収録(周星馳監督作品と言えばやはりこっち、日本版は北京語オリジナル音声)
・特典映像が日本版と異なる(周星馳監督も出演する劇中歌「世間始終你好」MVなど)
・繁体字、簡体字字幕収録(日本語字幕で省略や意訳された小ネタに気付ける)
などです。
ただし、香港版は1枚のディスクに2Dと3Dの2バージョン収録している為、
日本版に比べ明確に画質が悪いです。
イルカがいる保護区域ですが開発のため埋め立てる計画です。
青羅湾には人魚族もいました。
人魚たちは水路も陸路も行き場はなく閉じ込められてしまいます。
「人間というのは邪悪なものだ」
リウを殺すしかない人魚たちはヒレを改造した美女シャンシャンを送り込み住みかを奪った恨みを晴らそうとしますが…
原題「 美人魚 Mermaid 」
12万人から選ばれたリン・ユンがかわいい。
まさに美人魚です。
人魚には男もいて他にタコ男もいます。
40億年前に海で最初の生命体が生まれます。我々の祖先は魚です。
人魚と人間は平和に共存するべき存在です。
「金より大事なものが?」と言うリウ。
「地球からきれいな水と空気ぐなくなったらいくら稼いでも意味がない」と答えるシャンシャン。
環境破壊や海洋汚染で始まる本作。
「何の権利があって我々を傷つける?」
タコ兄は言います。
人類はようやくプラスチックごみ削減に乗り出しました。
太地町のイルカ追い込み漁らしき映像も流れます。残虐です。
リウとシャンシャンの種を超えた愛。
愛はすべてを救う。
チャウ・シンチーの人気が香港で爆発し、次々とヒット作を生んだのは90年代。が、日本で広く知られるようになったのは、2001年の「少林サッカー」からだ(まあ、世界でもこの作品あたりから評価され始めたのだから、仕方ないかな)。
でも、90年代の作品は、当時ビデオという形で、結構たくさん発売されていた。香港での人気を知って、せっせとこれらのビデオをレンタルしていた私は、この頃からチャウ・シンチーのファンだった。案外、そんなファンも日本にはいたらしい。だけど、広くは知られていなかった。
本作は彼の最新監督作で、出演はしていない。90年代の作品はすべてと言っていいくらい出演していたのに、である。理由は定かではないが(一説にはシンチーが完璧主義過ぎるため、監督に徹したいから、とも言われている)、個人的にはシンチーはコメディ俳優としても魅力的だが、監督としての才能も非常に優れたものがあると思う。
特に、年々、世界での超ヒットにより、演出にも凝るようになり、俳優との兼任が難しくなったのかもしれない。
「人魚姫」も実に細かい所まで、脚本と演出が行き届いていて、コメディとしても、またラブストーリーとしても一級品だと思う。
シンチー作品の魅力は、そのコメディ演出のアイデアにあるのはもちろんだが、チャーリー・チャップリンのように、社会派の要素も盛り込み、涙を誘うドラマとしても一級品であることだ(故に、シンチー作品に笑いのみを求めちゃいけないよ、と言いたい)。
もし、心底、笑いたいなら90年代の作品を見るのがいい。近年の作品は円熟味が増して来ているが、90年代はその若き新鮮さがはち切れんばかりに詰まっていて、ギャグのアイデアは今見ても、斬新でユニークだ。
シンチー作品は、どの作品にも満点をあげたいが、90年代の作品が日本では、一部のファン意外に知られていないのが、悔しくてたまらない。で、星ひとつ、敢えて減らしました(えっ、90年代作品が評価されていないことと、どういう関係があるの?→自分で考えなさい)。
それに尽きますね。
アクション映画ではありません。
ヒロインの人魚を演じるリン・ユンの活かし方もさすがはチャウ・シンチー。最初にダン・チャオ演じるリウと彼女が出会う場面では、あえて彼女を不細工に描くのだが、そのあと少しずつ彼女が魅力的に映っていく。今回は悪女を演じているキティ・チャンのような正統派の美人ではないが、かわいらしくて放っておけない気持ちにさせる魅力がある(正統派美人ではないといっても、2016年の「最も美しい顔100人」14位に選ばれているが)。スー・チーに少し似た印象があり、スー・チーのように他の女優では替えが効かない独自のポジションを築く可能性を持っているような気がする。リン・ユンもキティ・チャンもチャウ・シンチーによって見いだされた女優だが、女優の魅力を見抜くのも彼の才能の一つのようだ。
懐かしい香港映画の遺伝子を受け継ぎながらも、確実に世界標準のレベルを超えてきたことを感じさせる中国映画の佳作である。