巻頭は、和田政宗参議院議員の「NHKはダメになってしまったか」。
NHKアナウンサー出身の和田議員は、最近のNHKは、あまりに公平を欠いた視点、飛躍したコメントや偏った構成の番組が目につき、おかしいを通り越して、既に「ダメだ」と言い切っても良いレベルになってしまっていると述べている。
毎年8月になると放送各社は戦争関連の特別番組を放送する。今年のNHKは10本を超える番組を放送したが、一面的な見方、十分とはいえない検証のもとに「日本は酷いことをした、日本が悪い」という結論に誘導しようという意思が透けて見えるものばかりだった。
ひとつの事象に対して異なる見方と評価を提供し、十分な検証を加えていくのがメディアの在り方で、それが真実を追求するジャーナリズムの本質であるはずである。ところが、近年のメディアはこの「客観的に検証し評価」というプロセスが抜け落ち、結論ありきの情報発信に終始してしまっている。
世の中に起きる出来事のほとんどは、視点や立場によって評価が大きく異なるものなので、一面的な見方をせず、色々な角度から客観的に検証し、評価していくのがメディアの役割である。しかし現状は「結論ありき」という報道機関として危険な領域に足を踏み入れつつあるように感じてしまうと述べている。
ジャパニズム編集部による「LGBT当事者も! マイノリティーたちはあの騒動をどう見ているか」。
「新潮45」8月号の杉田議員の記事を巡って起きた騒動に対して、LGBT当事者から、「『生産性』はいい感じではないが、それだけ取り上げて攻撃するのは疑問」「どうしてこの問題が反安倍に?」といった声が上がっている。
<杉田議員がLGBTを差別してるというのは曲解だと思う。杉田議員は、日本ではLGBTへの偏見や悪意はなくハンディもないという考えをベースに、LGBTへの特別な支援への疑問を提唱しているだけではないか。抗議行動はLGBTにとってプラスになることはないだろう。「LGBT=弱者」と思ってくれる人は増えると思うので、そういう目で見たい、見られたい「弱者と強者の世界」が好きな人にはプラスだと思う。私は、LGBTという言葉がなくなって初めて、差別もなくなると思うが…>
<尾辻かな子議員らやLGBT活動家の言い分については、様々な意見もあるが、大抵の当事者は冷静で、自分達を出汁にされることを不愉快に感じることも多いように思う。LGBTトイレという望んでもいないものが行政に広まったこともあった。杉田議員へのデモや街宣は人数を見ても分かる通り、多くの共感を呼んでいない。当事者の多くは”騒いでほしくない”が本音ではないか>
在日韓国・朝鮮人
<杉田議員の発言はどこが問題かというのが、正直なところ。少子化対策に有効なことに予算を使うのは、当然のことで、言葉の揚げ足を取って騒ぐような問題ではないだろう。左翼が騒ぎ、在日の文化人と称する人がこれに便乗するのを見ていると、怒るよりも「暇だなあ」と思ってしまう>
<在日への差別に対する無責任な代弁をしている活動家などは、社会を破壊するための材料にしているので、取るに足らないと感じる。まさか反差別を語ることが生業になっていて、差別されている人を探している人がいるとは思いたくないが、もしそうなら、これほど残念なことはない>
福島県民
<原発事故に巻き込まれ、大変な思いをしている県民や脱原発を主張する県民がいることも確かだが、だからと言って福島県を一括りにされ「人が住めない場所」のように貶められ、政権攻撃のネタにされることは県民の望むところではないと思う。杉田議員の記事についても、反発する人がいる一方で、至極当然と捉える人もいるようである。自分たちと反対の意見があることを認めたうえで、杉田議員を批判するならまだ分かるのだが、すべてのLGBT当事者を傷つけるという前提で話をするのは、自分達の意見が絶対で反論は認めないという、原発に反対する人々と共通するものを感じる>
沖縄県民
<(反基地活動について)「勝手に沖縄を代表するな」ということ。現状としては、賛成、反対を明確にしていない中間層が大半を占めていると思う。沖縄全体が基地に反対しているという論調は、私たちを政権攻撃の道具として使っているからとしか思えない。杉田議員の件にしても、言論の範囲を超えているとは思えない。杉田議員へのバッシングには、沖縄の基地問題と同じく、勝手にLGBTを代弁しているようなものを感じる。当事者は置き去りのまま、必要のない対策で税金を浪費させ、日本の秩序を破壊するという同じ結果が見え隠れするように感じる>
中国人漫画家孫向文氏
<パヨクやパヨクのマスメディアが安倍首相を攻撃するために、発言の一部を切り取り、曲解して炎上させたときと全く同じ手口ではないか。僕のツィッターのフォロワーの中にも、パヨクの騒ぎに反感を持つ人が複数いる。「政治利用されるのは嫌だ」の声も多数ある。また一部のゲイの人が「LGBT差別に罰則を」と訴えているが、僕は反対である。LGBTに対する違和感まで処罰するというなら、もはやファシズム国家。そもそも杉田記事はLGBTを不当に差別しているのか。「税金をどこに使うか?」の議論だろう。「LGBTは弱者だから支援すべき」という発想はおかしい。LGBTの中には、才能があって高額所得者もたくさんいる。彼らに「弱者」とレッテルを貼る事こそ差別である>
LGBTに限らず、マイノリティーの中にも、ノイジーマイノリティーとサイレントマジョリティーが存在する事を念頭に問題への対処を考えていくべきだろう。
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表紙イラスト:小林拓己
- 言語日本語
- 出版社青林堂
- 発売日2018/10/10
- ファイルサイズ96425 KB
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- 販売: Amazon Services International LLC
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登録情報
- ASIN : B07JW64DF5
- 出版社 : 青林堂 (2018/10/10)
- 発売日 : 2018/10/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 96425 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
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- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 318ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 584,467位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,002位政治 (Kindleストア)
- - 11,099位政治入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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1978年大阪生まれ奈良育ち。
美術短大を卒業後、OLを経て、26歳から早稲田大学政治経済学部へ。
在学中は株アイドルとして金融情報を提供するブロガーの傍ら、ファンドでインターン。
早大卒業後に英金融機関に勤め、現在はF35のチップソリューションを設計した技術者とRevatron株式会社を創業し、ファーウェイからのスパイ被害に遭った。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月11日に日本でレビュー済み
本誌は、2ヶ月ごとの発売であり、偶数月の10日頃に新たに出るのを楽しみと致します。月刊誌の老舗「文藝春秋」や休刊した「新潮45」みたいに、もっと広域なテーマで編集されたら良いのかと思います昨今でして、ごく日常的な生活の中でのジャパニズムを取り上げるような、そんな誌面であれば面白いのと考えます。その方針で進行されたら、いずれ月刊誌化されるもの良いのではと思います。例えば、「新潮45」で為し得なかった事柄や、石破さんが退屈な国会の時間つなぎ的な場で読んでいる「文藝春秋」みたいな内容も、貴誌に備わって可と考えるものです。
「小説現代(講談社)」が暫時の休刊を経て後に、来春(2019)には新たな誌面で(但し、誌名は変わらずに)、中間小説を主体からカルチャー誌面に移行されるとかですが、貴誌もまた独自なカルチャー誌としてのカラーをより前面に出されたら、さらに発展されるかと思います。
「文藝春秋」をカジュアルにした感じと、「新潮45」を身近な存在にした感じと、それ等が備われば、貴誌は大いに伸びる誌面です。品のある編集ですので、その点は崩さずに、しかし間口を広げられて行けば良いかと思います。
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