『父、帰る』でヴェネチア国際映画祭グランプリ、『裁かれるは善人のみ』でゴールデン・グローブ賞受賞、アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、そして最新作の公開が控える注目の映画作家アンドレイ・ズビャギンツェフ監督長編第二作。ウィリアム・サロヤンの原作をアンドリュー・ワイエスの絵画からインスパイアされた圧倒的なビジュアルで映画化! 諦めと、そして諦められない何か――。それを身体の奥底に抱えてしまった時、ひとりの人間が見つめるのはいったい何か。人間の内面に徹底的に迫った胸を抉る人間ドラマの傑作が誕生した。