![人権と暴力の深層 2017年 06 月号 [雑誌]: 月刊紙の爆弾 増刊](https://m.media-amazon.com/images/I/61dqCmupvaL._SY445_SX342_.jpg)
事件自体については既に何度も書かれているので前半は飛ばし読みでもいいが、M君を踏み潰す悪辣な行為がまたも明るみに出る。
巻頭グラビアの中将有田に香山リカ。津田大介の限界。偽善者として描かれる岸正彦、仲岡しゅん。内部情報をほのめかす猫田銀八。M君リンチ事件の裁判の経過報告。
これでさらに続きがあるというのだから「おいおい」
こういうことを行うのは「反差別」「人権」「リベラル」ではなく、もはや「差別主義者」「人権無視」「権威・権力」だ。
そしてある在日コリアンの告白は、一般人でありながらも核心を突いていて心に響く。
唯一の救いは合田夏樹氏が「ささやん」から訴えられた裁判の記事。合田氏本人と奥様には悪いは笑わせてもらった。
沖縄反基地運動への「しばき隊」関与については、文中にあるように在特会の活動が縮小し闘う場所がないというのもあるが、元々暴力的で先鋭化している沖縄の反基地運動との親和性があるからだと評者は思う。
さらに評者として気になったのは「これが問題になれば関西方面でのジャーナリズム、法曹界、アカデミズムはすべて吹っ飛ぶ」
「
誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走
」
「
ノンフィクションの『巨人』佐野眞一が殺したジャーナリズム
」
「
百田尚樹『殉愛』の真実
」
との類似性である。
「だれ橋」の松本創氏、宝島社の井野良介氏やニュースサイト「リテラ」の神林広恵氏、川端幹人氏などの意見も聞いてほしいと思った。
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