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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 15 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版
「恋愛は告白した方が負けなのである!」 エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った会長・白銀御行と副会長・四宮かぐや…。この両想いであるはずの天才2人が、互いに相手に惚れさせ、相手から告白させようと日常の全てで権謀術数の限りを尽くす、新感覚のラブコメ!! 第15巻では、新章に突入!! 文化祭でのウルトラロマンティックを経て、急接近した白銀とかぐや。世間のクリスマスムードが高まる中、このまま“普通”の恋人同士になるかと思いきや、“氷”のかぐやが目覚めてしまう…。“完璧でありたい”白銀と、“完璧じゃない”所こそを求めるかぐや、まだまだ、“ファーストキッスは終わらない”。
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2019/7/19
- ファイルサイズ60473 KB
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登録情報
- ASIN : B07TCL4B31
- 出版社 : 集英社 (2019/7/19)
- 発売日 : 2019/7/19
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 60473 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
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- 本の長さ : 211ページ
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全治1巻な氷かぐや編。丸々1冊素晴らしいお話でした。
14巻を最終巻と勘違いして涙ぐみながら読みましたが、15巻も微エモで、なんだか沁みます。
とはいえ、冒頭「藤原 突然のピンチ」で、もう笑ってしまった。恐怖の特訓エピソード予約追加(笑)
今回の見所は、かぐや様と白銀会長の弱い部分の暴露。
2人の弱い部分の本音の言い合いは、これまでの積み重ねもあって、胸に迫るものがあります。
全体的には、文化祭編の盛り上がりの後でこの展開は微妙かもですが、何度か読み直してみたら、かなりの面白さと完成度。いくつか過去の話をなぞる展開と、各エピソードに散りばめられた対比が良い。
あと、何気にヤブ医者再登場だが、意外なキャラとの繋がりが……。
イブを恋人とスイートで過ごすヤブ医者の孫が心配(笑)
16巻が9月19日に発売ということで、もう今から楽しみです。
14巻を最終巻と勘違いして涙ぐみながら読みましたが、15巻も微エモで、なんだか沁みます。
とはいえ、冒頭「藤原 突然のピンチ」で、もう笑ってしまった。恐怖の特訓エピソード予約追加(笑)
今回の見所は、かぐや様と白銀会長の弱い部分の暴露。
2人の弱い部分の本音の言い合いは、これまでの積み重ねもあって、胸に迫るものがあります。
全体的には、文化祭編の盛り上がりの後でこの展開は微妙かもですが、何度か読み直してみたら、かなりの面白さと完成度。いくつか過去の話をなぞる展開と、各エピソードに散りばめられた対比が良い。
あと、何気にヤブ医者再登場だが、意外なキャラとの繋がりが……。
イブを恋人とスイートで過ごすヤブ医者の孫が心配(笑)
16巻が9月19日に発売ということで、もう今から楽しみです。
2019年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ面白くなるのか、、本当に驚愕です。
大袈裟でなく、こんな作品に出会ったことがありません。
どうしてかこの作品は読めば読むほど、
赤坂アカ先生自身の哲学や感性に興味が惹かれて仕方がありません。
私に権限があるなら「国民栄誉賞」授与したい位です。
こんな作品生み出す労力は凡人には想像も付きませんが、
許されるのなら永遠に続いて欲しいです。
大袈裟でなく、こんな作品に出会ったことがありません。
どうしてかこの作品は読めば読むほど、
赤坂アカ先生自身の哲学や感性に興味が惹かれて仕方がありません。
私に権限があるなら「国民栄誉賞」授与したい位です。
こんな作品生み出す労力は凡人には想像も付きませんが、
許されるのなら永遠に続いて欲しいです。
2019年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いきなりですが、自分は少年誌や青年誌のラブコメが大嫌いでした。
何の取り柄もない男(=読者の分身)が、労せずして魅力的な女の子達から好かれる(=読者の願望)、
そんなご都合主義で読者を結局馬鹿にしている漫画に辟易していました。ずっと。
あまりに興味がなかったので偏見も入ってるかもしれません。
とにかく自分は恋愛に重きを置いたラブコメは読んでこなかったわけです。
けれど、この漫画は違いました。読んでよかった。
物語当初からの重要ワード「恋愛は告白した方が負け」。
白銀とかぐやの二人は、相手に告らせる=自分を好きだと認めさせる為にこれまでずっと画策してきました。
けれど今巻では、物語開始以前からの『相手に好かれる努力や葛藤』をしてきた彼らの内面が明かされます。
上記のラブコメのようなご都合主義では『好き』を獲得できない、
だから白銀は死に物狂いの努力で虚勢を張り続け、かぐやは誰にも好かれなかった氷の一面を隠すようになった。
その努力が報われたのが14巻の文化祭編。
けれどそこに辿り着くまでの過程で、彼らの外面は本来の自己像から大きくかけ離れてしまっていた。
そんな者同士で両想いになっても、虚像の自分だけ愛されても、それで本当に幸せなの? という問題に、真っ向から向き合ってます。
…向き合いつつも、作中ではギャグ要素が満載なのですが(笑) しかもそのギャグが本気で面白いからすごい。
あと、氷かぐや期間中は脳内会議同様に台詞の文字も筆書体っぽいのとか、地味に芸が細かい。
男の白銀が見せたくなかった一面が『弱さ』や『無能さ』、女のかぐやがあえて見せた一面が『性格の悪さ』や『冷たさ』という、互いの隠してきた面が性別的に減点対象なのも良かったです。
かぐやの冷たさは白銀的にマイナスポイントじゃないと言われてますが、藤原母(笑)に代表される母性的な優しさや包容力はやはり女性の強みでしょう。
だからかぐやはずっと藤原さんに嫉妬していたのかなぁと。
白銀の強くありたいという姿勢も男の子っぽいですね。お医者さんがかなり良いこと言いかけてるのですが(笑)
最後に、最終ページ「16巻に続く」の一枚絵が好きです。
文化祭とはうって変わってロマンティックの欠片もない駄目駄目な会長の贈り物が、それでもかぐや姫を象徴する月に届いた。
文化祭編が二人の恋のA面なら、氷かぐや編はB面なのでしょうね。
満月ではなく半月なのは、面倒くさくて可愛くない『四宮かぐやの半分』を表しているのかと思いますが、
留学や四宮家等の難題山積みのこの物語がまだ途上であることの暗喩かもしれません。
16巻のNEW GAME編も楽しみです(^^)
何の取り柄もない男(=読者の分身)が、労せずして魅力的な女の子達から好かれる(=読者の願望)、
そんなご都合主義で読者を結局馬鹿にしている漫画に辟易していました。ずっと。
あまりに興味がなかったので偏見も入ってるかもしれません。
とにかく自分は恋愛に重きを置いたラブコメは読んでこなかったわけです。
けれど、この漫画は違いました。読んでよかった。
物語当初からの重要ワード「恋愛は告白した方が負け」。
白銀とかぐやの二人は、相手に告らせる=自分を好きだと認めさせる為にこれまでずっと画策してきました。
けれど今巻では、物語開始以前からの『相手に好かれる努力や葛藤』をしてきた彼らの内面が明かされます。
上記のラブコメのようなご都合主義では『好き』を獲得できない、
だから白銀は死に物狂いの努力で虚勢を張り続け、かぐやは誰にも好かれなかった氷の一面を隠すようになった。
その努力が報われたのが14巻の文化祭編。
けれどそこに辿り着くまでの過程で、彼らの外面は本来の自己像から大きくかけ離れてしまっていた。
そんな者同士で両想いになっても、虚像の自分だけ愛されても、それで本当に幸せなの? という問題に、真っ向から向き合ってます。
…向き合いつつも、作中ではギャグ要素が満載なのですが(笑) しかもそのギャグが本気で面白いからすごい。
あと、氷かぐや期間中は脳内会議同様に台詞の文字も筆書体っぽいのとか、地味に芸が細かい。
男の白銀が見せたくなかった一面が『弱さ』や『無能さ』、女のかぐやがあえて見せた一面が『性格の悪さ』や『冷たさ』という、互いの隠してきた面が性別的に減点対象なのも良かったです。
かぐやの冷たさは白銀的にマイナスポイントじゃないと言われてますが、藤原母(笑)に代表される母性的な優しさや包容力はやはり女性の強みでしょう。
だからかぐやはずっと藤原さんに嫉妬していたのかなぁと。
白銀の強くありたいという姿勢も男の子っぽいですね。お医者さんがかなり良いこと言いかけてるのですが(笑)
最後に、最終ページ「16巻に続く」の一枚絵が好きです。
文化祭とはうって変わってロマンティックの欠片もない駄目駄目な会長の贈り物が、それでもかぐや姫を象徴する月に届いた。
文化祭編が二人の恋のA面なら、氷かぐや編はB面なのでしょうね。
満月ではなく半月なのは、面倒くさくて可愛くない『四宮かぐやの半分』を表しているのかと思いますが、
留学や四宮家等の難題山積みのこの物語がまだ途上であることの暗喩かもしれません。
16巻のNEW GAME編も楽しみです(^^)
2019年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
14巻に掲載されたエピソード『二つの告白』によって、2人の恋愛模様には一つの決着がついたように思えました。果たして2人はそのままくっつき、ここぞとばかりにイチャイチャし出すかと思いきや…まさかのかぐやの変貌、そこからのストレスフルな展開。混乱した読者も多いのではないでしょうか。正直、このようなエピソードを描くのは作り手としても勇気が要ったと思います。
何より、この15巻の内容は、『二つの告白』、ひいてはそこで描かれたウルトラロマンティックをある意味で否定するものでした。
実際、今巻を読んでからあのエピソードを読み返すと、そこには確かに欺瞞とも呼べるものが存在していたことが分かります。会長は周到に準備をした上で完璧な自分を演出し、かぐやもまた仮面を被ったままそれに応える。もちろん傍から見る分には最高の盛り上がりでしたが…仮にあのまま付き合っていたとしても、いずれボロが出ていたでしょう。
別作品で申し訳ありませんが、つい先日完結した某作品に、このような台詞がありました。
「あいつが好きなのは理想化した俺で、その妄想が度を超えてるから付き合っても未来がない」
(『湯神くんには友達がいない』2巻より、湯神くんの台詞)
この台詞の発言主(湯神くん)は良く知らない相手からラブレターを貰ったのですが、その内容が明らかにおかしい(自分が気まぐれに見せた一面を極限まで美化して捉えている)ため、このまま付き合うことはとてもできないと考え↑の発言に至った、というエピソードです。
この場合とはもちろんキャラの性格や立場など全く違いますが、かぐやが感じた不安も要はこれと似たようなものだったのではないでしょうか。
特に彼女は聡明ですから、これから先ずっと一緒にいることを考えた時に、偽りの自分…とまでは行かなくとも、自分の限られた面だけを見せていて良いのか?何かの拍子に隠していた別の自分が出てしまい、幻滅されたら?そんな不安を抱えたまま、付き合えない。ましてや、今後確実に障害となるであろう雁庵(父親)に対抗できないと、そう考えたのではないでしょうか。
そして恐らくその不安は白銀にもあったはずです。ただ、彼はかぐやと違い、自分を曝け出すことではなく、理想の自分を演じ切ることを選びました。これによる2人のすれ違いと、その解消が今巻のテーマだったのだと思います。
とは言えこの問題が完全に解消されたかというと、そうではないと私は思います。特に、白銀のコンプレックスはかなりの筋金入りのようですし…。もちろんこれはそんな簡単な問題でもないですから、今後付き合っていく中で、問題が顕在化する度に向き合っていくしかないのでしょう。ただ、今巻のラスト『普通のロマンティック』を見届けて、2人の未来についてはある程度希望が持てるものになったと思います。
私は、良い漫画には『気付き』があると思っています。
今巻の一連のエピソードは、男女間の恋愛が成就することは、必ずしもその後の幸せを保証しないという気付きを与えてくれました。
多くのラブコメでは『付き合う=ゴール』であり、付き合いさえしてしまえばその後の幸せは確約されたようなもの、という風な扱いがされます。でも世の中には、付き合って別れることも、結婚して離婚することもザラにあります。
では、どうすれば持続的な幸せが得られるのか?その一つの答えが、今巻で示された『お互いを理解しようと努力することをやめない』ということではないでしょうか。自分の理想を一方的に押し付ける訳ではなく、また自分の素を無批判に受け入れさせる訳でもなく、お互いが努力し、かと言って無理せず、お互いを尊重し合えるような関係を築くこと。それが、二人で幸せになるために必要なことだと、この巻を読んで感じました。
…と、ここまで肯定的に書いておいて何故星四つかというと、一つだけ、どうしても違和感のある描写があったからです。先に言っておくと、物凄くどうでも良い内容なので、多分私以外の人は誰一人として共感しないと思いますが、一応書きます。
それは、ゴッドハンド田沼正造による白銀の診断結果が『恋の病』だったことです。
もちろんこれが、以前のかぐやの診断結果と対比させたコメディとしての『お約束』だったことは分かります。が、あの時とは症状がかなり異なります。かぐやの場合は好きな人に接近すると心拍数が急上昇する、という過去に例のない、恋のドキドキの最上級みたいな症状だったのでそう診断する他に無かったのだろう、と大した違和感はありませんでしたが、今回はストレスによる寝不足、ストレスが極限に達して倒れる等、既に名の付いている病気に少なくとも片足は突っ込んでいるように思えます。もちろん、全ての原因が恋愛のストレスであることは間違いないですし、広義の俗称としては恋の病と言って良いものだと思いますが、病院の診断結果として『恋の病』と、しかも心臓外科医である田沼医師が診断することが果たして妥当なのか?という疑問を抱いてしまったというのが本音です。
もちろん、コメディである以上度を過ぎたシリアス展開は避けたいでしょうし、そこに一定の理解はありますが、かぐやも母親を心臓病で亡くしていたりと『病気』というのはこの作品においてそれなりに重要なファクターであると思っています。なのでいざその辺りのエピソードをやるとなった時に、説得力のある描写ができるのだろうか?と言う点を、ほんの少しだけですが不安に思ってしまいました。
とは言え大筋ではまだまだ大いに期待していますので、変な理由で星を減らしてしまいましたが、次巻も楽しみに待ちたいと思います。
何より、この15巻の内容は、『二つの告白』、ひいてはそこで描かれたウルトラロマンティックをある意味で否定するものでした。
実際、今巻を読んでからあのエピソードを読み返すと、そこには確かに欺瞞とも呼べるものが存在していたことが分かります。会長は周到に準備をした上で完璧な自分を演出し、かぐやもまた仮面を被ったままそれに応える。もちろん傍から見る分には最高の盛り上がりでしたが…仮にあのまま付き合っていたとしても、いずれボロが出ていたでしょう。
別作品で申し訳ありませんが、つい先日完結した某作品に、このような台詞がありました。
「あいつが好きなのは理想化した俺で、その妄想が度を超えてるから付き合っても未来がない」
(『湯神くんには友達がいない』2巻より、湯神くんの台詞)
この台詞の発言主(湯神くん)は良く知らない相手からラブレターを貰ったのですが、その内容が明らかにおかしい(自分が気まぐれに見せた一面を極限まで美化して捉えている)ため、このまま付き合うことはとてもできないと考え↑の発言に至った、というエピソードです。
この場合とはもちろんキャラの性格や立場など全く違いますが、かぐやが感じた不安も要はこれと似たようなものだったのではないでしょうか。
特に彼女は聡明ですから、これから先ずっと一緒にいることを考えた時に、偽りの自分…とまでは行かなくとも、自分の限られた面だけを見せていて良いのか?何かの拍子に隠していた別の自分が出てしまい、幻滅されたら?そんな不安を抱えたまま、付き合えない。ましてや、今後確実に障害となるであろう雁庵(父親)に対抗できないと、そう考えたのではないでしょうか。
そして恐らくその不安は白銀にもあったはずです。ただ、彼はかぐやと違い、自分を曝け出すことではなく、理想の自分を演じ切ることを選びました。これによる2人のすれ違いと、その解消が今巻のテーマだったのだと思います。
とは言えこの問題が完全に解消されたかというと、そうではないと私は思います。特に、白銀のコンプレックスはかなりの筋金入りのようですし…。もちろんこれはそんな簡単な問題でもないですから、今後付き合っていく中で、問題が顕在化する度に向き合っていくしかないのでしょう。ただ、今巻のラスト『普通のロマンティック』を見届けて、2人の未来についてはある程度希望が持てるものになったと思います。
私は、良い漫画には『気付き』があると思っています。
今巻の一連のエピソードは、男女間の恋愛が成就することは、必ずしもその後の幸せを保証しないという気付きを与えてくれました。
多くのラブコメでは『付き合う=ゴール』であり、付き合いさえしてしまえばその後の幸せは確約されたようなもの、という風な扱いがされます。でも世の中には、付き合って別れることも、結婚して離婚することもザラにあります。
では、どうすれば持続的な幸せが得られるのか?その一つの答えが、今巻で示された『お互いを理解しようと努力することをやめない』ということではないでしょうか。自分の理想を一方的に押し付ける訳ではなく、また自分の素を無批判に受け入れさせる訳でもなく、お互いが努力し、かと言って無理せず、お互いを尊重し合えるような関係を築くこと。それが、二人で幸せになるために必要なことだと、この巻を読んで感じました。
…と、ここまで肯定的に書いておいて何故星四つかというと、一つだけ、どうしても違和感のある描写があったからです。先に言っておくと、物凄くどうでも良い内容なので、多分私以外の人は誰一人として共感しないと思いますが、一応書きます。
それは、ゴッドハンド田沼正造による白銀の診断結果が『恋の病』だったことです。
もちろんこれが、以前のかぐやの診断結果と対比させたコメディとしての『お約束』だったことは分かります。が、あの時とは症状がかなり異なります。かぐやの場合は好きな人に接近すると心拍数が急上昇する、という過去に例のない、恋のドキドキの最上級みたいな症状だったのでそう診断する他に無かったのだろう、と大した違和感はありませんでしたが、今回はストレスによる寝不足、ストレスが極限に達して倒れる等、既に名の付いている病気に少なくとも片足は突っ込んでいるように思えます。もちろん、全ての原因が恋愛のストレスであることは間違いないですし、広義の俗称としては恋の病と言って良いものだと思いますが、病院の診断結果として『恋の病』と、しかも心臓外科医である田沼医師が診断することが果たして妥当なのか?という疑問を抱いてしまったというのが本音です。
もちろん、コメディである以上度を過ぎたシリアス展開は避けたいでしょうし、そこに一定の理解はありますが、かぐやも母親を心臓病で亡くしていたりと『病気』というのはこの作品においてそれなりに重要なファクターであると思っています。なのでいざその辺りのエピソードをやるとなった時に、説得力のある描写ができるのだろうか?と言う点を、ほんの少しだけですが不安に思ってしまいました。
とは言え大筋ではまだまだ大いに期待していますので、変な理由で星を減らしてしまいましたが、次巻も楽しみに待ちたいと思います。
2019年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いまさら特に言うべきことではないのだが……。
赤坂アカは天才だ。
『ib -インスタントバレット-』で既に明らかになっている氏の力量は、本巻144話「かぐや様は許したい(氷)」でも遺憾なく発揮される。眞妃ちゃんが目立つこのエピソードに私は大笑いし、そしてその見事さに唸った。ひとつの場面と、まったく別の場面とを結びつけるのが、これほど巧みな漫画家は本当に稀だと思う。
そして物語は、かぐやの中にある葛藤の話へと移ってゆく。
強く完璧に見える人の中にも、吐き出せないつらさや、もがき苦しむほどの痛みと激情が満ちている。明るいラブコメでも、ヒロインの苦悩する内面が描かれるのは別に珍しくはないが、赤坂アカ氏はその表現が群を抜いてうまい。
146話。病室で、倒れた白銀を見守り、後悔に苛まれるかぐや。自然体でいても、他人を傷つけることしかできない彼女。幾多の痛みを押し殺して、悪魔のように計算高く振る舞ってきた彼女。つらさから逃れ、孤独という安堵を得るために、あえて優しさを捨てる道を選んだ彼女。かつてかぐやに傷つけられた人たちの悲しみの叫びは、常人ならば当たり前のもので、読んでいるとむしろそっちの側に感情移入してしまう。
だが、氷かぐやの人格は、冷酷な家庭教育によって生まれたもの。仮面を外せば、そこに現れるのは脆くて弱く、多感で臆病なひとりの少女だ。
そんな彼女が、白銀への恋をきっかけに、捨てていたものを、優しさを取り戻していく過程は、じんわりと温かく染み入ってくる。
彼女の中のいくつもの人格が語り合い、やがてひとつの答えにたどり着いたとき、白銀は目覚め——そしてあの二人が颯爽と再登場する。
切なく哀しいシリアスから、突然の爆笑への軽やかなステップ。いやほんと、もう参ってしまった。スゴいです。ええ、もう一生、赤坂アカの作品を買い続けますとも。
作品の中ではしっかりと時が刻まれているが、白銀・かぐや・二人の周囲の人たちと、おそらくはラスボスのかぐや父との決戦が近づいているのだろうか。時限爆弾のような緊迫感も確かにあり、それにもドキドキさせられる。
ところで。
出番は少なくとも、とてつもない存在感を放っている、龍珠桃さんがメインとなるエピソードを、楽しみにしてます。私ファンです。彼女の。赤坂先生、お願いだから描いてください。
しかし、これほどサブヒロインたちが魅力的な作品も希有である。この作品が無かったら、私はヤングジャンプを買っていないよ。
最後に、アニメも続編を望む!
赤坂アカは天才だ。
『ib -インスタントバレット-』で既に明らかになっている氏の力量は、本巻144話「かぐや様は許したい(氷)」でも遺憾なく発揮される。眞妃ちゃんが目立つこのエピソードに私は大笑いし、そしてその見事さに唸った。ひとつの場面と、まったく別の場面とを結びつけるのが、これほど巧みな漫画家は本当に稀だと思う。
そして物語は、かぐやの中にある葛藤の話へと移ってゆく。
強く完璧に見える人の中にも、吐き出せないつらさや、もがき苦しむほどの痛みと激情が満ちている。明るいラブコメでも、ヒロインの苦悩する内面が描かれるのは別に珍しくはないが、赤坂アカ氏はその表現が群を抜いてうまい。
146話。病室で、倒れた白銀を見守り、後悔に苛まれるかぐや。自然体でいても、他人を傷つけることしかできない彼女。幾多の痛みを押し殺して、悪魔のように計算高く振る舞ってきた彼女。つらさから逃れ、孤独という安堵を得るために、あえて優しさを捨てる道を選んだ彼女。かつてかぐやに傷つけられた人たちの悲しみの叫びは、常人ならば当たり前のもので、読んでいるとむしろそっちの側に感情移入してしまう。
だが、氷かぐやの人格は、冷酷な家庭教育によって生まれたもの。仮面を外せば、そこに現れるのは脆くて弱く、多感で臆病なひとりの少女だ。
そんな彼女が、白銀への恋をきっかけに、捨てていたものを、優しさを取り戻していく過程は、じんわりと温かく染み入ってくる。
彼女の中のいくつもの人格が語り合い、やがてひとつの答えにたどり着いたとき、白銀は目覚め——そしてあの二人が颯爽と再登場する。
切なく哀しいシリアスから、突然の爆笑への軽やかなステップ。いやほんと、もう参ってしまった。スゴいです。ええ、もう一生、赤坂アカの作品を買い続けますとも。
作品の中ではしっかりと時が刻まれているが、白銀・かぐや・二人の周囲の人たちと、おそらくはラスボスのかぐや父との決戦が近づいているのだろうか。時限爆弾のような緊迫感も確かにあり、それにもドキドキさせられる。
ところで。
出番は少なくとも、とてつもない存在感を放っている、龍珠桃さんがメインとなるエピソードを、楽しみにしてます。私ファンです。彼女の。赤坂先生、お願いだから描いてください。
しかし、これほどサブヒロインたちが魅力的な作品も希有である。この作品が無かったら、私はヤングジャンプを買っていないよ。
最後に、アニメも続編を望む!